子持ちでも新人看護師として働くことは可能?増えている「子持ちの新人」へのアドバイス
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「子持ちの新人看護師」が増えている!
以前は、新卒の看護師と言えば20代前半がほとんどでしたが、近年は社会人経験を経て看護師免許取得に乗り出す人も増え、「子持ちの新人看護師」も増えています。
看護師は比較的求人数が多いため、将来性や経済的な安定を求めて、30歳前後で看護学校に入学する人も増えています。
また、シングルマザーが看護師を目指すケースや、看護学校在学中に妊娠・出産を経て就職に至るケースもあります。
「新人看護師」も「育児」もただでさえ大変なものです。それが重なるということは、並大抵の大変さではありません。
それ故に、せっかく看護師になったのに、仕事を続けることが困難になる人もいます。
しかし、子持ちでも新人時代を乗り越えて、一人前の看護師として働き続けることができる人もいます。
それらの人達の違いは何なのか?
考えていきましょう。
子持ちの新人看護師が抱える様々な不安
新しいことを始めるのは、何事も期待と不安が入り混じるものです。
子持ちの新人看護師の場合は、不安の方が大半を占めるのではないでしょうか。
一般的に新人看護師が抱える不安とは、「仕事を覚えられるか?」「仕事についていけるか?」「職場に馴染めるか?」「職場の人間関係は良好か?」…といったものが多いです。
子持ちの新人看護師の場合は、これらの不安に加え、以下のようなことが懸念材料となります。
1.夜勤
子どもが小さいと、夜勤ができない人も多いです。
近年は様々な働き方が認められるようになり、子どもがいると夜勤を免除してくれる職場も多いので、その点は安心して勤めることができるでしょう。
しかし、新人看護師にとって、夜勤は様々な体験を積み、看護師としてのスキルを磨く場となります。
その夜勤ができないということは、同期に後れをとるような気がすることもあるでしょう。
また、制度として夜勤免除が認められていても、職場内で肩身の狭い思いをする方もいるかも知れません。
2.残業
子どもを保育園に預けている方は、お迎えの時間があります。
残業が常態化している職場では、決まった時間に帰れないおそれがあります。
また、周りが残業しているのに、自分だけ早く帰ることに気兼ねする方もいるでしょう。
3.体力
看護師の仕事は体力的にもハードです。
仕事が終わるとクタクタになっていることも珍しくありません。
子持ちの場合は、その後も家事・育児に追われることになります。
子持ちの新人看護師は、30歳を過ぎていることも珍しくなく、体力的に続くかどうかを不安に感じる方も多いです。
「子持ちの新人看護師」は、働きやすい環境を自分で創り出す!
夜勤や残業ができない子持ちの新人看護師は、職場内で肩身の狭い思いをする方も多いです。
それが、働きにくさや居心地の悪さに繋がってしまう方もいます。
新人でなくても、「子持ちの看護師」というのは、様々な工夫や努力をしながら、自分で働きやすい環境を創り出しています。
先輩の工夫や努力を見習いながら、新人でもできる方法を実践してみましょう。
1.日頃から業務に責任を持って取り組む姿勢を見せる
子持ちの看護師は、新人でなくても、夜勤や残業ができないことに肩身の狭さを感じています。
時に、時間的な制約で自分の仕事を他のスタッフにお願いする場面も多いでしょう。
それならその分、勤務時間中は自分の仕事に責任を持って取り組みましょう。
また、自分の手が空いた時は、他のスタッフの仕事を手伝うことも忘れないようにしましょう。
そのような姿勢が伝われば、徐々にスタッフも「持ちつ持たれつ」と思ってくれます。
2.使える制度は最大限に活用する
職場の育児支援制度や自治体の育児サポート制度など、使えそうなものは最大限に活用しましょう。
そのために情報収集しておくことも大切です。
3.家事・育児は分担&週末作り置きで乗り切る
夫や同居の家族がいる場合は、事前に家事分担をしておくと良いでしょう。
保育園のお迎えなども、可能な限り分担しましょう。
食事は、週末に作り置きをしておくと、平日が楽になります。
4.家事の「手抜き」は悪ではない!
家事を「手抜き」するのに罪悪感を持つ人がいますが、家事に追われてイライラしてしまったりするのは、「手抜き」よりもたちが悪いです。
ワーキングマザーの家事の「手抜き」は、悪ではありません。その分、子どもと穏やかに過ごす時間が作れるなら、それに越したことはありません。
毎日完璧に家事をこなそうとせず、ほどほどに「手抜き」しましょう。
料理は出来合いの総菜を活用したり、アイロンがけのいらないシャツやハンカチを使うなど、家事の負担を減らしましょう。
5.必要以上に負い目を感じない
子どもの急な発熱などで休むこともあると思います。
そのような時は、「仕方ない」と割り切って、必要以上に負い目を感じないようにしましょう。
出勤した時に、その分、頑張って働けば良いのです。
6.勉強は通勤時間&休憩時間だけで充分
新人看護師の中には、毎日受験生のように勉強している人もいます。
しかし、小さい子どもを抱える看護師は、自宅で勉強時間を確保するのはほぼ不可能でしょう。
勉強は時間をかければ結果が出るものではありません。
限られた時間でも、効率良く勉強することは可能です。
子持ちの看護師の場合は、通勤時間と休憩時間に集中して勉強しましょう。
その日わからなかったことを調べるだけでも、積み重ねれば充分な学びが得られます。
7.レポートは、早朝出勤で片づける
もし、レポート作成などの課題が出されたら、30分〜1時間程度早めに出勤して、職場で片づけてしまいましょう。
自宅だと集中できる時間を作るのが難しいと思います。職場の図書室や休憩室を活用しましょう。
8.「後れはあとからでも取り戻せる」と割り切ろう!
子持ちだと、どうしても夜勤ができなかったりして、他の同期から後れをとっていると感じてしまう場面も多いと思います。
しかし、そんな後れはあとからいくらでも取り戻せます。
子どもが大きくなってからでも良いのです。
他と比べて悲観することのないようにしましょう。
「子持ちの新人看護師」にとって働きやすい職場とは
「子持ちの新人看護師」に対しては、理解のある職場とそうでない職場とに分かれるようです。
「子持ちの新人看護師」が働きやすい職場とは、具体的にどのような職場なのでしょうか?
- 育児中の看護師が多い。
- 年齢層が幅広い。
- 育児支援が充実している。
- 託児所がある。
- 融通の利く教育制度を設けている。
もし、今の職場で働きづらさを感じたら、看護師転職サイトに相談してみましょう。
看護師転職サイトでは、スタッフの年齢構成や育児中の看護師の割合など、本来は入職してからでないとわからないような詳細な内部情報までリサーチしてくれます。
経験豊富な専任コンサルタントが親身になって相談に応じてくれますので、活用してみましょう。
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