看護師転職マニュアル“ハッピーな転職を叶える9ステップ”
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看護師の求人というのは非常に数が多く、
“売り手市場”とも言われます。
しかし、
求人情報があふれているからこそ、
その中から自分の目的・条件に見合った職場を探し出す、
というのは非常に大変な作業です。
「たくさん求人があるから、
転職なんて簡単」と見くびると、
後悔する結果にもなりかねません。
看護師は、
転職で後悔する人が多い職業のひとつです。
その原因は“判断ミス”や“情報不足”によるもの。
そして、
8割以上の看護師が、
就職前後の情報にギャップがあったと感じています。
誰しも、転職するなら、
「今よりも理想的な職場で働きたい」
と思うものです。
「こんなはずじゃなかった…」
と後悔することのないように、
“ハッピーな転職”を叶える9つのステップを説明します。
1.転職の目的を明確にする
「何故、転職したいのか?」を明確にします。
これが曖昧だと、
数多くある看護師の求人の中から転職先を絞り込むことができません。
看護師の求人はたくさんありますが、
就職できる職場はひとつです。
自分の中で職場を選ぶ基準だけはしっかりと持っておきましょう。
“キャリアアップしたい”
“興味のある分野がある”
“もっと年収の高い職場に移りたい”
“プライベートな時間を確保できる職場で働きたい”
“育児と両立させたい”
“学業と両立させたい”
“人間関係の良い職場に行きたい…”
公には言えないようなことでも良いので、
自分の中で揺るぎない目的を明確にします。
目的が明確になったら、
看護師転職サイトに登録します。
「えっ、まだ何も決めていないのに?」
と思われる方もいるかも知れませんが、
看護師転職サイトは、
ただ求人情報を紹介するだけではなく、
これから先の転職に関わる様々な事柄について、
相談相手になってくれる存在です。
信頼できる専任コンサルタントのサポートを得ることが、
“ハッピーな転職”への第一歩です。
2.転職の時期を決める
今の職場を辞める時期、
新しい職場に入る時期を決めます。
「1ヶ月くらい休んでから、新しい職場に移りたい」
と考える方もいますが、
“無職”の期間を作ってしまうと、
健康保険や年金の手続きが少々面倒になることを忘れないようにしてください。
また、
退職を申し出る時期は、
それぞれの職場の就業規則で定められているので、
きちんと確認しておきましょう。
中には、就業規則とは別に、
看護部独自のローカルルールが存在する場合もありますので、
注意が必要です。
自分の職場のローカルルールがわからない場合や、
秘密裏に転職活動を進めているために誰にも聞くことができない場合は、
専任コンサルタントに相談してください。
転職サイトのコンサルタントは、
様々な病院・施設の詳細な内部情報を把握しています。
中には、
働いている職員よりも詳しい情報を持っていることもあります。
表だって聞けないような自分の職場のローカルルールは、
コンサルタント経由でリサーチしてもらいましょう。
これが、転職サイトの賢い活用術です。
3.自分のスキルを明確にする
自分の経験や看護師としてのスキルを、
客観的に評価します。
“客観的な評価”とは、“〇〇が得意”とか、
“真面目で一生懸命”ということではありません。
ずばり、
“紙面で証明できる能力”
ということになります。
メジャーな認定資格や専門資格でなくても、
学会認定や、研修の終了証などがここで生きてきます。
また、学会での発表経験や論文執筆の経験も、
“スキル”に入ります。
逆に言うと、それ以外は“スキル”、
として転職に活かすことは難しいと言えます。
今の職場でどれだけ“仕事ができる人”であっても、
紙面で証明できないことには“スキル”になりません。
また、プリセプターなど新人指導の経験や、
実習生の指導者経験は、
“スキル”と見なされる病院・施設が多いです。
4.相場を知る
自分のスキルが明確になったら、
自分と同等レベルの看護師の雇用条件の相場を知りましょう。
相場を調べるというのは、
完全にコンサルタントに任せてしまって良い作業です。
給与や手当など、
“このエリアだと、このくらい”という相場感を養います。
そうすることで、
転職先のエリアの特定や、
「ここは給料が安い」
「ここはなかなか良い」
といった具合に、
市場相場と比較することができるようになります。
こうして、
求人を絞り込む目が育っていくのです。
5.希望する雇用条件・優先順位を明確にする
自分の相場がわかったら、
相場からかけ離れない範囲で具体的な希望条件を明確にしていきます。
看護師の転職の場合、
給与や休暇に関すること、勤務形態、働きたい診療科など、
その条件は多岐に亘るので、紙に書いて整理すると良いでしょう。
希望の条件がピックアップできたら、
優先順位をつけます。
“絶対に譲れない”という条件と、
“妥協できる”というレベルの条件に分ける程度でも構いません。
条件と優先順位が明確になったら、
専任コンサルタントにその旨を伝え、
それに見合う求人を探してもらいます。
6.求人情報の収集
転職で後悔する最大の原因は“情報不足”です。
絶対に後悔することのないように、
ここは慎重に進めていきたいプロセスです。
自力で情報収集する方法としては、
直接問い合わせる、見学に行く、
説明会に参加するなどの方法がありますが、
これらはどれも“ポジティブな情報”しか与えてもらえません。
転職で失敗しないためには、
“ネガティブな情報”も入手する必要があります。
“ネガティブな情報”というのは、
“本当の退職理由”
“嫌な上司がいないか”
“実際の残業時間”
など、
職場側からはあまり公表したくない事実のことです。
しかし、
これから転職を考える看護師にとって最も気になるのは、
この“ネガティブな情報”なのではないでしょうか。
“ネガティブな情報”を自力で入手するのは、
非常に困難です。
ここで大活躍するのが、コンサルタント。
看護師転職サイトは、
様々なルートから詳細な内部情報をリサーチし、
“ネガティブな情報”まで隈なく提供してくれます。
「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、
情報収集はコンサルタントの力をフル活用しましょう。
7.見学に行き、絞り込む
求人情報の中から気になる職場が見つかったら、
実際に病院・施設の見学に行きます。
この時も情報収集と同様に、
“ポジティブな情報”しか与えてもらえない可能性があります。
また、
慣れない職場に見学に行くと、
緊張してしまったり、
舞い上がってしまったりして、
落ち着いて職場を吟味できないこともあります。
こういった不安がある方は、
専任コンサルタントに見学に同行してもらいましょう。
「大人なのに、そんなの恥ずかしい」
と思う方もいるかも知れませんが、
看護師転職サイトのコンサルタントが、
職場見学に同行するというのは非常によくあることなので、
職場側からも変に思われることはありません。
ここぞ!と思える職場だったら、
具体的な話を進めるために次のステップに移ります。
「他も見てみたい」と思えば、
その旨をコンサルタントに伝え、
新たな求人情報を提供してもらいましょう。
8.条件交渉と書類提出・面接
転職したい職場が決まったら、
通常は書類を提出し面接を受ける流れになるのですが、
ここでコンサルタントは“本業”に入ります。
より有利な条件で働くことができるよう、
職場と条件交渉をしてもらいましょう。
この交渉で、
年収アップに繋がる看護師もたくさんいます。
給与以外にも、
キャリアアップを目指したい場合は、
働きたい診療科や今後の資格取得についてのビジョンなど、
自分では直接聞きづらいことやお願いしづらいことを、
コンサルタントに交渉してもらいましょう。
入職してからこれらの条件交渉をするのは、
ほぼ不可能です。
専任コンサルタントとしっかりと相談して、
後悔することのないように交渉を進めてもらいましょう。
9.転職先の決定
希望の職場に採用が決まったら、
今の職場の退職に向けた手続きを進めていきます。
特に初めての転職の場合、
退職手続きはわからないことだらけだと思います。
転職サイトのコンサルタントは、
退職手続きに関する相談にも乗ってくれますので、
わからないことは遠慮なく相談し、
円滑に手続きを進めましょう。
また、新しい職場に入職後も、
コンサルタントは相談に応じてくれます。
「こんなはずじゃなかった」
というようなことがあれば、
コンサルタントに相談しましょう。
看護師転職サイトは、
単に求人を紹介するだけでなく、
転職に関する様々な場面で、
親身になって相談に乗ってくれます。
このように、転職サイトは、
転職活動中、また、転職後にも、
サポートが充実しています。
転職が決まってから、
話しが違う・・・
やっぱり転職サイトを利用しておけばよかった・・・
というのは、
よくある話しです。
後悔する前に、
転職活動する際には、
まず、登録だけでも済ませておきましょう。
看護師転職サイトを賢く活用して、
“ハッピーな転職”を叶えましょう!