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ナースフューチャーへようこそ。副看護師長のレイカです。看護師として、これまで16年働いてきました。あなたの看護師転職をお助けします!
看護師働き方診断

「うまくいかない」と感じているプリセプター必見!新人指導でつまずいたら思い出したい基本的なこと。役割の極論と教え方。

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思い通りにいかない新人指導

プリセプターを任された看護師も新人看護師も、4月はフレッシュな気持ちで仕事に臨むことができたと思います。

 

 

しかし、6月頃になると、業務内容も複雑化し、徐々に疲れも出てきます。

 

 

5月くらいまでは順調に進んでいた新人指導計画も、この時期になると計画よりも遅れてしまったり修正を余儀なくされることが多く、「新人指導って、思い通りにいかないな…」と感じるプリセプターも多いようです。

 

 

「こんなに説明しているのに、どうしてわかってくれないんだろう?」

 

「あんなに言っておいたのに、どうして勉強してこないんだろう?」

 

「こんなに簡単なことが、どうしてできないんだろう?」

 

 

など、新人に対してイライラを募らせているプリセプターも多いのではないでしょうか。

 

 

また、新人との関係構築に悩んでいるプリセプターも多いと思います。

 

 

良好な関係を築いている他のプリセプターを羨ましく感じたりすることもあるでしょう。

 

 

「人に何かを教える」というのは想像以上に難しいということを、プリセプターという役割を通して痛感している看護師も多いことでしょう。

 

 


 

 

プリセプターが絶対にしなくてはならない基本的なこと

「うまくいかない」と感じたら、基本的なことに立ち返りましょう。

 

 

プリセプターが絶対にしなくてはならないことは、以下の3つです。

 

  1. 新人看護師のサポート
  2. スタッフとの協力
  3. 自分の感情のコントロール

 

この3つのどれかひとつでも欠けると、プリセプターとしてのスランプに陥ります。

 

 

しかし、これら全てをこなすのは、口で言うほど簡単なことではありません。

 

 

新人指導に協力的でないスタッフもいるでしょうし、日々の忙しい業務に追われる中で自分の感情をコントロールするのは難しいと感じるでしょう。

 

 

完璧である必要はありません。

 

 

ただ、日頃からこの3つを意識して、自分の態度や行動を決めましょう。

 

 

プリセプターの役割の極論!

プリセプターを任される前に、様々な研修に参加した方も多いでしょう。

 

 

「新人のやる気を引き出す関わり方」など、様々なノウハウを学んだ方も多いと思いますが、病院が期待するプリセプターの役割の極論は、「新人を辞めさせないこと」の一言に尽きます。

 

 

例え、覚えが悪い新人でも、なかなか勉強して来ない新人でも、とりあえず毎日仕事に来ていればOK!くらいに肩の力を抜いてしまいましょう。

 

 

できることからやってみよう!パーフェクトな教え方

指導方法のノウハウは教えてもらえるものの、実際には理想通りにできないものです。

 

 

完璧な指導なんてできなくて当然。

 

 

まずは、自分にできそうなことから毎日の指導に取り入れてみましょう。

 

 

1.「できている部分」と「できていない部分」の両方を指摘してあげる。

プリセプターのタイプによって、「褒めることが得意な人」と「叱ることが得意な人」に分かれます。

 

 

しかし、理想的には、これらをバランス良く使い分けることが必要です。

 

 

そのためには、何かを指導する時には、「できている部分」と「できていない部分」の両方を指摘することを意識しましょう。

 

 

例えば、「患者さんへの声掛けはしっかりできていたね。

 

 

でも、点滴の滴下を合わせるのに時間がかかってしまったね」「清潔操作はまだ練習が必要だね。

 

 

でも、必要物品の準備は完璧だったよ」のように、常に「両方」を意識しましょう。

 

 

そうすることで、新人も指摘や注意を抵抗なく受け入れることができます。

 

 

2.具体的でわかりやすい指示を出す。

抽象的で曖昧な表現は、新人にとって非常に理解しにくいものです。

 

 

何か指示を出す時は、より具体的に伝えることを心掛けましょう。

 

 

勉強の仕方も同様です。新人が勉強の仕方のコツを掴むまでは、「○○の処置の介助方法のマニュアルを読んできてね」のように、具体的な指示を出しましょう。

 

 

3.「ポジティブメッセージ」を心掛ける。

新人が失敗してしまった時は、「こうしたらもっとうまくいくよ」というように、ポジティブな声掛けをしてあげましょう。

 

 

本人が「失敗した」と自覚していることに関しては、叱る必要はありません。

 

 

4.「伝える」=「伝わる」ではないことを肝に銘じよう。

自分は「伝えた」つもりでも、相手に伝わっていないということはよくあります。

 

 

ちょっとした表現の違いなどで、相手に自分の意図することが伝わらないことは、指導の場面以外でもよくあることです。

 

 

何かを伝えたら、正しく理解できているか?確認をしましょう。

 

 

「伝える」=「伝わる」ではない。このことを常に念頭に置いてコミュニケーションを取ることが大切です。

 

 

5.新人の話は最後まで聞く。

新人がミスや失敗をした時は、頭ごなしに叱らずに新人の言い分もきちんと聞きましょう。

 

 

話の途中で意見を言ったり、話を遮ったりするのはやめましょう。

 

 

人は、自分の話を最後まで聞いてくれた人には、信頼感を抱きます。

 

 

逆に話を遮る人には不信感を抱きます。

 

 

新人との良好な関係は、スムーズに指導を進める上で大切なことです。

 

 

6.質問・相談しやすい雰囲気作り。

新人の自己判断によるミスが起こった時、よく新人が口にするのが「相談しづらい雰囲気があった」というものです。

 

 

「わからないのに聞いて来ない新人が悪いんじゃないか!」と思う方も多いでしょうが、今の看護業界では「質問しづらい雰囲気を作った先輩が悪い」という考え方が主流です。

 

 

新人が萎縮せずに働ける雰囲気を作ることは、結果的に新人のスムーズな成長を促進し、職場全体の雰囲気を良くすることにも繋がります。

 

 

新人指導の方法も病院それぞれ

新人指導の方法や教育体制は病院・施設によって異なります。

 

 

近年はプリセプター制度を廃止する病院も出てきています。

 

 

自分に合った教育制度の病院を選ぶことが大切です。

 

 

看護師転職サイトでは、雇用条件だけでなく、看護部の教育体制や人間関係など、本来は入職してからでないとわからないような詳細な内部情報まで事前にリサーチしてくれます。

 

 

今の職場の教育制度が自分に合わないと感じたら、まずは看護師転職サイトに相談してみましょう。

 

 

今すぐの転職を考えていなくても相談に乗ってくれます。

 

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