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ナースフューチャーへようこそ。副看護師長のレイカです。看護師として、これまで16年働いてきました。あなたの看護師転職をお助けします!
看護師働き方診断

プリセプターと合わなくて心が折れそう…我慢するべき?上司に言うべき?

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プリセプターと合わない…心が折れそう…我慢するべき?上司に言うべき?そのボーダーラインを徹底解説!

 

看護師業界特有の教育システムであるプリセプター制度。

 

 

 

新人看護師が抱える“人間関係の悩み”は、
そのほとんどがプリセプターとの関係にまつわることです。

 

 

 

それもそのはず、

 

新人看護師というのは、
プリセプターを通して、
職場内のスタッフと繋がっていくものだからです。

 

 

 

新人にとって職場の人間関係の根幹をなすものは、
プリセプターだと言っても過言ではないでしょう。

 

 

 

中でも、

 

「プリセプターと合わない」

 

「プリセプターが怖い」

 

「プリセプターに嫌われている気がする」

 

といった悩みを抱える新人看護師は多いです。

 

 

 

新人看護師が抱える、
“人間関係の悩み”の9割以上はプリセプターとの関係。

 

 

 

プリセプターが誰になるかというのは、
自分で選ぶことができません。

 

 

 

全て上司に割り振られています。

 

 

そして、
プリセプターは滅多に替えてもらえません。

 

 

 

「同期のプリセプターはすごく優しそうで羨ましい…」

 

などと思ってしまうこともあるでしょう。

 

 

 

プリセプターがいない時の方が、
落ち着いて仕事ができるという新人看護師も多いのです。

 

 

 

プリセプターとの関係に悩んだ時、みんなはどうしてる?

プリセプターとの関係に悩んだ時、
どのような行動を取るかは個々で異なってきます。

 

 

 

大別すると、
“我慢する派”“上司に言う派”です。

 

 

 

“我慢する派”の人は、
友人に泣きながら愚痴をこぼしたり、

 

同じようにプリセプターとの関係に悩んでいる同期と慰め合いをしたり、

 

「これもあと〇ヶ月の辛抱」と、

 

ひたすら耐えます。

 

 

 

“上司に言う派”の人は、
師長や主任など直属の上司や教育担当師長などに、

 

「プリセプターとの関係に悩んでいる」

 

ということを率直に相談します。

 

 

 

相談によってプリセプターを替えてもらえることもあるでしょうし、
たしなめられることもあります。

 

 

 

新人看護師にとって、
“我慢する”“上司に言う”かの判断は非常に難しいものです。

 

 

 

他の職場を知らないので、

 

「こんなものかな」

 

と思って必要以上に我慢に我慢を重ね、
心の健康を損ねてしまうようなケースもあります。

 

 

 

逆に、

 

「これはおかしい」と自分のモノサシのみで判断して、
退職・転職を繰り返して、
職場をコロコロと変える看護師人生を送ってしまう人もいます。

 

 

 


 

 

 

看護師業界の新人指導の特徴を知っておこう!

看護師の新人指導は、
他の職種とはやや異なった傾向と特徴があります。

 

 

 

まず、生命を預かる仕事なので、
時として厳しい指導を受けるのは当然であるということです。

 

 

また、シフト勤務のため、
必ずしもプリセプターと同じ勤務になるとは限らず、
プリセプター以外のスタッフが指導に当たることもあります。

 

 

 

プリセプターという存在はありつつ、
“職場全体で新人を育てる”というスタンスを取っています。

 

 

 

“プリセプター”自体が、
被教育者であるということも特徴的です。

 

 

 

他職種では、
新人指導に当たるのは“ベテラン”であることが多いのですが、

 

看護師の場合、
3〜4年目でプリセプターを経験する看護師が多いです。

 

 

 

プリセプターもまた、
“新人指導”という技術を学んでいる立場なのです。

 

 

 

プリセプターの上に“エルダー”という、
プリセプターを指導する役割の看護師を置いている職場もあります。

 

 

 

いわば、
プリセプターは“中間管理職”のように、

 

上から下から挟まれる立場にあり、
3~4年目では職場内での発言力も強くありません。

 

 

 

看護師業界では、
に比べ未熟でストレスが溜まりやすい環境に置かれたスタッフが、
新人指導に当たっているのです。

 

 

 

<2>“我慢する”か?“上司に言う”か? その判断基準を解説
プリセプターとの関係で悩む場面は色々とあると思います。

 

 

 

ここからは、
“我慢する”“上司に言う”かの判断基準について、
解説していきます。

 

 

 

ここまでは我慢してみよう!

 

1.性格・タイプが異なる

「自分はのんびりしたタイプなのに、
プリセプターはテキパキしたタイプで、
いつもイライラされてしまう」といった悩みはよく聞かれます。

 

 

 

学生時代であれば、
絶対に友達にならないようなタイプの人がプリセプターになってしまうと、

 

どう接すれば良いのかわからず、
関係に戸惑ってしまうことも多いです。

 

 

 

社会に出ると、
学生時代のように、
“合わない人とは付き合わない”というわけにはいきません。

 

 

 

どんな人とも最低限の関係を築く必要があります。

 

 

 

プリセプターと性格やタイプが違っても、
合わせようとせず、“タイプが違う”ということをそのまま受け入れましょう。

 

 

 

そして、“好き嫌い”の感情は捨てます。

 

 

 

おそらく、性格やタイプが異なる場合、
相手側も「合わないな」と悩んでいることがほとんどです。

 

 

 

お互いに悩みながらでも、
相手の良いところを見習ったり補完したりすることで、
更に成長する機会になります。

 

 

 

2.常に忙しそうで話しかけづらい

プリセプターも、
日常業務に加えて慣れない新人指導に携わり、
余裕がないことが多いです。

 

 

 

しかし、話しかけづらいからと言って、
いつも他の先輩を頼ったりするのでは、

 

プリセプターとしてのプライドが傷つき、
指導する気持ちも萎えてしまいます。

 

 

 

忙しそうで話しかけづらいプリセプターには、
いつなら時間を取ってもらえるか確認し、
勤務後などに質問や相談をするようにしましょう。

 

 

 

急ぎの用事の場合は他の先輩を頼り、
看護計画など重要な相談や時間に余裕のある質問に関しては、
必ずプリセプターに相談するようにしましょう。

 

 

 

相談を繰り返していくうちに、
プリセプターも頼られることにやりがいを覚え、
お互いに信頼関係を構築していくことができます。

 

 

 

3.自分に対してだけ言い方がキツく、冷たい気がする

初めてのプリセプターや、
真面目なタイプのプリセプターに多い傾向です。

 

 

 

指導に熱が入り過ぎる余り、
言い方がキツくなってしまうのです。

 

 

 

また、新人に期待し過ぎている場合もあります。

 

 

 

そして、

 

「先輩らしく振る舞わなくては」

 

と気負う余り、

 

新人とフランクに話すことができなくなってしまい、
プリセプティの前だと“指導者スイッチ”が入ってしまうのです。

 

 

 

このタイプのプリセプターは、
自分のプリセプティを人一倍“特別な存在”と考えていることが多いです。

 

 

 

我が子のように思うからこそ、
このような態度になってしまうのです。

 

 

 

最初はちょっとキツいかも知れませんが、
徐々に仕事ができるようになってくると、
人一倍可愛がってくれるプリセプターもこのタイプです。

 

 

このタイプの場合は、
我慢してついていく価値があります。

 

 

 

ここから先は上司に言うべき!

 

1.患者さんの前で叱責したり馬鹿にした態度を取る

患者さんの前でこのような態度を取るのは、
新人にとっても辛いことですし、
患者さんにも不安を与えます。

 

 

 

患者さんのためにも、
即刻態度を改めてもらう必要があります。

 

 

 

2.無視される

これは、業務上必要なコミュニケーションが取れなくなってしまうので、
すぐに改善が必要です。   

 

 

 

3.感情的でコロコロと態度が変わり、ストレスのはけ口にされているように感じる

仕事上必要な指導であれば、
多少キツい言い方になってしまうこともやむを得ませんが、

 

プリセプターの態度にムラがあったり、
感情的な叱り方をされるような場合は、
上司に相談しましょう。

 

 

 

このタイプのプリセプターは、
上司の側も“問題のあるスタッフ”として懸念を抱いていることが多く、
新人から相談があれば状況が改善に向かうことも多いです。

 

 

 

もうプリセプターとの関係に悩みたくないなら…

看護師業界特有の新人教育システムとして、
機能してきたプリセプター制度ですが、
近年これを廃止する病院も出てきています。

 

 

 

また、看護師転職サイトの中には、
職場の雰囲気や人間関係などの内部情報を、
詳細にリサーチしてくれるものもあります。

 

 

 

こういったものを活用して、
他の職場に移ることを検討しても良いかも知れません。

 

 

 

プリセプターは、自分で選ぶことができない、
いわば“クジ引き”のようなシステムです。

 

 

「貧乏クジを引いてしまった…」

 

と思う場合は、一度相談してみましょう。

 

 

 

看護師転職サイトの中には、
今は転職を考えていなくても、
現場で働く看護師の相談窓口を設けているものもあります。

 

 

 

こういったものを利用してみるのも良いでしょう。

 

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