本サイトには広告が含まれています
ナースフューチャーへようこそ。副看護師長のレイカです。看護師として、これまで16年働いてきました。あなたの看護師転職をお助けします!
看護師働き方診断

看護師の会議、「部署会」…これが「リーダークラス」の世界!?初めてのリーダー会で受けた衝撃

このエントリーをはてなブックマークに追加   

「リーダー会」って何やってるの?

4B病棟には、
部署内で行われる、
幾つかの「会議」がありました。

 

 

 

「部署会」というのは、
スタッフ全員参加の会議で、

 

主要な連絡事項や全員に関係する、
決まりごとなどを話し合います。

 

 

 

「チーム会」というのは、
病棟内のチームごとに行う会議で、
主に事例検討や勉強会を行います。

 

 

 

そして、
リーダークラスの、
スタッフだけが参加する、

 

「リーダー会」

 

というのがありました。

 

 

 

これは、
私がまだ参加したことがなく、
その話し合いの議事録なども、
残されていないため、

 

何をやっている会議なのか、
全く未知のものでした。

 

 

 

私がリーダーデビューして、
1ヶ月ほど経った頃、

 

師長から、

 

「来週、リーダー会をやるから、
あなたも参加してね」

 

と言われました。

 

 

 

ひとつ上の先輩に、

 

「リーダー会って、
何か準備した方がいいですか?」

 

と聞くと、

 

「別に準備はいらないよ。
話をするだけだから」

 

と、よくわからない返答。

 

 

ついに、

 

「リーダー会」が、
何をする会議なのかわからないまま、
当日を迎えたのでした。

 

 

 

理解できない「リーダー会」の目的…、議事録を残せないワケ

4B病棟の「部署会」は、
普段よりも改まった雰囲気で、

 

開始前でも会議室に入ると、
私語を慎むような空気がありました。

 

 

 

しかし、
「リーダー会」の開始前は、
部署会と比べると、
かなりフランクな雰囲気でした。

 

 

 

それでも私は緊張して、
端の方の席に座っていると、
師長から、

 

 

「あなたももっとこっちに来なさい」

 

と、近くの席につくよう、
促されました。

 

 

 

「リーダー会」は、
部署会と違って、
司会や書記も、
決まっていませんでした。

 

 

 

師長と主任が揃って座ると、
それが開始の合図のようで、
何の号令もなく「リーダー会」が始まりました。

 

 

 

師長は、
「最近、Oさんはどう?」

 

と、その場にいたスタッフに、
問いかけました。

 

 

 

Oさんは、
4月に入職した新人で、
私のプリセプティです。

 

 

 

私は、
自分のプリセプティが、
話題に上っていたこともあり、

 

「自分が最初に発言しなければ!」

 

と意気込みました。

 

 

 

「Oさんは、
以前よりも病棟の雰囲気に、
慣れてきたみたいです。

 

 

 

他の新人と比べると、
少し遅れをとっている部分もありますが、
教育計画に沿って、
進んでいると思います」

 

と、言いました。

 

 

 

すると、

 

「そろそろ、
日勤業務は、
独り立ちさせても良さそうね」

 

と師長が言い、
他のスタッフもうなずきました。

 

 

 

なるほど、こうやって、
新人の進捗状況などを、
話し合う会なのか…

 

と、リーダー会の内容を、
少し理解しかけた時でした。

 

 

「新人のKさんは、最近どうかしら?」

 

 

 

師長により、
話題が別の新人Kさんに移りました。

 

 

 

「Kさん、最近、
ちょっと化粧が派手になりましたよね」

 

と、ある先輩が言いました。

 

 

 

「うん、
私服もちょっと派手になったみたい」

 

と、別の先輩が重ねます。

 

 

 

そんなことまで話題にされるなんて…

 

 

 

と私が驚いていると、
師長が、

 

「Kさん、研修医のA先生と、
付き合ってるらしいわね」

 

と、かなり真剣な表情で言いました。

 

 

 

その場にいたスタッフは皆、

 

「えーっ、本当に!?」

 

などと、はしゃぎながら、
師長の情報に喰いつきました。

 

 

 

更に師長は、

 

「A先生はね、
ちょっと前まで3A病棟の看護師と、
付き合ってたらしいわよ」

 

 

などと、
まるでワイドショーのように、
ネタを振りまき始めます。

 

 

 

後になって、
先輩から教えてもらったことですが、
A大学病院では、

 

院内の医師と看護師が、
付き合ったり別れたりすると、

 

それらの情報が全て、
師長に筒抜けになっているそうです。

 

 

 

そんなことを知らなかった、
当時の私は、

 

師長の口からそんなことが、
話題に出ることを意外に思いました。

 

 

 

「病棟内で男女のトラブルが起こると、
仕事にも支障が出るから、
皆A先生とKさんを注意して見ておいてね」

 

 

と、無理矢理仕事に結びつけるような、
師長の言葉で、
この日のリーダー会はお開きとなりました。

 

 

 

私は、

 

「この会の目的は何なんだ!?」

 

と、リーダー会の、
存在意義が解せぬまま、
その日の仕事を終えました。

 

 

 

そして、

 

「これじゃ、議事録も残らないし、
司会も書記もいらないわけだ…」

 

と納得しました。

 

 

 

翌月も、
「リーダー会」が開催されました。

 

 

 

その時に話題になったのは、
2年目の看護師が彼氏と別れたことや、
別の新人看護師が、
急激に太ったことなどでした。

 

 

 

リーダー会の目的は、

 

「うわさ話の共有」

 

であるということがわかってきました。

 

 

 

ベテラン看護師の鋭い観察眼

「観察は看護の基本」
と言われますが、

 

先輩看護師の観察眼には、
度肝を抜かれることも度々ありました。

 

 

 

スタッフのちょっとした変化を見逃さず、
「何かあったの?」とアプローチします。

 

 

 

そうすると、大抵は、

 

「彼氏ができた」

 

「彼氏と別れた」

 

「実は妊娠した」…など、

 

プライベートで、
事件が起こっているのです。

 

 

 

こういったスタッフの、
些細な変化を見逃さないことも、
リーダー看護師に必要な、
資質なのかも知れません。

 

 

 

「リーダー」になってから、

 

「知らなければ良かった」

 

ということを知ってしまう機会も、
増えたように思うのでした。

 

 

 

しかし、数か月後、
このリーダー会で受けた衝撃など、
一気に吹き飛ぶような大事件が、
A大学病院を襲うのでした。

 

 

 

3年目は転職を考え始める時期

看護師も3年目くらいになると、
職場や組織の様々な面が見えてきます。

 

 

 

そうした中で、
今の職場で勤務を続けることに、
迷いが生じる方も多いです。

 

 

 

とは言え、
3年目だと周囲には、
まだ転職経験者が少ないため、

 

情報不足であることから、
転職で失敗するケースも、
度々見受けられます。

 

 

 

転職を考え始めたら、
看護師転職サイトを賢く活用しましょう。

 

 

 

看護師転職サイトなら、
経験豊富な専任コンサルタントが、
親身になって相談に応じてくれます。

 

 

 

例えば、

 

給与の市場相場や、
退職・転職にまつわる、
複雑な事務手続きなども調べてくれ、
サポートしてくれます。

 

 

 

働きながらの転職活動も、
無理なくサポートしてくれます。

 

 

 

今すぐの転職を考えていなくても、
相談に乗ってくれますので、
安心して登録してみましょう。

 

看護roo

看護rooの特徴

様々な条件の求人を見つけることができる転職サイトです。

数ある転職サイトの中でも特に求人数が多く「年収高め、残業少なめ、年間休日多め」といった好条件の求人もあります!

自分好みの求人をお探しの方はまず登録しておくべき転職サイトです。

価格 無料
評価 評価5
備考 対象地域:全国
このエントリーをはてなブックマークに追加   

この記事の体験談の続きはこちらで読めます