新人看護師の「中間評価」の書き方!後期の目標達成に向けて、高評価を得られる中間評価&目標修正例文付き
ツイート「中間評価」って何?「中間評価」の流れ
「中間評価」と言われても、新人看護師の方々にはピンと来ないかも知れません。
「中間評価」というのは、年度初めに作成した「目標管理シート」を、年度のちょうど中間期に当たる9~10月に評価するものです。
病院・施設によって多少の違いはありますが、「中間評価」は、おおむね以下の流れで行われます。
1.目標管理シートに「自己評価」を記載し、師長に提出する。
自己評価の記載欄は、段階的評価(S:予想を上回る成果を出すことが出来た、A:予定通りに目標を達成した、B:概ね予定通りに目標を達成した、C:一部達成できなかった、D:全く達成できなかった…など)と、その理由等を文章で記載する欄で構成されていることが多いです。
提出方法は、紙ベースで提出するケースやメール添付で提出するケースなど、職場によって様々です。
いずれにしても、提出期限は厳守しましょう。
また、提出しても、不備があったり内容が不充分だと書き直しをさせられることが多々あります。それを踏まえて、提出は余裕を持って早めにします。
また、紙ベースで提出する場合は、自分用に一部コピーを取っておきます。
2.「自己評価」をもとに、師長・主任等と面談を行う。その上で、「他者評価」を記載される。
面談は師長・主任が同席して行う病院が多いですが、中には「中間評価」の面接は主任が行い、「最終評価」(年度末)の面談を師長が行う病院もあります。
「評価」と言われると緊張するかも知れませんが、比較的和やかな雰囲気で行われることが多いので、安心してください。
面談時間は30分程度のことが多いです。
面談時は、自分でも目標管理シートを持参します。(1.でコピーしておいたもの)
面談では、まず自分で自己評価を説明します。
そして、1項目ずつ上司からの「他者評価」がなされます。
新人の方で、これから師長などの上司との面談で緊張している方もいらっしゃるでしょう。
そんな面談に備えて、キャリアコンサルタントにまず、練習だと思って相談してみるのもいいです。
転職サイトのキャリアコンサルタントは、目標についての相談も受けてくれます。
新人でも問題ありません。
上司との面談では今後のキャリアについてどう考えているのか、新人でも具体的に聞かれることもあります。
まだまだ自分のキャリアについては考える余裕は無いかもしれませんが、新人の時に、将来のビジョンを話すことで、上司に強くアピールすることが可能です。
キャリアについては特にコンサルタントのアドバイスはとても役立ちます。
看護師転職サイトはネット上にたくさんありますが、元看護師だったコンサルタントが最も多く、新人の気持ちを一番わかってくれるのが、こちらの「看護roo」です。
コンサルタントにはこちらから無料で相談できます。
3.「他者評価」を踏まえ、必要であれば目標を修正する。
上司との面談を踏まえ、必要であれば目標を修正します。
達成に向けて順調に進んでいる目標であれば修正の必要はありません。
修正した目標管理シートを提出し、「中間評価」は完了です。
「中間評価」と「目標修正」の具体例を例文付きでわかりすく解説
年度初めに苦労して目標管理シートを記載した方も多いと思います。
しかし、提出した後は日常業務に追われて、「目標のことなどすっかり忘れていた!」という方も多いのではないでしょうか。
でも、そんな方でもコツさえつかめば大丈夫です。
「中間評価」の書き方を解説します。
●例1
目標
病棟スタッフの一員として積極的に業務に取り組むため、3月末まで1日1回以上は進んでナースコール対応をする。
段階的評価:A
予定通りに目標を達成した。
自己評価・目標修正
日勤業務を独り立ちした6月から、1日1回以上はナースコール対応ができている。
点滴交換と排泄介助は一人で対応できるようになった。
9月からは1日2回は対応できている。
現時点で目標を達成できているため、10月以降は1日3回以上のナースコール対応を目標する。
☆解説☆
新卒看護師を想定した事例です。当初は1年かけて達成する予定でしたが、9月時点で既に達成できています。
予定よりも著しく早い時期に達成できた場合、「目標設定が低すぎた」という評価をされることがあります。
そのため、このケースでは「1回以上」から「3回以上」というより高い目標に修正しています。
●例2
目標
10月までに採血を一人でできるようになる。
段階的評価:C
一部達成できなかった
自己評価・目標修正
当初は6月から練習を開始する予定だったが、予定よりも時期が遅れてしまい、7月から模擬腕を使用して練習を開始した。
9月からは、スタッフの協力を得てスタッフの腕で練習しているが、血管が見にくい人の採血がうまくできず、まだ患者の採血を実施するには至っていない。
患者に安全・確実な技術を提供するために、11月末までは模擬腕とスタッフでの練習に専念する。
12月から、プリセプターに見てもらいながら患者の採血をする。
患者に苦痛を与えないため、一度失敗した場合は、自ら先輩にサポートを依頼するようにする。
3月末までに一人で採血できるようになる。
☆解説☆
看護技術の習得ペースは個人差が大きいです。器用で習得が早いタイプもいれば、不器用でなかなか習得できないタイプもいます。
この事例は後者の「不器用で習得が遅いタイプ」を想定しています。
目の前の日常業務に追われて、技術練習の開始時期が予定よりも遅れることは多々あることなので、正直に記載して構いません。
このような場合は、目標を修正します。
当初の予定よりも達成時期を遅らせ、達成までのプロセスをより具体的にすることで、「時間はかかってしまうが、確実に習得する」という姿勢を見せます。
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