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医療事故によって狂った看護師の将来ビジョン。患者数激減でボーナス減額…それでも私が退職して転職しなかった理由。

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医療事故によるボーナス減額…、それでも私が退職を選ばなかったワケ

A大学病院の医療事故のニュースは、
1ヶ月ほど経つと、
だいぶ下火になってきました。

 

 

 

病院周辺のマスコミの姿も減り、

 

「飲み会禁止」

 

「外食禁止」

 

は続いているものの、
普段の業務への影響は、
少なくなってきました。

 

 

 

そんな中、
院長が引責辞任することとなり、
副院長が新院長に就任しました。

 

 

 

日常業務にはさほど影響がなく、
徐々に普段の落ち着きを、
取り戻してきたかに見えました。

 

 

 

しかし、
この医療事故の影響で、
患者数が激減したことなどから、
私たちスタッフのボーナスも減らされることになりました。

 

 

 

それは誰にとっても、
不本意な出来事でしたが、

 

一連の騒動によってことの重大さを、
痛いほど知らされた私たちスタッフは、

 

ボーナス減額に対する不満を、
一切口には出しませんでした。

 

 

 

そういった影響もあり、
年度末の退職希望者は、
例年になく多かったそうです。

 

 

 

看護師4年目を終えようとしていた私は、
それでもA大学病院に残ることを決めました。

 

 

 

それは、ある分野に、
興味を持ち始めていたからです。

 

 

 

外科系病棟である4B病棟には、
消化器外科の患者も多く、
入院していました。

 

 

 

その中で、
私はストーマケアに、
興味を持ち始めていました。

 

 

 

WOCNなどの認定資格取得にも、
興味を持っていました。

 

 

 

他の病院に移って、
また一からやり直すよりも、

 

このままA大学病院に留まって、
経験年数を積んだ方が、
得策だと考えたのです。

 

 

 

医療事故の波及はこんな形でも…

5年目になった私は、
退職者が多かったこともあり、

 

4B病棟では、
すっかりリーダー格になってしまいました。

 

 

 

ストーマケアに興味を持った私は、
師長にもそれをアピールし、

 

できるだけ消化器外科の患者さんを、
担当させてもらうようにしていました。

 

 

 

先んじてWOCNを目指している、
M先輩とも仲良くなり、

 

お互いに情報交換をしたり、
一緒に院外の研修会に、
参加したりするようになりました。

 

 

 

一緒に看護研究も行いました。

 

 

 

院内全体で退職者が多かったため、
人数調整のための、
大規模な人事異動が行われましたが、

 

私は、

 

「ストーマケアをやりたい」

 

という希望が通り、
4B病棟に留めてもらうことができました。

 

 

 

しかし数か月後、
部署会で信じられない展開が、
発表されました。

 

 

 

「4B病棟は、
総合内科病棟になります」

 

 

 

例の医療事故で、
麻酔科医が書類送検されたために、
A大学病院では、
手術件数が激減していました。

 

 

 

そのため、
外科系の病床数を減らすこととなり、
代わりに内科系の病床数を、
増やすことが決まったというのです。

 

 

 

私も、
WOCNを目指しているM先輩も、
言葉を失いました。

 

 

 

「異動」で診療科が変わることはあっても、
自分の勤務している病棟そのものの診療科が、
変わることなど予想していなかったからです。

 

 

 

WOCNの認定学校に入るには、
一定期間、
当該ケアに携わっていなければなりません。

 

 

 

総合内科病棟になってしまうと、
そのケアの機会がなくなり、

 

「従事期間」
を満たせなくなってしまうのです。

 

 

 

半月後、
病棟改編が行われ、
4B病棟は、
総合内科病棟になってしまいました。

 

 

 

医療事故の影響というのは、
こんな形で看護師の将来のビジョンまで、
狂わせてしまうものなのだと、
身をもって知ったのです。

 

 

 

診療科が変わった!そして潰えた夢

救急室と外科系病棟の、
勤務経験しかなかった私にとって、
内科系病棟での勤務は、
わからないことだらけでした。

 

 

 

学生の頃のように、
毎日本を読んで勉強し、
日々の業務をこなすのがやっとでした。

 

 

 

それでも、
私のストーマケアに対する興味は変わらず、

 

「いずれ外科病棟に、異動させてもらおう」

 

と考えていました。

 

 

 

面談などがある度にその希望を伝え、
意向調査などにも必ず記入していました。

 

 

 

しかしその都度、
師長や看護部長からは、

 

「あと数年したら、
外科系の病床数が増やせるから、
それまで待って」

 

「今の4B病棟にはあなたが必要」

 

などとたしなめられました。

 

 

 

私より3年上のM先輩は、
ついに業を煮やし、

 

「今年度末で退職する」

 

と言い出しました。

 

 

 

M先輩は、
看護部長とも面談を重ねた結果、
年度末で同系列の病院に、
異動することになりました。

 

 

 

一方私は、
毎日の慣れない業務の中で、
徐々にストーマケアに対する興味が、
減っていきました。

 

 

 

そして、何のビジョンも持たず、
ただただ惰性でA大学病院に、
勤務し続けました。

 

 

 

「続ける理由もないが、
転職するのも面倒…」

 

 

 

というのが正直なところで、
目の前に与えられた業務だけをこなし、

 

「行きなさい」

 

と言われた研修に参加する…

 

という生活になりました。

 

 

 

何の目的もなく、
無為に5年目を過ごしていた私は、

 

この後、
他の同期から激しく差をつけられてしまう、
ということに、
全く気付いていなかったのでした。

 

 

 

希望の診療科があるなら

大規模な病院ほど、
希望の診療科への配属は難しいものです。

 

 

 

しかし、
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自分一人では難しい、
配属先や給与・休暇などの、
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