孤独な新人看護師、配属先に新人が自分だけ!同期がいない新人看護師は「一人ぼっち」を味方に付けろ!
ツイートまさかの「同期がいない!」は、意外とよくある話です
看護師の新人研修、新人看護師にとって最大のイベントは「配属先発表」ではないでしょうか。
多くの病院では、新人研修の最終日に発表するケースが多いようです。
看護師として最初に配属される診療科というのは、今後の看護師人生にも大きな影響を与えます。
その後の看護観や働き方を大きく左右することもあるでしょう。多くの新人看護師が「希望の診療科に配属されるのか…」と、ドキドキしながらこの瞬間を待っているのです。
「診療科」と同じくらい重要なのが、「同期は誰か?」ということです。
しかし、時に「配属先に新人が自分一人だけ!」という状況になることもあります。
規模の小さい病院ではよくある話ですが、実は大規模な大学病院などでもこのようなことは頻繁に起こります。
新人看護師にとって同期というのはどんな存在か?
同じ部署に配属された同期というのは、悩みを共感し、励まし合える仲間となることが多いです。
情報や知識を共有することもあります。また、新人にとっては「同期」という存在そのものが心強く感じられるものです。
そんな同期がいないとなると、最初は心細く感じてしまうでしょう。
初出勤の時も、他の部署は同期同士、ロッカー室などで待ち合わせをしているのに、自分は一人でその部署に行かなければならない。
ちょっとした話相手もおらず、休憩時間などは淋しいと感じたり、他の部署の同期が仲良くしている様子を見て羨ましく思うかも知れません。
しかし、同期と言えども、必ずしも性格が合うとは限りません。
また、同期間での人間関係の方が複雑だと言う人もいます。
そう考えると、「同期がいない」ということにもメリットがありそうです。
同期がいないことはこんなにもメリットがある!「同期がいない」を味方につけよう
同期がいないことを「淋しい」と感じるのは最初のうちだけです。
看護師は多くがシフト勤務ですから、そのうちに勤務が合わなくなり、「同期と1週間も顔を合わせていない」というような状況になるのです。
更に、同期がいないことは、以下のようなメリットがあります。
1.職場に馴染むのが早くなる
新人が数名いると、どうしても新人同士で固まることが多くなり、職場に馴染むのに時間がかかることが多いです。
しかし、新人が一人だけだと話しかけてもらえる機会も増え、早い時期にスタッフの一員として認めてもらえることが多いです。
2.先輩や上司に目をかけてもらえる
新人が10名近く配属される部署では、名前を憶えてもらうまでにも時間がかかります。
しかし、新人が1名しかいないと、先輩も丁寧に指導してくれますし、師長などの上司も目をかけてくれます。ちょっとしてことでも相談に乗ってもらえます。
3.比較されることがない
同期と進捗状況を比較されて不快な思いをする新人看護師は多いものです。
しかし、同期がいない職場では誰とも比較されることなく、自分のペースで新人教育を受けることができます。
4.自立心が育ち、社会性・コミュニケーション能力が向上する
同期がいると、わからないことを同期同士で相談してしまうこともありますが、同期がいないとなると、先輩や上司に聞く必要があります。
最初は緊張するかも知れませんが、繰り返すうちに目上の人とのコミュニケーションに慣れ、自然とコミュニケーション能力が向上します。
5.離職率の低い部署である
配属される新人の数が少ないということは、前年度に退職した看護師が少ないということです。
つまり、離職率の低い部署ということであり、働きやすい職場であると言えます。
逆に新人が大勢配属されている部署は、それだけ看護師が辞めている部署ということ。
新人が少ない部署に配属された自分はラッキーなのだと思いましょう。
同期がいなくても、これさえ知っていれば淋しくない
同期がいなくて淋しいのは最初だけです。
新人時代に同期がいなかった先輩看護師は、いかにして淋しい新人時代を乗り越えたのか?
いくつかの方法をご紹介します。
1.ひとつ上の先輩を頼りにする
ひとつ上の先輩は、歳も近く、比較的話しかけやすいと思います。
ちょっとしたことでも相談したりして、頼りにしてみましょう。
2.職場の愚痴は、違う職場の友人と!
職場の愚痴をこぼしたい時は、違う職場に勤める友人と会うようにしましょう。
3.「同期がいない」友人を見つける
同じ職場内に、同じように「部署に新人が一人だけ」という同期がいたら、声を掛けてみましょう。
お互いに悩みを共有したりすることで、少し気持ちが楽になるかも知れません。
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