孤立してる…と感じる看護師へ!職場でいじめられない孤立しない方法
ツイート職場内の孤立に悩む社会人は多い
「職場で孤立している…」「職場に馴染めない」と感じている看護師は多いものです。
看護師の仕事は、「個人プレイ」と「連携プレイ」がバランスよく組み合わされて成立しています。
看護師である以上、学生時代から患者とのコミュニケーション技術は学んできているため、業務上必要最低限のコミュニケーションは取れている方がほとんどだと思います。
しかし、休憩時間や飲み会の席、勤務が終わってナースステーションで記録をしている時など、ふとした時に「私、孤立しているかも」と不安に感じている看護師は多いようです。
この悩みは、新人看護師に限ったことではありません。
また、社会人全体を見ても、職場で孤立していると感じている人は多いようです。
「自立」と「孤立」の違い
「孤立」という言葉には何となくネガティブな印象が付きまといます。
特に女性の集団は、群れで動きたがる性質があるので、部署内でもいくつかのグループが存在していると思います。
いくつかの集団がある中でどの集団にも属せず一人でいることは、心細さを感じる場面も多いかも知れません。
しかし、中には「どのグループにも属さず、誰とも群れていないところが凛としてカッコいい」という先輩はいませんか?
それは、「孤立」とは言わず、「自立」と言います。
「自立」と「孤立」は、似ているようで異なります。
「自立」とは、人に頼る必要がない状態。
「孤立」は、頼る人がいない状態。
「凛としてカッコいい」という先輩は、仕事もできて人間的にも依存心の少ない、しっかりした人だと思います。
新人看護師の場合、「自立」は難しいかも知れません。
技術の習得や看護計画立案など様々な場面において、新人看護師にとって先輩のサポートは欠かせません。
職場内での居心地を良くするためにも、不必要な緊張感から解放されて自分らしく振舞うためにも、職場内での孤立は避けたいものです。
職場で孤立する人の特徴&対処法
自分では職場のスタッフに馴染みたいと思っているのに、なかなかうまく馴染むことができずに悩んでいる人も多いと思います。
まずは、一般的に職場で孤立する人の特徴と対処法を押さえておきましょう。
ひとつでも該当する項目があれば、対処法を実践してみてください。
1.空気が読めない。
その場の雰囲気に不適切な行動を取ることを「空気が読めない」と言います。
例えば、ナースステーションでミスの報告をしているスタッフがいる時に大きな声で笑ったり、真剣に話をしている人の傍で雑談をしてしまう人などが挙げられます。
空気が読めない人というのは、まったく悪気がないのが特徴で、自分らしく振舞う結果、他者に不快を与えてしまうのです。
自分が何となく「空気が読めない人」だと思う方は、些細な振舞いにも気を配ることから始めてみましょう。
歩き方や物の置き方、話しかけ方など、常に「周りからどう見えているか?」ということを気にかけてみましょう。
2.気が利かない。
気が利かないタイプの人も、やはり悪意がないのが特徴です。
しかし、看護師にとって「気が利かない性格」というのは致命傷です。
まずは、身近な「気が利く人」の真似をすることから始めてみましょう。
同期の中にも、気が利くタイプの人がいるかも知れません。年齢の近い先輩の真似でも構いません。
「こんな場面では、こんなことをすると、相手は喜ぶのだ」ということを実践を通して学んでいきましょう。
3.人によって態度が変わる。
人の評価を気にしすぎる人は、相手によって態度を変えてしまいがちです。
本人は「相手に合わせる」という意味で、良かれと思ってやっていることが多いのですが、周りから見ると「どれが本当の姿なのかわからない」と不審に受け取られてしまうものです。
人から批判されることを必要以上に恐れず、誰が相手でも、どんな場所でも、常に自分の意見を言えるような練習を積み重ねていきましょう。
4.仕事が遅い。マイペース。
看護師は、仕事があまりにも遅いと孤立しがちです。
「あの人のお陰で帰りが遅くなる」などと陰口を叩かれることもあるようです。
しかし、仕事のペースは急に上げられるものではありません。
仕事が遅くて叱られる人は、実は「報告が遅い」ということを叱られているのです。
どんなに仕事が遅くても、先輩やリーダーから叱られる前にこちらから「ここまでは終わっています。ここから先が終わっていません。」と、先手を打って報告する習慣をつけましょう。
5.感情がすぐに顔に出る。
叱られた時など、不快な感情を露骨に顔に出してしまう人も「可愛げがない」「扱いづらい」と思われ、孤立しがちです。
自分では無意識かも知れませんが、社会人として感情を顔に出さないという技術は必要不可欠だと心得ましょう。
感情が顔に出やすい方は、まずは「自分は今、どんな顔をしているか」を意識するところから始めましょう。
そして、叱られた時も、まずは言葉で「(ご指導)ありがとうございます」と声に出すようにしてみましょう。
この訓練をするだけで、驚くほど効果が見られます。
6.自分の仕事しかしない。手伝わない。
特に仕事の遅い看護師は、人に手伝ってもらってばかりで、人の手伝いをする機会が少ないかも知れません。
それでも、ちょっとでも余裕ができた時は、後片付けなどの簡単な業務で良いので手伝うようにしましょう。
自分の仕事が一息ついたら、周囲を見渡す習慣をつけましょう。
ゴミを捨てる、汚れたシーツを片付けるなど、簡単なことでも、手伝ってもらった人は嬉しいものです。
7.人に敬意を払わない。
正しい敬語を使えない人や「ありがとうございます」が言えない人は、先輩など目上の人との距離を縮めるのに苦労します。
まずは、正しい敬語を身に付けること、そして、指導してもらったり手伝ってもらった時は何度でも「ありがとうございます」と言いましょう。
8.だらしない。
社会人になると、「だらしない人」というのは軽蔑される対象となります。
身だしなみはもちろんのこと、看護師の場合、仕事の仕方にも注意しましょう。
仕事中のワゴンの使い方なども、意外と見られています。
ゴミや使用したタオルをいつまでもワゴンに乗せっぱなしにしたりしないようにしましょう。
また、記録途中でナースコール対応をする時も、サッと片付ける習慣をつけましょう。
9.他者に関心がない。
他者に関心がない人は、孤立する傾向にあります。
人の話をよく聞く、人の感情に注意を払うなど、誰に対しても相手を思いやる気持ちを持ちましょう。
あなたが孤立するのは、職場のせいかも知れない!
看護師の職場というのは、実に様々な雰囲気があり、それぞれの看護師の性格やタイプによって「合う・合わない」がハッキリします。
もし、あなたが今の職場で馴染めない、孤立してしまうという悩みを抱えているならば、それは職場選びに問題があったのかも知れません。
看護師転職サイトは、働く条件だけでなく、求人先の職場の雰囲気もコンサルタントが教えてくれます。
そのため、自分の性格に合った働きやすい職場を目つけることができ、孤立することもありません。
今の職場で居心地の悪さを感じたら、まずは看護師転職サイトに相談してみましょう。