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ナースフューチャーへようこそ。副看護師長のレイカです。看護師として、これまで16年働いてきました。あなたの看護師転職をお助けします!
看護師働き方診断

看護師になり初めての転職活動は相手のペースに乗せられて「病院見学」に行くことから始まった。

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「夢中になれること」を見つけたくて、転職に踏み切った私

ACLS講習会で、
いきいきと働く先輩看護師の姿に、
すっかり感化された私は、

 

自分も、

 

「夢中になれること」

 

「好きなこと」

 

をやりたいと、切実に思いました。

 

 

 

そんな中、
ただただ惰性で、
A大学病院での勤務を続けている自分に、
嫌気が差し、
転職を真剣に考えるようになりました。

 

 

 

本来は「やりたいこと」を見つけてから、
必要なら転職をしようと考えていたのですが、

 

このままA大学病院に居続けても、
自分は何も変わらないような気がしたのです。

 

 

 

また、例の医療事故の一件から、
A大学病院の活気は衰えていました。

 

 

 

誰もが惰性で働いているような印象で、
少なくともACLS講習会で出会ったような、
いきいきと働く看護師は、
滅多に見られませんでした。

 

 

 

それまで考えたこともなかった、
「転職」ですが、
いざ「転職活動」をしようと思っても、
何から手をつけて良いのかわかりませんでした。

 

 

 

というのも、
私はA大学病院の附属の看護学校出身のため、
就職活動すらまともにしてきていないのです。

 

 

 

形ばかりのリクルートスーツは、
持っていましたが、
転職活動のノウハウなど、
何もわかりませんでした。

 

 

 

勢いで申し込んだ「病院見学」

ある日、
夜勤の空き時間に病棟に置いてある、
看護雑誌をパラパラとめくっていると、
その中に求人広告が載っているのに気づきました。

 

 

 

様々なエリアの求人が掲載されている中に、
都内の「T大学病院」の求人がありました。

 

 

 

「T大学病院」は、
全国的にも有名な国公立の大学病院で、
2年前に病院を建て替え、
最新の設備が整っているということでした。

 

 

 

A大学病院は古い建物のため、
私は「キレイな病院」に、
憧れのようなものがありました。

 

 

 

T大学病院の求人広告には、
大きな字で、

 

「見学随時受付」

 

と書かれていました。

 

 

 

私は、ちょっとした好奇心から、
T大学病院の見学に、
行ってみようと思い立ったのです。

 

 

 

夜勤が終わり、
一人暮らしの自宅に帰ると、
すぐさま例の看護雑誌を開き、
私はT大学病院に電話を掛けました。

 

 

 

ちょっと緊張しながら、

 

「あのぉ、
病院見学に行きたいんですけど…」

 

と言うと、相手は、

 

「あら!ありがとうございます。
私は看護部長のOと申します」

 

と言いました。

 

 

 

何と、看護部長が、
電話に出ていたのです。

 

 

 

T大学病院のO看護部長は、
大病院の管理職者とは思えないほど、
気さくにペラペラと話してきました。

 

 

 

「ええと、あなたは今日はお休みなの?」

 

 

「いえ…、夜勤明けです」

 

 

「あら!じゃあ明日はお休み?」

 

 

「…はい」

 

 

「じゃあ、明日はどうかしら?」

 

 

「…はい、大丈夫です」

 

 

「じゃあ、明日の午後1時でいいかしら?」

 

 

「…はい」

 

 

「じゃあ、明日の午後1時で予定しておくわね!
ちょうど、他にも見学希望者がいるのよ。
場所はわかるかしら?」

 

 

「…はい、たぶん。
地図を見ながら行けると思います…」

 

 

「じゃあ明日、待ってるわね!」

 

 

 

ペラペラと喋る、
O看護部長のペースに乗せられ、

 

私は翌日、
T大学病院の見学に行くことに、
なってしまったのでした。

 

 

 

こんなにハイペースに、
事が進むと思っていなかった私は、
「転職活動」というものに怖さを覚えました。

 

 

 

このまま相手のペースに、
乗せられてしまうような気がしたからです。

 

 

 

「転職活動」って公表するもの?

翌日、
T大学病院に、
見学に行くことになった私。

 

 

 

突然のことだったので、
クローゼットからリクルートスーツを引っ張り出し、
時間に余裕を持って早めに家を出ました。

 

 

 

駅のホームで電車を待っていると、
他の部署の師長の姿が見えました。

 

 

 

おそらく夜勤明けで、
帰宅するところだったのでしょう。

 

 

 

「リクルートスーツなんか、
着ているところを見られたらマズイ!」

 

と思った私は、
咄嗟に柱の陰に体を隠しました。

 

 

 

幸い、師長は、
私の姿に気付いていない様子でした。

 

 

 

身を隠しながら、

 

「そういえば、転職活動って、
職場に申告してから、
するものなのだろうか?

 

それとも、
隠れてコソコソとやるものなのだろうか?」

 

と、素朴な疑問を抱きました。

 

 

 

私の中では、

 

「働きながらの転職活動」というのが、
何となく「浮気」のように感じられました。

 

 

 

そんなこともあり、
当面は職場に隠して、
転職活動をすることに決めたのです。

 

 

 

病院見学って「ただ見るだけ」じゃないの!?

約束の時間よりも、
かなり早めにT大学病院に到着してしまった私は、
周辺を散歩して時間を潰しました。

 

 

 

そして、
約束の10分前に受付に行き、
「病院見学に来ました」と伝えると、

 

事務の男性が看護部長室に、
案内してくれました。

 

 

 

看護部長室のドアをノックすると、
部長が直々に出迎えてくれました。

 

 

 

私の他にも、
2名の見学者がいました。

 

 

 

1名は私と同じくらい年代の方で、
もう1名は40代後半と見られる、
かなり貫禄のある方でした。

 

 

 

私は、

 

「平日の昼間にも関わらず、
3名も見学者がいるなんて、
この病院は相当人気があるんだなぁ」

 

などと呑気なことを考えていました。

 

 

 

まずは看護部長室で、
O看護部長から病院の概要や、
病床数などについて、
簡単な説明を受けました。

 

 

 

そして、

 

「では、早速院内を案内しますね」

 

と言うと、私以外の2名の見学者は、
サッとメモ帳とボールペンを手にしました。

 

 

 

私は、「病院見学」を、
「病院の雰囲気を感じるもの」くらいにしか、
捉えていませんでした。

 

 

 

メモを取りながら真剣に見学をする、
二人の姿に圧倒された私は、

 

二人の少し後ろを遠慮がちに、
ついて歩きました。

 

 

 

働きながらの転職活動は転職サイトが便利

看護師転職サイトは、
転職を迷っている段階でも、
相談に応じてくれます。

 

 

 

病院見学や面接の日程調整も、
代行してくれますので、
働きながらの転職活動も、
無理なく行えます。

 

 

 

個人情報は守られますので、
今の職場に知られることなく、
転職活動を進めることも可能です。

 

 

 

働きながら効率良く転職活動をしたい方は、
看護師転職サイトを活用するのが便利です。

 

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