仕事遅い…できない…仕事が遅い新人看護師の改善方法!今日からできる周りが驚くほど仕事が早くなる方法
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「仕事が遅い」の弊害は意外と深刻…
私が内科病棟で副看護師長をしていた頃、「仕事が遅い」ということで悩んでいるスタッフが数名いました。
それがもとで先輩に怒られてしまったり、イライラされてしまうことで先輩スタッフとの良好な関係が築けずに悩んでいる看護師もいました。
「仕事が遅い看護師」は、自信がなさそうな雰囲気を醸し出していることが多く、医師や患者からも「デキない看護師」と思われてしまうことがあります。
つまり、「仕事が遅い」ということは、「仕事の進捗が遅い」「残業が増える」という問題だけでなく、患者や医療スタッフと良好な関係を築く上でも支障を来すということがわかります。
「仕事が遅い看護師」は「いい人」に多い
「仕事が遅い」と悩んでいる看護師に共通するのは、「気を遣い過ぎる」ということです。
例えば、他にしなければならないことがあるのに患者との雑談を終わらせることができなかったり、自分も忙しいのに他のスタッフに仕事を頼まれると断れなかったり、いわゆる「いい人」であることが多いのです。
周囲に気を遣い過ぎるため、他のスタッフに仕事を頼むことができないのも特徴です。
今日からできる!仕事が早くなる方法
「仕事が遅い」を脱却し、「仕事が早い看護師」になるために、以下の方法を実践してみましょう。
一度に全てをやらなくても、できることから少しずつ始めてみましょう。
1.それぞれの看護技術に要する時間を計測してみる。
「仕事が遅い看護師」に共通しているのは、業務の組み立て方が下手だということです。
上手に業務計画を立てるために、まずは様々な技術の「自分の所要時間」を正しく把握することから始めましょう。
例えば、点滴交換やミキシング、血圧測定、採血など、それぞれの技術を行うのに自分は何分かかるのか計測します。
「自分の所要時間」を正しく把握することで、無理のない業務計画を立てられるようになります。
2.5分以内で終わることはすぐにやる習慣をつける。
「仕事が遅い看護師」に共通するのが、「何でも後回しにする習慣」です。
例えば、PC入力やケア後の後片付けなど、「急がない仕事」を後回しにすると、勤務時間が終わる頃には膨大な「雑務」に追われることになるのです。
「急がない仕事」であっても、5分以内で終わることはすぐに片づけてしまう習慣をつけましょう。そうすることで、驚くほどスッキリします。
3.隙間時間を有効活用し、業務を前倒しする。
それぞれの技術に要する「自分の所要時間」が把握できたら、ちょっと空いた「隙間時間」を有効活用しましょう。
例えば、20分かかる予定の全身清拭が15分で終わったとします。そこで空いた5分で、他の「5分で終わる業務」を前倒しするのです。5分あれば、1人くらいはバイタルサイン測定をすることもできるでしょう。
上手く活用できない場合は、隙間時間にとにかく記録をしてしまいましょう。
4.動線を考えて行動する。
「仕事が早い看護師」になるためには、無駄な動きをなくしましょう。
特に、広い病棟だと移動だけで結構な時間のロスになります。
なるべく動線が短くなるように意識して業務計画を立てましょう。ワゴンを上手に活用することも効果的です。
5.メモを活用する。
やるべきことを視覚化しましょう。
ちょっとした業務でもきちんとメモに書くことで、業務計画を立てやすくなり、忘れ物もなくなります。
6.優先順位と具体的行動を明確にしておく。
「仕事が遅い看護師」に共通するのは、「人に頼めない」ということです。
これは、「気を遣って頼めない」という人もいますが、「何を頼んで良いのかわからない」という理由で頼めない人も多いのです。
やるべき行動が明確になっていれば、頼むのは簡単です。「○○さんの点滴を替えて下さい」「○○さんに清拭タオルを渡してください。背中だけ拭いてください」など、具体的にお願いできるように、やるべきことを明確にしておきましょう。
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7.「目的」と「時間」を決めてからベッドサイドへ行く。
患者のベッドサイドに行くと、なかなか戻ってこない看護師がいます。
これは、患者に対して「この看護師さんは手が空いているのかな?」と思わせる雰囲気を醸し出していることも、ひとつの要因です。
患者のベッドサイドへ行く時は、「目的」と「時間」を明確にしてから行きましょう。
例えば、「点滴交換のために5分」「症状に変わりがないかを観察するために3分」などと決めてからベッドサイドへ行きます。
8.こまめに報告する習慣をつける。
先輩や上司から「仕事が遅い」と怒られる看護師の大半は、「報告が遅い」のです。
報告が遅いために、「何をしているのかわからない」ということが先輩や上司をイライラさせます。
「○○が終わりました」「これから○○をします」と、こまめに報告をしましょう。
特に新人看護師の場合は、ちょっと報告し過ぎかな?と思うくらいに報告して良いのです。
こまめに報告をすることで、先輩やリーダー看護師もサポートしやすくなり、お互いが働きやすくなります。
9.常に頭で「看護記録」を書きながら行動する。
「仕事が遅い看護師」の中には、記録に時間がかかってしまう人がいます。
これらの看護師に共通しているのは、「PC(カルテ)の前に座った時、初めて記録のことを考えている」ということです。
「仕事が早い看護師」は、常に業務をしながら頭の中で記録を書いています。
そして、PCの前に座った時は、その「頭の中の記録」をアウトプットする作業のみになるのです。
患者と会話しながらも、「疼痛なし、時折咳嗽あり」といった具合に、常に「記録」を意識することで、意図的なコミュニケーションを図れるようになります。
10.患者との雑談をうまく終わらせる自信がない場合は「裏ワザ」を使う。
時に「話の長い患者」というのもいます。もちろん看護上必要なことであれば、どんなに「話の長い患者」であっても、しっかりと話を聞く必要があります。
しかし、雑談であれば、程よいところで終わらせ、他の業務に当たる必要があります。
患者との雑談を上手く切り上げる自信がない場合は、「裏ワザ」を使いましょう。
その患者の病室に行く時は、タイマーを持って行き、数分後にピピピピ…と音が鳴るようにしておきます。そうすると、患者側も「他に用事があるのだな」と理解してくれます。
また、他のスタッフお願いして、数分後に院内PHSなどで呼び出してもらうという方法も同様の効果があります。
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