看護師の忘年会トラブルシューティング!デキる幹事はココが違う!病院(医療従事者)の忘年会で発生しやすいトラブル対処法解説
ツイート病院(医療従事者)の忘年会は一筋縄ではいかない!?
12月に入ると多くの職場で忘年会が開催されます。
病院も同様で、初めて幹事を任される看護師もいると思います。
最近は、ネット上のサイトでも「忘年会の幹事のやり方」のようなマニュアルが存在し、初めて幹事をやる場合でも、それに沿って行えば何とかなるものです。
しかし、看護師などの医療従事者が参加する忘年会というのは、一般企業の忘年会とは、ちょっと事情が異なります。
それは、以下の理由によります。
- シフト制勤務のため、全員参加は不可能。不公平感が生じやすい。
- 全員が「休み前」という日が存在しない。
- 職種間の繋がりが強く、規模が様々である。(病院全体のものもあれば、病棟のみの場合、それにコメディカルも含まれる場合などがある)=どこまで呼ぶべきかの判断が難しい
- 様々な部署で様々な単位の忘年会が開催されるため、日程調整が難しい。(例えば外科医の場合、「外科病棟の忘年会」「手術室の忘年会」「救急室の忘年会」など複数の忘年会に顔を出す)
- 参加者の年収が大きく異なるため、「妥当な会費」の設定が難しい。
- 複数の職種が参加する場合、挨拶の順序など、上下関係が難しい。
- 診療科・研究室などによる派閥争いが激しいことがある。
忘年会は「マネジメント」を学ぶ最高の機会!と捉えよう
ただでさえお店探しや日程調整などで忙しい幹事なのに、「ここのお店あまり美味しくないよね」「そんな遠いところでやるの?」「会費高くない?」「○○さんが行くなら私は行かない」などと好き勝手なことを言われることもあります。
そのストレスは中間管理職並みと言えるでしょう。
それもそのはず、忘年会の幹事は、大勢の人を自分が中心となって動かしていく、「マネジメント」の要素が多分に含まれています。
そんな幹事さんのストレスを少しでも緩和し、楽な気持ちで幹事を務めることができるよう、今回は忘年会幹事のトラブルシューティングを解説していきます。
とっても大変な幹事ですが、無事に幹事の仕事を終えることができると「あいつ、意外とデキるなぁ」と一目置かれる存在になることでしょう。
看護師の忘年会でよくあるトラブル&対処術
1.病棟スタッフに「どうして私が夜勤の日にやるの?」と言われた。
病棟などシフト制の職場だと、全員参加は不可能です。
そのため、忘年会当日に夜勤になったスタッフから上記のようなことを言われることもあるかも知れません。
このような場合に備え、夜勤者にはお弁当を手配するのがおすすめです。(ケーキなどの菓子類もおすすめ)
出席できない夜勤者の不公平感を緩和する方法として効果的です。
お弁当などの費用は、忘年会予算(出席者から集めた会費)から捻出します。
みんなが楽しく飲んでいる間に仕事をしてくれている人に対する感謝の気持ちとして、出席者も理解してくれるでしょう。
2.本当に全員が会費を払ってくれるのか不安。
酔っぱらってしまうと、お金の出納管理があやふやになります。
そのため、会費は開始前に徴収しましょう。
幹事は入口近くにまとまって座り、入ってくる時点でお金を徴収します。(会場前に受付を設置できるなら、そこで徴収する)
会費の管理のため、事前に出席者の名簿を作成しておくと便利です。
会費が半端な額の場合は、お釣りも準備しておきましょう。
3.医師に声を掛けづらい。
特に、新人看護師が幹事を務める場合は、接点の少ない医師などに声を掛けづらいと感じることもあるでしょう。
そのような場合は、話しやすい医師を味方につけておきましょう。
その医師に伝達係をお願いするのです。
また、忘年会幹事をきっかけに上の医師との距離を縮めることができるかも知れません。
4.「○○さんが行くなら行かない」「○○科の医師も行くなら行かない」と言われた。
このようなことを言われたら、まずは「大人げない人だなぁ」と軽蔑してしまいましょう。このような人に迎合する必要はありません。
そして、「会場は広いので、そんなに気にならないと思いますよ」とだけ伝え、出欠の意思は本人に任せます。
5.そもそも、幹事をやるのが苦手。
もともとあまり飲み会などが得意でない方は、幹事をやるということに苦手意識があるかも知れません。
しかし、忘年会幹事というのは、遊びではなく仕事です。「苦手」「やりたくない」という理由で逃れられるものではないのです。
社会人としてやっていく以上、一度は通らなければならない道だと覚悟しましょう。
幹事をやるのが苦手な方は、「幹事をやるのが好きな人・得意な人」を仲間に取り込んでしまいましょう。
「幹事をやるのが初めてなので、色々教えて欲しいのですが」「一緒にサポートしてもらえませんか?」「アドバイスしてもらえませんか?」などと言って、協力してもらいましょう。
サポートを得られるだけでも心強く感じられます。
但し、あくまでも最終的には自分が責任を持って幹事を務めるという心構えは忘れてはいけません。
丸投げはせず、お店への電話連絡やお金の管理は責任を持って行いましょう。
6.声を掛けていない他部署の人が勝手に参加している。会費を取るべきか?
これは、病院の忘年会ならではのハプニングと言って良いでしょう。
医師などが他部署の人(放射線技師や検査技師など)に勝手に声を掛け、呼んでもいない人が当日になって突然参加してしまうトラブルです。
予想外の出席者が「自分も会費を払う」と申し出てくれたら、受け取っておきましょう。会費が多く集まる分には、あまり問題にならないためです。
もし、自分から何も言ってこなければ、「タダ飲み」に来ていると思われます。
あまり追及するのもバカバカしいので、あえて声を掛けず静観しましょう。
忘年会の会場が立食形式や大皿料理の場合は、1〜2名の人数の増減であればさほど問題になりません。店員もその程度の人数増加は把握しきれないため、何も言われないことがほとんどです。
フレンチなど、1名ずつのコース料理などの場合は、きちんと会費を請求し、店員にも人数が増えた旨を伝えます。
7.会費が余ってしまった。
会費は余裕を持って集めるため、余ってしまうこともあります。
たいていの場合は、部署で保管し、次の飲み会や送別会などに回すことが多いようです。
病棟費として、書籍の購入などに充てる職場もあります。
いずれにしてもきちんと保管し、後日上司に相談しましょう。
また、二次会がある場合は、軍資金として二次会に参加する人に渡してしまうこともあります。
これは職場の慣習によりますので、信頼できる先輩にそれとなく聞いてみましょう。
転職を考えたら看護師転職サイトに相談しよう
忘年会が苦手、嫌だ・・・
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