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ナースフューチャーへようこそ。副看護師長のレイカです。看護師として、これまで16年働いてきました。あなたの看護師転職をお助けします!
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医師と看護師の関係は病院で全く違う|医者のセクハラ・いじめ(イジメ)パワハラ脱出

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医師のいじめ(イジメ)やパワハラ(パワーハラスメント)、セクハラに悩む看護師には病院が違うと医者も違うこと知ってほしい

 

私が転職で驚いたこと…病院が違うと医師(医者)はこんなに違うのか!

今回は、私自身の経験をもとにお話しさせて頂きます。

 

 

私は、私立大学病院に7年間勤務したのち、国立大学の付属病院に転職しました。

 

 

私にとって初めての転職だったこの時、「病院が違うと、こんなに違うことがあるのか!」と驚いたことがいくつかあったのですが、その中のひとつに「医師(医者)」があります。

 

 

最初の私立大学病院での「医師(医者)」のイメージ

私が最初に就職した私立大学病院は、その9割近くが付属の大学の卒業生でした。

 

 

研修医も多く、医学部の実習生も多いです。

 

 

実習に来ていた医学生と、数年後「医師(医者)」」として再会することもありました。

 

 

医師同士は、「同僚」であり「同窓生」でもあるため、独特のノリがありました。

 

 

一言でいうと「学生ノリ」です。

 

 

この私大は、俗にいう「お坊ちゃん大学」であったため、「代々医者家系」という医師も多くいました。

 

 

そのせいか、「育ちは良さそうだが、気が利かない」という医師も多くいました。

 

 

例えば、患者さんが食事中にお箸を落としてしまった時のこと、その場に居合わせた医師が「看護師さん、○○さんがお箸を落としちゃったので、洗ってあげてください」と、ナースステーションで看護師に大声で言いました。

 

 

私は「お箸くらい自分で洗ってあげればいいのに」と思いましたが、先輩看護師がごく自然に「はい、行きます」と、患者さんのもとに行きました。

 

 

その私大病院では、「お箸を拾う」というのは、医師の仕事ではないと認識されていたようです。

 

 

看護師がコンパニオンと化す、セクハラ無礼講の飲み会

「学生ノリ」が最も顕著になるのが、病棟などの飲み会です。

 

 

名目上は「病棟の飲み会」ということでしたが、医師たちはそれぞれに学生時代から仲の良い他の診療科の医師を勝手に呼び、一緒になって飲み会が始まります。

 

 

ほとんどの医師が同卒のため、診療科や卒業年度が違っても顔見知りであることが多く、他の診療科の医師が来てもごく自然に会が運びました。

 

 

医師の数がどんどん増え、看護師はお酌に回りコンパニオンのようになっていきます。

 

 

それでも、飲み会の会費は「看護師無料」だったので、喜んで参加する看護師もいました。

 

 

職場の飲み会なのか同窓会なのかわからない飲み会がほとんどで、騒ぎすぎて店側から出入り禁止を言い渡されることもありました。

 

 

異動が多い医師(医者)は看護師と良好な人間関係を作る気がない

その私大病院は、首都圏に4つの分院を持っており、医師は頻繁に異動がありました。

 

 

特に若い医師は、半年程度の短期間で異動になることもありました。

 

 

そのせいか、医師の中には、看護師の顔・名前を覚える気もなく、極端に言うと看護師を「人」として扱っていないような印象を受ける医師もいました。

 

 

例えば、挨拶さえろくに返さない医師やまともに会話をしてくれない医師、常に乱暴な物言いをする医師がたくさんいました。

 

 

医師としては「すぐに異動になるから」と、良好な人間関係を構築する気すらなかったのでしょう。

 

 

それでも、そこで働いていた私は「医者なんてこんなものだろう」としか思っておらず、転職を決めた際にも「医師と看護師の関係」ということは全く考えていませんでした。

 

 

転職後、配属初日の医師(医者)の対応に感動

私は、看護師8年目にして初めての転職を経験しました。

 

 

内科病棟に配属され、初日は師長からオリエンテーションを受けることになりました。

 

 

病棟内の案内が終わると、次に案内されたのが病棟長の医師でした。

 

 

師長は「先生、今日から配属になった○○さんです」と、私を紹介しました。

 

 

病棟長の医師は、「ああ、よろしくね、○○さん」と笑顔で応じてくれ、初日から私を名前で呼んでくれました。

 

 

「職場の人から名前で呼ばれる」というのは、ごく普通のことなのでしょうが、医師と看護師の関係性においては必ずしも普通のことではありません。

 

 

その証拠に、前職場の私大病院では、新人時代は「新人さん」、それ以降は「看護師さん」と呼ばれていました。師長・主任は「師長さん」「主任さん」です。

 

 

名前で呼ばれるということに、個人を尊重してもらっているような感じがし、とても嬉しかったのを覚えています。

 

 

「人間として当たり前のこと」ができる医師・できない医師

私が、転職先の病院で驚いた出来事がいくつかあります。

 

 

そのひとつは、私が夜勤の独り立ちデビューをして間もない頃に起こりました。

 

 

私の勤務していた病棟は2人夜勤で、食事時や就寝前は繁忙度が高くなりました。

 

 

そんな時、汚物処理室の排水が故障してしまい、汚物室とその周囲の廊下が水浸しになってしまったのです。

 

 

私は、一緒に夜勤をやっていた先輩と「うわー」と声を上げ、新聞紙などで溢れた水の処理を試みました。

 

 

しかし、水は大量で「焼け石に水」の状態です。

 

 

そして、そんな最中もナースコールは鳴りやみませんでした。

 

 

先輩がナースコール対応で患者のもとへ行ったため、私が一人で廊下の掃除をしていると、ナースステーションでカルテ記載をしていた一人の医師が異変に気付き、汚物室にやってきました。

 

 

そして、新聞紙を使って、私と一緒に廊下の掃除を手伝ってくれたのです。

 

 

すると、ナースステーションにいた他の数名の医師も「あれあれ、大変だね!」と、手伝いに来てくれました。

 

 

その中の一人の医師が私に、「夜勤は2人しかいないでしょう?僕たちでやっておくから、夜勤の仕事をしていていいよ」と言ってくれました。

 

 

私は申し訳ないと思いながらも、汚物室の掃除は医師に任せ、夜勤の仕事に戻りました。

 

 

夜勤のラウンドが終わってナースステーションに戻ると、先ほどの医師たちが「何とか廊下はキレイになったよ」と、掃除が終わったことを告げてくれました。

 

 

そして何食わぬ顔でカルテ記載の仕事に戻っていました。

 

 

前の病院の医師は、患者さんが落としたお箸さえ拾ってあげなかったのに、この病院の医師は自分に関係のない汚物室の床掃除まで手伝ってくれた!

 

 

このことに私はとても感動と衝撃を受けました。

 

 

もうひとつの出来事は、夜勤明けの朝食の時間でした。

 

 

朝食後の配薬をしていると、一人の医師が病室から食事のトレイを持って出てきました。

 

 

患者さんの食事の下膳をしてくれていたのです。

 

 

「先生、すみません。私がやります」と言うと、「挨拶に行ったついでだから、気にしないで」と言ってくれました。

 

 

廊下が水浸しだったら拭く。

 

 

動けない患者さんの下膳を手伝う。

 

 

これらは人間として当たり前のことなのだと思います。

 

 

しかし、前の病院で見てきた医師は、ひどいものでした。

 

 

床の掃除、下膳などはおろか、お箸を拾うことさえも「自分の仕事ではない」と思っているような節がありました。

 

 

しかし、この病院の医師は、人間として当たり前のことが、ごく自然にできるのです。

 

 

病院が違うと、医師というのはここまで違うものか!と、私は初めての転職で衝撃を受けました。

 

 

医師と看護師の関係は事前にわかるもの?

看護師間の人間関係は、看護部の離職率などからある程度の予測をつけることはできます。

 

 

しかし、医師と看護師の関係が良好であるかどうかは、事前に知ることが難しいかも知れません。

 

 

しかし、看護師転職サイトは、そのような詳細な内部の情報まで事前に把握して教えてくれます。

 

 

様々なルートから独自で情報を入手し、本来なら入職してからでないとわからないような詳細な内部情報まで事前にリサーチしてくれるのです。

 

 

医師との関係で悩んでいる方、医師からのいじめ・パワハラ・セクハラなどで悩んでいる方には、是非、医師と看護師の関係が良好な病院で新しい一歩を踏み出して欲しいと思います。

 

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