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ナースフューチャーへようこそ。副看護師長のレイカです。看護師として、これまで16年働いてきました。あなたの看護師転職をお助けします!
看護師働き方診断

「私のプリセプティだけ成長が遅いかも…」と思ったら新人看護師の学習パターンを把握して効果的な指導をしよう!

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秋は新人格差が最も大きい時期!

4月に入職した新卒看護師も、職場に馴染んでくるこの時期。

 

緊張感も少しほぐれて、本人も「看護師の仲間入り」をしたような気分になり、意欲的に仕事に取り組むことができるようになる時期です。

 

 

しかし、この時期になると、成長の個人差が著しくなるのも事実です。

 

 

もともとの学力や要領の善し悪しに加え、タイミングによる経験値の違いも出てきます。

 

 

1年も経てば帳尻が合ってくるのですが、入職から半年くらいの秋頃は、最も「新人の格差」が大きい時期と言えます。

 

 

その中で、後れを取っている新人は焦りを感じたり、逆にやる気をそがれたりします。

 

 

同時に、その新人を担当しているプリセプターも焦りを感じます。

 

 

場合によっては、本人以上にプリセプターが焦ってしまうこともあるでしょう。

 

 

しかし、人に学習させるというのは、自分で学習する以上に大変なことです。

 

 

思う通りにいかずにイライラしてしまうこともあります。

 

 

プリセプティの「学習パターン」を把握して、効果的な指導法を見つけていきましょう。

 

 


 

 

誰彼構わず「レポート書いてきて!」って言ってない?

私もかつて新人時代に、よく先輩から「○○について調べてきて、明日見せてね」「レポート書いてきてね」などと指導を受けたものです。

 

 

指導する立場にある看護師は、決まり文句のように、ことあるごとに新人看護師に「レポート書いてきて」と言っているようです。

 

 

しかし、この「レポート」という学習方法、本当に役に立っているのでしょうか?

 

 

「レポートを書く」という学習方法が功を奏するのは、全体の25%程度です。

 

 

残りの75%の人は、レポートを書かせても、「書く」という作業に没頭してしまい、内容はあまり頭に入っていないのです。

 

 

人が何かを学習するときには、4つのパターンがあります。

 

 

今回は、その4つの「学習パターン」について解説します。

 

 

「優位感覚」と4つの「学習パターン」

学生時代から、勉強の仕方には個性があったと思います。

 

 

きちんとノートを取るタイプの人もいれば、ノートなんて全然取っていないのに成績が良い人もいます。

 

 

また、教科書がマーカーだらけになる人やノートがカラフルな人もいます。

 

 

これらの違いは、「学習パターン」の違いによるものです。

 

 

つまり、どのような学習法が効果的かということは、個々によって異なるのです。

 

 

効果的な「学習パターン」は、その人の「優位感覚」によって変わります。

 

 

「優位感覚」とは、「耳がいい」とか「鼻が利く」といった、その人が敏感な感覚のことです。

 

 

4つの「学習パターン」の特徴と、効果的な学習法

 

1.聴覚系

「聞いて覚える」ということが得意なタイプです。

 

講義に参加することが効果的です。

 

また、人との会話の中で意味を理解することもあります。

 

このタイプは、本を読んでも声に出さないと頭に入らず、レポートを書くことはほぼ無意味です。

 

また、騒音のある場所では集中できないのも特徴です。

 

指導は口頭で行うと良いでしょう。

 

何かを勉強してきて欲しい時は、レポートなどの紙媒体にせず、「自分で調べたことを、私に説明してくれる?」と、口頭で聞くと良いでしょう。

 

動画サイトなども効果的です。

 

 

2.言語系

他の物事と関連付けながら覚えるのが得意なタイプです。

 

暗記ものなどは語呂合わせを作って覚えたりするタイプです。

 

このタイプは、自分なりのまとめ方をすると理解が深まるので、レポートを書かせたり、発表の場を与えることで効果的に学習できます。

 

文章を書くのが得意なのも特徴です。

 

患者向けのパンフレット作りなども得意分野です。

 

理屈っぽい一面もあり、何かを覚える時には「理由」をセットにすると覚えやすいです。

 

看護技術も、まずは理論から入るとスムーズです。新しい技術を覚える際には、最初にマニュアルに目を通させましょう。

 

 

3.感覚系

体験やロールプレイングが効果的なタイプです。

 

文章を読むときに指でなぞる人は、このタイプが多いです。

 

器用な人が多く、看護技術も人の手技を見学するだけで、ある程度習得できます。

 

ただ、理屈に弱いので、理論そっちのけで技術ばかり先走ってしまうこともあります。

 

時折、「それは何のためにするんだっけ?」「ここで注意することは何だっけ?」などと、理屈を考えながら行動できるように導くと良いでしょう。

 

また、このタイプは集中力が長続きしないので、こまめに休憩を挟むと効率よく学習できます。

 

 

4.視覚系

見た目(体形や髪型など)やベッドの位置で患者を把握しているタイプで、教科書や資料をマーカーラインだらけにしている人はこのタイプである可能性が高いです。

 

集中力が低下しやすいタイプなので、忘れてはいけないことは必ずメモを取らせましょう。

 

学習方法としては、図やチャートを見るのが効果的です。

 

自分でまとめるのも効果的なので、レポートを書かせるのも良いでしょう。

 

また、関連図を書かせると非常に効果的です。

 

看護計画の立案に慣れるまでは、関連図を書く習慣をつけさせるとよいでしょう。

 

看護技術を覚える時も、自分で図や絵を描くことで理解が深まります。

 

うまくできない看護技術があれば、自分なりの方法・手順をレポートにまとめさせると良いでしょう。

 

 

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