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ストレスの多い「中堅看護師」世代の乗り越え方!不満だらけの「中堅看護師」は、ストレスの「中身」を整理しよう

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「手厚い新人指導」のしわ寄せをくらう「中堅看護師」

「中堅看護師」とは、おおむね経験3~7年の看護師を指します。

 

 

「新人」時代は脱したものの、まだ「ベテラン」とまではいかない時期と言えるでしょう。

 

 

一通りの看護技術は身に付けており、年齢的には20代が中心で独身者が多いことから、職場では「使い勝手が良い世代」と思われています。

 

 

人数的にも、最も多いのが中堅看護師の世代です。

 

 

看護師として最も脂が乗っている時期と言えます。

 

 

近年、新人世代には非常に手厚いサポート体制が取られています。

 

 

新人看護師の離職率低下が問題視され始めた十数年前から、新人教育の第一の目標を「辞めないこと」とする病院が増えてきました。

 

 

新人にとって負担の大きい研修制度を見直したり、教育計画も緩やかなものになっています。

 

 

また、新人看護師にカウンセラーの面談を実施している病院もあります。

 

 

「手厚い新人指導」によって、新人看護師が独り立ちする時期は年々遅くなっています。

 

 

十数年前までは、6月頃には夜勤の独り立ちをさせる病院が大半でしたが、近年では秋頃に独り立ちさせる病院が多く、中には、翌年の春まで独り立ちさせない病院もあります。

 

 

そのため、新卒を多く受け入れている病院では、看護師の頭数だけは揃っているものの、「自立した看護師」は不足していることが多いのです。

 

 

このような現状の中で、最もしわ寄せをくらっているのは「中堅看護師」です。

 

 

新人指導を担いながら、同時にリーダーとしての役割をこなしている中堅看護師も多いです。

 

 

新人に手厚い指導を施しても、独り立ちはまだまだ先の話。

 

 

若いのを良いことに目一杯夜勤を入れられ、新人でないのを良いことに委員会に駆り出される。

 

 

そんな、都合よく扱われているのが「中堅看護師」なのです。

 

 


 

 

中堅看護師のストレスの「中身」は?

中堅看護師は、とかくストレスに晒されがちです。

 

 

しかし、新人のような手厚いサポートはありません。

 

 

つまり、中堅看護師は、ストレスを自分で何とかしなければなりません。

 

 

「何だかイライラする」「思い通りにいかない」など、ストレスを感じたら、まずはその「中身」は何なのか?と考えてみましょう。

 

 

ストレスの中身を考えるだけでも、頭の中が整理され、楽になることがあります。

 

 

中堅看護師が抱えやすいストレスの中身

 

1.新人・後輩の指導によるストレス

指導がうまくいかないことによるストレスです。

 

これは、新人・後輩に対する苛立ちだけでなく、指導がうまくできない自分に対する苛立ちもあります。

 

また、近年の新人指導の手厚さから、「新人ばかり守られていて、自分たちはおざなりにされている」という不満も多いです。

 

 

2.リーダー業務の重圧

この時期になると、リーダー業務を任される看護師も増えます。

 

ただでさえ責任の重い看護師の業務に加え、リーダー業務は更なる責任を課せられます。

 

 

3.人間関係の悩み

この時期になると、先輩スタッフや上司と関わる機会も増え、それまで見えてこなかった人間関係が気になり始めます。

 

新人時代とは異なり、「一人前のスタッフ」として扱われるからこそ、派閥争いに巻き込まれることもあります。

 

 

4.委員会・看護研究などによる業務過多

中堅看護師になると、委員会のメンバーに加わったり、看護研究をすることも増えてきます。

 

日常の看護業務に加えてこれらの業務をこなすことは、身体的・精神的にも負担が大きいです。

 

 

5.中間管理職的な「板挟み」によるストレス

中堅看護師は、新人や後輩からは「頼りになる身近な先輩」であり、上司や先輩からは「部署の中核をなすメンバー」として見られています。

 

そのため、上と下からの板挟み状態となることも多く、中間管理職のようなストレスを感じることも多いです。

 

 

6.将来のビジョンに対する焦り

この時期になると、将来のビジョンを具体的に考え始める看護師が多いです。

 

早い人であれば、既に専門分野の大学院や認定の学校に通ったりしています。

 

そんな周囲の状況を見て、焦りを感じる中堅看護師も多いです。

 

 

7.組織の体制・方針に対する不満

新人時代には気にならなかった組織の体制やシステム・方針に疑問を抱いたり、不満を感じたりするようになります。

 

他の病院・施設に勤務している友人の話などを聞いて、「この職場は遅れている」「この職場のやり方はおかしい」と感じ始める時期です。

 

ストレスの中身がわかると、「なーんだ、自分はこんなことで悩んでいたのか」「皆、同じことで悩んでいるんだな」などと感じることも多いです。

 

原因不明のイライラに襲われたら、まずはイライラの中身を自分なりに分析してみましょう。

 

そうすることで、解決策が見出せたり、気持ちが楽になったりするものです。

 

 

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自分の職場を客観視することができるようになります。

 

 

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