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初めてのプリセプターさん必見!イマドキの新人指導でストレスを溜めない心構え

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ストレスの多い看護師の新人指導

4月に新人を迎える職場では、2月頃になると次年度のプリセプターや指導者が決まり、研修などが始まります。

 

 

多くの病院では、4年目前後の看護師が任命されることの多いプリセプター。

 

 

4年目というと、一通りの業務はこなせるものの、「ベテラン」の域までは及ばず、まだまだ自分も指導を受ける立場にある時期です。

 

 

初めてのプリセプターというのは、「指導の仕方」を指導される立場にあると言えるでしょう。

 

 

初めてプリセプターに任命されると、「自分もついにここまできたか」と感慨深く感じる方もいるでしょうし、「私が指導なんて…」と不安に感じる方もいるでしょう。

 

 

しかし、看護師を続ける以上、新人指導というのは避けて通れない道です。

 

 

新人を指導するというのは決して楽ではない仕事ですが、ちょっとした心構えを持つことで、そのストレスにうまく対処していくことができます。

 

 


 

 

現場と病院側の新人教育に対する考え方のギャップ

新人を受け入れる現場は、「〇月までにこの技術ができるように」などと、かなり詳細な教育計画を立て、それに沿って定期的に技術チェックをしたり、振り返りの面談を行ったりします。

 

 

しかし、病院側の新人指導の目標としては「新人が辞めないように」の一言に尽きるのです。

 

 

つまり、どんなに仕事を覚えなくとも、「とりあえず1年間辞めずに続けてくれたら御の字」と考えています。

 

この考え方の違いが、時にプリセプターや現場で働く看護師のストレスとなります。

 

 

古い教育論を持ち出すのはナンセンス!「さとり世代」の新人を理解しよう

一昔前は「新人は怒られるのが仕事」と言わんばかりに、とにかく高圧的な態度で新人に接する先輩看護師もよく見かけました。

 

 

また、事あるごとに「最近の新人は…」と差別化する看護師も見受けられます。

 

 

10数年前までは、できない新人にカルテやボールペンを投げつけるような先輩看護師も実在しました。

 

 

そこには、ライオンの子育てのように「蹴落とされても負けずに這い上がってきた者だけを育てる」という発想があったのです。

 

 

しかし、10数年前から、このような看護師の教育の在り方を疑問視する声が挙がり始めました。厳しい指導と早期離職の相関関係も指摘されるようになりました。

 

 

そして、「褒めて育てる」の時代がやってきました。

 

 

実習生への指導の仕方も、かなりマイルドになってきました。

 

 

今の新卒は、大半が1990年代生まれ。

 

 

一般にこの年代の若者は「さとり世代」と称され、好景気を知らず、無欲で向上心がないと言われることもあります。

 

 

しかし、そのような世代にあっても看護師という職業を選ぶ人たちは、どちらかというと向上心が高く、堅実で真面目な傾向があります。

 

 

年輩の世代からは「気が利かない」「言われたことしかできない」などと言われてしまうこともありますが、逆に指示されたことはマニュアル通りにきっちりとこなせるという強みを持っています。

 

 

また、この世代の特徴として、相対評価ではなく絶対評価で育っているので「自己評価が高い」ということが挙げられます。

 

 

現場でも技術チェックの際に、あまりに高い新人の自己評価を見て唖然とする先輩の姿を目撃することもあります。

 

 

看護学生時代もマイルドな指導の下で育っているので、厳しい指導には耐性がありません。そのため、新人の時に受ける「リアリティショック」は、先輩看護師の想像以上のものになります。

 

 

プリセプターが抱えるストレスと対処法

指導するというのは、自分の思い通りにならないことが多く、イライラしたり自分に自信が持てなくなったりするものです。

 

 

新人指導は「うまくいかなくて当たり前!」と、まずは割り切ってしまいましょう。

 

 

プリセプターが抱えやすいストレスについて、対処法を説明します。

 

 

1.新人がなかなか仕事を覚えない

熱心に指導計画を立案していればいるほど、こちらの思うように技術を習得してくれないというのは、ストレスになります。その後の計画にも響いてくるため、焦りを感じることもあります。

 

 

計画をもっと噛み砕いて、小さなステップをひとつずつこなしていけるようにしましょう。

 

 

えば、輸液管理であれば、清潔操作・薬の知識・ミキシングの技術等、様々な要素に分けられます。それをひとつずつクリアしていけるようにしてみましょう。

 

 

2.新人にやる気が感じられない

「メモを取らない」「反応が薄い」…など、新人の態度や行動に「やる気のなさ」を感じる先輩看護師は多いものです。

 

 

「ノートを取らなくてもププリントが配られる」「情報はネットで収集できる」という環境で育って来た新人世代は、そもそも必死にメモを取ったりする習慣がないというだけで、実はやる気をどのように表現したら良いのかわからないだけだったりします。

 

 

看護技術や必要物品も、メモを取らなくてもネットなどでいくらでも調べることができる時代に育っているので、傍目にはやる気がなく見えても、後で必死に調べていることもあります。

 

 

自分と相手の常識が必ずしも一致しないということを念頭に置いて、メモを取るべきところは「ここはメモを取ってね」など、具体的な指示を出しましょう。

 

 

3.新人をカワイイと思えない

特に初めてのプリセプターの場合、新人に対して良くも悪くも思い入れが強くなるため、責任感の強い人の中には自分のプリセプティにだけ厳しくなってしまうこともあります。

 

 

無理に「カワイイ」と思う必要はないので、まずは挨拶をきちんとすることを心掛けましょう。

 

 

必要以上に仲良くする必要もありません。ただ、仕事・指導に関しては誠実に向き合っていればそれで良いのです。

 

 

4.新人が自分より年上で関わりづらい

近年は、社会人経験を経て看護師を志す人が増えているので、30歳を超えた新卒も珍しくなくなりました。

 

例え自分より年齢が上でも、看護師としてのキャリアは自分の方が上なので、その点は自信を持って指導しましょう。

 

 

ただ、年上の新人がそれまで積み重ねてきた経験(他の職業経験など)を否定するような発言は絶対にしてはいけません。

 

 

コミュニケーションは“鏡”です。こちらが気負いすぎると、新人も関わりづらいと感じてしまいますので、できるだけリラックスして関わるように心掛けましょう。

 

 

但し、時に変なプライドを持っている「年上の新人」もいるものです。

 

 

あまりにも関わりづらいと感じたり、ストレスに感じたりする時は、上司にきちんと相談しましょう。

 

 

5.先輩スタッフから責められる

最近はだいぶ減りましたが、新人がなかなか仕事を覚えられない時、全ての責任をプリセプターに押し付ける職場があります。

 

 

日頃から先輩スタッフや上司と新人の進捗状況を報告し、相談に乗ってもらうようにすることで、「スタッフ全員で新人を育てるのだ」という風潮が出来上がります。

 

 

新人指導は避けて通れない…、しかしその方法は様々

看護師として仕事を続ける以上、新人指導というのは避けて通れないものです。

 

 

しかし、新人指導の方法や考え方は職場ごとに異なるものです。

 

 

例えば、新人の教育を「全員でやるものだ」という意識の職場と、「プリセプターが全責任を負ってするものだ」と考えている職場があります。これらの職場では、プリセプターにかかる負担が全く違います。

 

 

指導方法についても、詳細なマニュアルがある職場もあれば、プリセプターに任せっきりの職場もあります。

 

 

今の職場の新人指導に疑問を感じたら、他の職場を見てみることも考えてみましょう。

 

 

看護師転職サイトでは、今すぐの転職を考えていなくても相談に応じてくれます。

 

 

経験豊富な専任コンサルタントが親身になってアドバイスしてくれますので、安心して相談しましょう。

 

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