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看護師働き方診断

新人看護師で仕事できない…「できない」を「できる」に変える!できない新人看護師の「脱おちこぼれ計画」

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出来・不出来が明確すぎる新人看護師の世界

看護師業界は、他業種に比べて、驚くほど教育体制がしっかりしています。

 

 

ほとんどの病院で「卒後教育」と呼ばれる教育体制が敷かれており、経験年数に応じた教育を受けることになります。

 

 

中でも新人時代は、習得すべき知識や技術が事細かに明記されており、ひとつでも後れを取ると「落ちこぼれ」という扱いを受けてしまいます。

 

 

また、看護技術に関しては、「タイミングよく経験できるか?」という問題もあります。

 

 

どういうことかというと、多くの病院では新人に「技術チェックノート」のようなものがあります。

 

 

様々な看護技術が羅列されており、実際に患者に一人で技術を提供できるようになったら合格というのが一般的なシステムです。

 

 

その項目の中でも、例えば「採血」「輸液管理」などは経験の機会が多いですが、「尿道カテーテル留置」や「中心静脈カテーテル挿入の介助」などは、部署によっては経験の機会が少なく、自分が勤務している時にその機会に巡り合えない新人もいるのです。

 

 

そうなると、いつまで経ってもその項目だけ合格できないということになります。

 

 

そういったタイミングも含めて、「落ちこぼれ」になってしまう新人は意外と多いのが現状です。

 

 

2年目、3年目と経験年数を重ねていけばこれらの差はほとんどなくなっていくのですが、1年目のうちはかなり明確に「落ちこぼれ」が生まれてしまうのが看護師の世界です。

 

 

「他の同期と比べて成長が遅い」

 

「自分だけ、まだ先輩のフォローがついている」

 

「先輩から呆れられている」

 

 

などと落ち込んでいる新人看護師は非常に多いです。

 

 


 

 

新人看護師の「脱おちこぼれ計画」具体案

看護師の「落ちこぼれ」は、学生時代の成績とは無関係のようです。

 

 

学生時代は学業成績も実習も優秀だった人が、就職した途端「落ちこぼれ」になってしまうのも決して珍しい話ではありません。

 

 

看護師として「できる」人になれるかは、学業成績以外にも、「世渡りのうまさ」「要領の良さ」「器用さ」「記憶力」「コミュニケーション能力」など、様々な要因が絡んできます。

 

 

自分に足りないものは何か?

 

 

その答えは、先輩からの「お叱り」に潜んでいます。

 

 

「仕事が遅い」「時間管理ができていない」「病態を理解できていない」…など、先輩から何について怒られたのか振り返ると、自分がすべきことが見えてきます。

 

 

1.仕事が遅い、時間管理ができていない

「やるべきことがたくさんあって、決められた時間内に終わらせることができない」

 

 

「患者さんとケアの時間を約束したのに、その時間が守れない」

 

 

こういった悩みは、新人に多く聞かれます。

 

 

まだ業務に慣れていない新人は、同じケアをするのにも先輩より時間がかかってしまうのは仕方のないことです。

 

 

ならば、業務スケジュールを立てるスキルを身に付けましょう。

 

 

まずは、自分がひとつのケア・処置を行うのに何分かかるのかを知る必要があります。

 

 

「血圧測定は3分」「全身清拭は準備・片付けを含めて20分」「点滴交換は5分」…など、自部署で頻繁に行う看護技術について、自分の場合の所要時間を把握することから始めましょう。

 

 

そうすることで、業務スケジュールが立てやすくなります。

 

 

また、所要時間を正しく把握することで「5分空いたから、この間に○○をやろう」と、時間を有効活用することができるようになります。

 

 

患者さんに話しかけられるとつい長話をしてしまうという人は、失礼にならない程度に時間を気にしながら、「ごめんなさい、呼ばれているので失礼します」とその場を去りましょう。

 

 

もし、患者さんの話が不安の訴えなど、時間をかけて聞かなければならない内容であれば、きちんと時間を設けて聞くようにしましょう。

 

 

「◯時頃にお部屋でじっくりとお話を聞かせて頂いてもよろしいですか?」と、時間を改めて設ける旨を伝えましょう。

 

 

「仕事が遅い」と言われる新人に共通しているのが、「報告が遅い」ということです。

 

 

途中であっても「まだ○○が終わっていません」「○○は終わりました」と、経過を報告しましょう。早め早めに報告することが大切です。

 

 

2.看護技術が下手、手際が悪い

学生時代、どんなに学業成績が良かった人でも、看護技術が苦手な人というのは多いです。

 

 

看護技術に関しては、練習あるのみ。

 

 

苦手な看護技術は、何度も練習とイメージトレーニングを繰り返して、訓練するしかありません。特に、イメトレは時間と場所を選ばずにでき、非常に効果があります。

 

 

また、日頃から患者さんと良好な関係を築いておくことで、実践の時に過度に緊張するのを防ぐことができます。

 

 

患者さんと廊下ですれ違ったりする時はにこやかに挨拶をするなど、常に患者さんとの関係づくりを意識しましょう。

 

 

3.忘れっぽい

看護師が病棟の廊下を一周すると、「痛み止めを下さい」「氷枕を取り替えて」「タオルを貸してください」「点滴が終わりました」など、多くの患者さんから話しかけられるものです。

 

 

一度にたくさんのことを言われると、覚えきれなかったり、自分の中で優先度の低いことはすぐに忘れてしまったりします。

 

 

その結果、患者さんからの信頼を失ってしまうようなこともあるかも知れません。

 

 

また、看護師の業務の中には、厳密に時間を守って行わなければならないことも多いです。

 

 

投薬の時間や、検査に行く時間、入浴の時間など、看護師は常に時間に追われています。

 

 

頼まれごとを忘れないようにするには、まずメモをとることです。

 

 

付箋などに書いて、用事が済んだら破棄するのでも良いでしょう。

 

 

また、時間厳守のためには、タイマーを効果的に活用しましょう。

 

 

イヤホン型のタイマーなども売られていますので、便利なグッズを取り入れながら工夫をしましょう。

 

 

4.疾患を理解できていない

学生時代から勉強が苦手だった方は、働き始めてからも疾患の理解に苦慮することがあるでしょう。

 

 

看護計画を立てても、「疾患が理解できていない」「病態が把握できていない」などとダメ出しされたり、関連図の提出を指示されたりします。

 

 

疾患を理解するのが苦手な方は、勉強法を変えてみることです。

 

 

疾患・病態に関する勉強の前に、まずは「正常」を理解しましょう。

 

 

例えば、「慢性腎不全」について勉強しようと思ったら、腎臓の正常な機能について調べます。そうすれば、その臓器が冒された時に、どんな支障を来すのかが一発でイメージできます。

 

 

何事も「正常」がわかっていないと「異常」を理解することはできません。

 

 

難しい勉強の前に、「正常を理解する」ということを優先させましょう。

 

 

5.漠然と「成長が遅い」「覚えが悪い」と言われる

何がいけないのかわからないけど、漠然と「成長が遅い」「覚えが悪い」と言われる。

 

 

他の同期と比べて、後れをとっている気がする…。

 

 

そんな時は、焦らずに「毎日ひとつずつできることを増やしていく」ということを目標に掲げましょう。

 

 

成長が早い新人もいれば、遅い新人もいて当然です。

 

 

遅いからといって気にすることはありません。大切なのは、確実に成長していくことなのです。

 

 

このような方は、毎日「小さいけれど的確な目標設定」を心掛けましょう。

 

 

「○○の準備ができるようになる」「ナースコールを取る」「○○検査の申し送りができる」など、具体的な行動レベルの目標を設定します。

 

 

設定した目標はプリセプターや先輩にも確認してもらい、確実に達成できるように行動しましょう。

 

 

小さいけれど、それを1ヶ月、2ヶ月と積み重ねていくことで、確実な成長に繋がります。

 

 

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