看護師は気が強い?看護師に気が強くて嫌われる人が多い理由
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「気が強い人」には2種類ある
一般に、看護師は「気が強い」というイメージを持たれることが多いです。
人の命を預かる医療の現場で働いている看護師には、曖昧な表現が許されないため、一般人から見ると、どうしても口調がきつく感じられたりするのかも知れません。
また、しっかりしている人、頼りがいのある人というのも「気が強い」というイメージを持たれることがあります。
そのため、実際には「気が強い人」でなくても、看護師という職業のイメージだけで「気が強い」と思われてしまうのかも知れません。
しかし、「看護師は気が強い」と言われると、「確かに!」と感じる看護師も多いと思います。
私の経験でも、看護師の職場には、確かに「気が強い人」がゴロゴロしています。
「気が強い人」には2通りのタイプがいます。
ひとつは「気が強いけど、好かれている人」。
もうひとつは「気が強くて、嫌われている人」。
こう言われると、具体的な人物が思い当たる方も多いのではないでしょうか?
今回は、これらの違いについて考えていきます。
「気が強い人」の条件
一般に「気が強い人」というのは、以下のような人を指します。
- 芯が強い。
- メンタルが強い。
- 正義感が強い。
- 弁が立つ。
- 頼りになる。
- 物怖じしない。
- 負けず嫌い。
- 努力家。
- 自己主張がはっきりしている。
- 堂々としている。
こう見てみると、「気が強い」というのは「長所」だということがおわかりいただけると思います。
それと同時に、「気が強い」ということは、看護師に必要な資質であると言えるのではないでしょうか。
気が強いのは「諸刃の剣」
しかしながら、「気が強い」というのは、ネガティブなイメージを持たれる言葉です。
「○○さんは気が強いよね」と言う時、それは悪口であることがほとんどです。
「気が強い」というのは、諸刃の剣。
正しく使えばとても優れたものなのですが、間違った使い方をすると人を傷つけたり、それがもとで嫌われてしまうこともあります。
気が強いけど「好かれる人」と「嫌われる人」の分岐点は?
気が強いけど好かれる人の特徴
1.正義感が強く、公平性を重んじる。
正義感が強く、間違ったことに対しては、相手が目上の人であってもきちんと主張します。
自分ばかりが得をするような考え方をせず、「公平であること」を大切にします。
弱い者いじめをするようなこともなく、新人や新しいスタッフに対しては親切な人が多いです。
2.自分の意見は表明しつつも、相手が正しいと思ったら折れることができる。
自分の意見はしっかりと伝えますが、人の意見もしっかりと聞く耳を持っています。
そして、相手の意見のほうが良いと思えば、自分の意見に固執することなく、素直に称賛することができます。
3.人一倍努力している。
気が強い人は「自信家」だと言われますが、その裏付けとなるような努力をしています。
技術練習なども、揺らぎない自信を持てるレベルになるまで繰り返します。
会議などで堂々と発言できるのも、下調べがあってこそ。
誰よりも努力しているからこそ、誰よりも自信を持ってその場にいることができるのです。
4.芯が強い。
自分が劣勢になるようなことがあっても、自分の信念を曲げません。
全員が間違った方向を向いていても、「自分はそうは思わない」と、ハッキリ言える人です。
派閥争いなどに巻き込まれることなく、自律していられます。
気が強くて嫌われる人の特徴
1.「自分が正しい」と信じて疑わない。
どんな場面でも、絶対に自分の意見を通そうとします。
自分の意見に固執し、それ以外の選択肢を持ちません。
また、自分に非があっても絶対に謝りません。
2.人の意見に耳を貸さない。
会議などでも、人の意見は聞き入れません。
3.反論・批判をされると機嫌が悪くなる。
自分の意見に異を唱えられると、途端に機嫌が悪くなります。
このタイプの人は、常に下準備が不十分で、何事も「気が強い人」という雰囲気だけで乗り切ろうとしています。
そのため、正論に対しては非常に脆弱で、論破されることを誰よりも恐れているのです。
4.人のパーソナルスペースに踏み込む。
相手が嫌がっているのに、プライベートなことまでグイグイ詮索したり、噂話をすることが大好きなのです。
「気が強い人」というカテゴリーに入れば、職場内で権力を持てると思っているのです。
看護師に「気が強くて嫌われる人」が多い理由
看護師の職場には、残念ながら後者の「気が強くて嫌われる人」が多く存在します。
その理由としては、看護師の職場環境が挙げられます。
いじめ(イジメ)まではいかないにしても、気が強い人からの指摘というのは、いじめ(イジメ)られているように感じる人もいるでしょう。
看護師の仕事は、生命に関わるものであり、厳しい指導が余儀なくされる場面も多いです。
そのため、後天的に「気が強い人」になることが多く、表面上の気の強さで看護師という厳しい職場環境を乗り越えている人が多いのです。
つまり、「気が強くて嫌われる人」は、職場が作り出しているのです。
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