既に退職してしまった新人看護師へ!どうしよう・・・と不安な方へ!早期退職した新人看護師のその後を一緒に考える。
ツイート気にするな!13人に1人の新人が退職している
念願の看護師免許を取得して就職したものの、様々な事情で既に退職した新人看護師もいることでしょう。
親や周囲からは「こんなに早く辞めたの!?」と、叱られたり責められたりした方もいるかも知れません。
でも、気にすることはありません!
看護師は新人の13人に1人が早期離職するのです。
そして、必ず再就職先は見つかります!
今は、多かれ少なかれ、精神的に参っている時期です
早期退職に踏み切った新人看護師も、その理由は様々だと思います。
- 仕事の忙しさについて行けなかった。
- なかなか仕事が覚えられなかった。
- 自分は看護師に向いていないと思うことがあった。
- 責任の重さに耐えられなかった。
- 過酷な勤務で体調を崩した。
- 間関係に疲れた。
- 先輩・プリセプターのいじめに遭った。
- 精神的に限界だった。
いずれにしろ、退職したことによって、少なからず精神的ダメージを受けている方も多いでしょう。
看護師を続けるか?続けないか?
人間関係に悩んでいた方は、そのしがらみから逃れることのできた安堵感と同時に、「このままで良いのだろうか?」という焦りや、「本当にこれで良かったのだろうか?」という複雑な感情があると思います。
せっかく取得した看護師免許。看護師として働きたい気持ちはあるけれど、また同じような目に遭うのだけは嫌だ…と、葛藤している方も多いでしょう。
今は、まだ傷が完全に癒えていません。
今、無理をすると、再びダメージを受けてしまうおそれもあります。
そこで、まずは「リハビリ」と思って、これからのことを考えていきましょう。
今は、将来一人前の看護師になるための準備期間です。
早期退職した新人看護師が転職活動をする時の注意点
最も大切なのは「焦らない」ということです。
看護師は必ず再就職先が見つかりますので、熟考せずに決めてしまうのは危険です。
親や周囲から急かされても焦らずに行動しましょう。
学生時代の友人や、4月に一緒に入職した同期は、着々とスキルを身に付けているかも知れません。
そんな友人たちを見て、焦ったり、取り残されたような気がするかも知れませんが、1年程度の後れはいくらでも取り戻せます。
看護師人生は長いので、学生時代の留年のようにずっと取り残されるわけではありません。
また、同じ看護師と言う職業でも、勤務先や配属先などによって、その経験値やスキルは様々です。
周りと比べて悲観的にならないようにしましょう。
再就職先を見つける時、場合によっては非常勤(パート、アルバイト)という働き方も視野に入れましょう。
親や周囲は「常勤」にこだわるかも知れませんが、今はそれよりも「無理なく働く」ということを優先させるべきです。
特に、体調を崩して退職してしまった方は、無理のない働き方を考慮しましょう。
勤務時間もそうですし、業務内容・繁忙度も職場によって様々です。
体が慣れるまでは、短時間の勤務形態にしたり、週3日程度からスタートするのも良いでしょう。
「眠れない」「食べられない」などの症状が続く場合は、きちんと精神科・心療内科を受診しましょう。
必要なら、しっかりと休む期間を設けましょう。
身体的・精神的な不調で休んでいても、状態が改善すれば再スタートはいつでもできます。診断書を貰っておくと、その後に何かとスムーズです。
転職先はどんなところがいいの?
看護師の就職先は様々です。その業務内容も多岐に亘ります。
業態によっては、経験が浅い看護師にとって不利な職場も当然ながらあります。
早期退職した新人看護師が転職先を探す時のポイントを解説します。
これを参考に、これからのことを考えてみて下さい。
1.「やり直したい!」と思うなら、第二新卒を積極的に採用している病院がおすすめ。
新人教育も半ばで退職してしまい、「やっぱり、きちんと教育して欲しい!」と思う方は、第二新卒を積極的に採用している職場がおすすめです。
このような病院は、早期退職した新人を想定した教育プランやノウハウがあり、新卒同様に手厚い指導を受けることができます。
また、同じような境遇の看護師に出会える可能性が高く、長く続けられる可能性が高まります。
2.状況を理解してくれる職場を見つけよう。
身体的・精神的な不調で退職した方は、できる限り正直にその旨を伝え、理解を示してくれる職場に転職するのが良いでしょう。
3.「新人OK」「ブランク歓迎」の言葉に騙されないで!
求人広告などにこのように書いてあるものを見かけますが、これらの職場が必ずしも教育制度が充実しているわけではありません。
きちんと内容を確認してから見極めましょう。
4.「全然違う診療科」という選択もアリ。
看護師の仕事は、診療科や分野が変わると、業務内容もガラッと変わります。
それぞれの診療科特有の雰囲気があったり、患者や医師のタイプも様々です。
そのため、以前の職場で仕事があまり楽しくなかったという方は、全然別の診療科で働くことをおすすめします。意外な発見があるかも知れません。
5.精神面が不安なら「患者さんが亡くならない部署」を選ぶ。
受け持ち患者さんの死は、時に強い精神的ダメージを受けます。
精神面で不安がある方は、できるだけ、患者さんの死に接する機会が少ない部署を選ぶと良いでしょう。
検査室、手術室、内視鏡室、外来、リハビリ病棟などです。
6.「外来」「クリニック」は、意外と楽じゃないので要注意!
外来・クリニックは夜勤がなく、病棟よりも「楽な部署」と考えている方がいますが、決してそうではないので、注意しましょう。
また、看護部長などの管理者の中にも「外来は病棟よりも心身の負担が少ない」と考えている方がいるので、注意が必要です。
外来は、病棟よりもADLが自立している患者が多いのは確かですが、患者数や出入りする医師の数が多く、同時にいくつもの業務をこなす能力が必要です。
また、外来には患者からのクレームが多く寄せられるため、精神的にも意外と負担が大きいです。
新人看護師の転職は看護師転職サイトにサポートしてもらおう!
看護師転職サイトは、早期退職した新人看護師の転職もきちんとサポートしてくれます。
経験豊富な専任コンサルタントが親身になって相談に応じてくれます。
困っていることや悩みをしっかりと聞いてくれ、働きやすい職場探しをサポートしてくれます。
教育体制や人間関係などの詳細な内部情報まで事前に情報提供してくれますので、安心して転職活動ができます。
是非、活用しましょう。