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看護師働き方診断

救急救命センターの看護師の実態!仕事内容や苦労したこと、気になる残業についてDさんにインタビュー

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今回は、救急救命センターに勤務して3年目のDさんにお話を伺います。

 

 

まず、Dさんの勤務する職場の概要を紹介して頂けますか?

私立大学病院の中にある救急救命センターです。病院の中の一部署という位置づけなので、院内の異動でこちらに来る人もいます。

 

 

救急救命センターの常駐医師と各診療科の当番医師で、患者さんの治療に当たります。3次救急まで対応しています。

 

 

看護師は全部で30名くらいいます。他の病棟と同じくらいです。

 

 

救急車で搬送されてくる患者さんの他、外来の通院患者さんが夜中に具合が悪いと言って来ることもあります。

 

 

この職場を選んだ理由は何ですか?

私は、以前に総合病院の病棟で3年間勤務していたのですが、ずっと救急看護に興味がありました。

 

 

勤務していた病院には救急室がなかったので、3年が節目だと思い、退職して今の職場に転職しました。

 

 

この地域では非常に有名な救急救命センターなので、是非ここで働きたいと思っていました。

 

 

採用試験は病院全体のものなので、他の部署に配属される可能性もあると言われていましたが、面接でも「救急救命センターで働きたい」ということを必死でアピールしたら、希望が通りました。

 

 

同期で救急救命センターに配属された人は、希望した人と希望しなかった人と半々くらいでした。

 

 

新しい分野に挑戦されたわけですが、教育体制はいかがでしかた?

 

4月に入職したので、同期は新卒が多かったです。最初の1週間は、新卒と同じ研修を受けました。

 

 

研修と言っても、事務手続きの説明などが多かったです。あと、大学の歴史や沿革についての話などでした。

 

 

救急救命センターに配属された同期は、私以外全員新卒でした。

 

 

私にもプリセプターがつきました。私より2つ上の先輩でした。

 

 

新卒のプリセプターと違って、「一応プリセプターつけるので、何かあったら相談してください」みたいな感じでした。

 

 

新卒がやるような「毎月の振り返り」や「技術チェック」はなく、他部署から異動してきた看護師と同じような扱いでした。

 

 

1年目の秋に、上司に言われてACLSの講習を受けに行きました。

 

 

同じ年に異動してきた人と一緒に受けに行きました。

 

 

新卒で就職した看護師は2年目の秋に受けるそうです。

 

 

救急救命センターに勤務する看護師は全員ACLSを受けることになっていて、費用は全て病院が負担してくれました。

 

 

私は、転職前にBLSだけ受けていましたが、ACLSとBLSはレベルが全然違いました。正直、難しかったです。

 

 

心電図は苦手なので、講習前はかなり勉強しました。でも、ACLSを受けて自信がつきました。

 

 

未経験の分野ということで、苦労したことはありますか?

全く経験のない分野だったので、医療機器などもわからないものだらけでした。

 

 

病院が違うと、ものの呼び方も違うということに驚きました。最初は、ものの名前がわからなくて苦労しました。「喉頭鏡」を「マック」とか。

 

 

救急救命センターは完全にOJTなので、勤務中はとにかく先輩について歩いていました。

 

 

口頭で説明をされることはほとんどなく、物品の場所なども、先輩について歩いて覚えていきました。検査部の場所などもそうでした。

 

 

空いている時間に、見たことがない器具の使い方を教えてもらったりしました。

 

 

あと、医師への渡し方の練習などもしてもらいました。

 

 

病棟に勤務していると、挿管や除細動器を扱う状況というのは「緊急事態」ですが、救急救命センターだと、毎日普通の処置として行われています。

 

 

最初は、挿管の介助につくのも緊張しました。緊迫した雰囲気に呑み込まれてしまって、全然役に立たない存在だったと思います。

 

 

先輩から、「雰囲気に慣れることも大切」と言われて、少しずつ外回りの業務から手をつけるようにしました。

 

 

勤務中の繁忙度はいかがですか?

息つく暇もないくらい忙しいこともあります。

 

 

でも、病棟の忙しさとは違うと思います。

 

 

スタッフが皆一致団結してやっている感じなので、その忙しさを苦だと思ったことはないです。

 

 

病棟で勤務していた時より、チームワークを感じます。

 

 

日勤と夜勤の忙しさが同じというのが、最初は慣れませんでした。

 

 

病棟だと、夜勤は少しのんびりできることが多かったので。

 

 

救急救命センターの夜勤は、眠くなる暇もないことが多いです。

 

 

残業はありますか?

残業は、意外と少ないです。

 

 

救急では、処置と同時進行で記録だけしている看護師がいるのです。

 

 

分刻み・秒刻みで処置や投薬が行われるので、記録係の看護師が必ずいます。

 

 

だから、処置が終了した時点で記録も終了しているのです。

 

 

病棟のように、記録するために残業することはありません。

 

 

勤務終了時間が来たら、次の勤務の人がパッと引き継いでくれます。

 

スタッフの年齢構成や人間関係はいかがですか?

 

D:20~30代のスタッフが多いです。40代のスタッフも数名います。
仕事中は「体育会系」ですね。

 

 

「声を出せ」という感じです。

 

 

救急の場合、病棟と違って、1人の患者さんの処置を複数の医師・看護師でやっているので、常に「自分は今これをやっています」ということをアピールしておく必要があります。

 

 

そうしないと、同じことをしてしまったり、状況が把握できなくなってしまうので。

 

 

そのせいか、普段の人間関係もさっぱりしています。でも、飲み会は多いと思います。これもやはり「体育会系」という感じがしますね。

 

 

救急救命センターに就職して良かったと思うことは、どんなことですか?

やりがいを持って働けることです。

 

 

あと、病棟のように患者さんを長期に亘って受け持つことがないので、抱え込むストレスは減りました。

 

 

仕事中は大変だし、緊張することも多いですが、仕事が終わると気持ちが切り替えられます。

 

 

スタッフも、仕事のモチベーションが高い人が多いように感じます。

 

 

私は、救急救命センターの方が仕事のストレスは少ないと感じています。

 

 

今後もこの職場での勤務を続けたいですか?

当面は続けたいです。

 

 

先輩の中には、ACLSのインストラクター資格を取って、仕事と並行してインストラクターとしても活躍している方がいます。

 

 

看護師の活躍の場は、幅広いと感じました。

 

 

私も、将来的には救急看護の認定やACLSのインストラクター資格を取得したいと思っています。

 

 

救急救命センターのまとめ

以上のインタビューから、救急救命センターの特徴をまとめてみました。

 

  • 未経験でも、教育・指導体制が整っていれば働きやすい。
  • 勤務中の繁忙度は高い。
  • 日勤と夜勤の業務量はさほど変わらない。
  • 体力は必要。
  • 残業は少ない。
  • 職場の雰囲気は「体育会系」。
  • 間関係は、さっぱりしている。
  • 飲み会が多い。
  • やりがいがある。
  • 仕事のモチベーションが高いスタッフが多い。
  • オン・オフの切り替えがしやすく、ストレスは少ない。

 

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大学病院など大規模な施設の場合、希望する部署への配属を交渉してくれるサイトもあります。

 

 

事前に教育体制も確認してくれるので、未経験分野でも安心して転職が可能です。

 

ネット上で検索できる求人の他、非公開求人と言って、登録した人にのみ紹介できる求人もあります。

 

 

また、働いてみたい病院がある方は、「逆指名方式」と言って、求人が公開されていなくても看護師転職サイトのコンサルタントが職場に問い合わせてくれます。

 

 

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