新人看護師の「振り返りノート」に使える“ネタ帳”「振り返りノート」に書くネタが尽きたらこれを見よう!
ツイート「毎日の振り返り」と言われても…、ネタが尽きる時期
新人看護師がそれぞれの部署に配属されると、毎日「振り返りノート」を提出させる職場が多いようです。
「振り返りノート」は、その日学んだことや気付いたことを記載し、プリセプターなどの指導者に提出するというものです。
多くの職場では、入職3ヶ月くらいまでは毎日提出させているようです。
職場によって、そのボリュームは異なります。
数行で済ませる職場もあれば、毎日A4 サイズの用紙を埋めなければならない職場もあるようです。
入職して間もない4月は、毎日のように真新しいことが起き、学ぶことも多いため、記載するネタも盛りだくさんですが、6月頃になってくると、さほど真新しい出来事がない日も増え、「振り返りノート」のネタに困る新人も多いです。
しかし、それでも書かなくてはいけない「振り返りノート」。
そこで、「ネタがなくて困った!」という時に使える「振り返りノートのネタ」をご紹介します。
看護師転職サイトのコンサルタントに、看護師の仕事の仕方について相談できることはご存じでしょうか?
看護師転職サイトはネット上にたくさんありますが、振り返りノートについては元看護師のコンサルタントが多く、新人のことを一番理解してくれる、こちらの「看護roo」がおすすめです。
コンサルタントには、転職に限らず、振り返りノートの書き方など、日頃の仕事についてもアドバイスをもらえるので、新人の方でも利用できます。
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例文つき!新人看護師に求められる能力と振り返りのポイント
「振り返りノート」は、何らかの事件や出来事があった日はスラスラと書けますが、問題は何事も起きない平穏な日です。
それでも、ちょっと視点を変えて意識すれば、何かしら書くことはあるはずです。
一般的に新人看護師に求められる時期別の能力・態度と振り返りのポイントについて解説し、例文をご紹介します。
4月
職場に慣れる。
これは、ただ雰囲気に慣れるというだけでなく、「物品の場所を覚える」「検査室の場所を覚える」「スタッフの顔・名前を覚える」ということです。
例文
- 物品の場所がわからず、処置に時間がかかってしまった。
- 物品の場所を覚えたことでスムーズにケアが行えた。
- 外来患者さんに検査室の場所を聞かれたが、うまく説明できなかったので、練習しておく。
社会人としてのマナー・ルールが身に付いている。
基本的な挨拶はもちろん、身だしなみ、電話応対の仕方などです。
遅刻をしないことや、体調不良の時は早めに自分から申し出ることなども含まれます。
例文
- 業者から師長宛てに電話がかかってきて、スムーズに対応できず、先輩に替わってもらった。今後は、外部からの電話にもきちんと対応できるように、新人研修で学んだ電話応対のマナーを復習しておく。
1日の流れを把握する。
入職間もない頃は1日の流れを理解することが当面の目標とされます。
病棟のスケジュールを理解して、計画的に行動する能力が求められます。
例文
- 保清ケアの時間がずれ込み、血糖測定が遅れてしまった。今後は、食事の時間などを意識してケアの予定を組む。
5月
医療安全について理解している。
医療事故を防ぐための具体的な行動が取れること、また、ミスを起こしてしまった場合の報告の仕方を理解している必要があります。
まだ、あまり責任の重い業務は任されていないかも知れませんが、万が一ミスを起こしてしまった場合、「一番先に誰に報告するのか」ということは最低限理解しておきましょう。
例文
- 患者さんの抗生剤投与の時間を忘れており、先輩に指摘されて気付いた。今後は、タイマーを使って、忘れることのないようにする。
- 内服薬を開封時に落として紛失してしまい、○○先輩に相談した。すぐに主任に口頭で報告し、主治医に報告して、新たな処方を出してもらった。床を探しても見当たらなかったため、主任から清掃業者にも伝えてもらった。報告書を記載し、師長に状況を説明した。内服薬の紛失は、別の患者さんが誤って内服してしまうおそれもあり、非常に危険である。また、患者さんをお待たせしてしまい、医師や清掃業者にも迷惑をかけてしまった。コストもかかってしまう。今後は、落とさないようにトレイの上で開封するようにする。
災害時・急変時に自分が取るべき行動を理解している。
救急カートの場所(施錠してある場合はカギの場所も)、AEDの場所、コードブルーのかけ方など、緊急時に具体的行動を取れるようにしておきましょう。
例文
- 今日は、救急カートの点検について教わった。救急カートに不備があると患者さんの生命に関わるので、物品の名前や扱い方を復習し、正確に点検できるようにしていきたい。
- 検査室に行った帰り、廊下で転倒している外来患者さんを発見したので、驚いてしまい、外来のナースステーションまで人を呼びに行ったが、そのような時は、その場を離れずに大声で人を呼ぶ。
6月
基本的な看護技術を実践できる。
3ヶ月頃になると、基本的な看護技術の実践を始めている方も多いでしょう。
ひとつずつで良いので、確実な手技で行える技術を増やしていきましょう。
例文
- 輸液管理を行った。清潔操作はできたが、滴下を合わせるのに時間がかかってしまい、患者さんに不安を与えてしまったように思う。業務後に滴下合わせの練習を行い、スムーズにできるようにする。
- 血糖測定を行った。測定用のチップを落としてしまい、取りに戻ったので、患者さんをお待たせしてしまった。今後は、落としたり不潔にしてしまった時のために、予備のチップを準備しておく。
週の流れを把握する。
外科系病棟であれば手術日を中心として前後のケアをスムーズに行うこと、また、シーツ交換日や入浴日などの週間予定を把握した上でケアを行うことも求められます。
例文
- 患者さんの入浴介助を行ったが、本日はリネンの定期交換日だったので、一度ベッドに戻った後に、再び移動することになってしまった。患者さんの負担を減らし、業務の効率化を図るためにも、次回からは入浴中にリネン交換をしておいてもらえるよう依頼する。
他にも、それぞれの職場の新人指導計画に「遂行すべき業務」「求められる能力」などが明示されていると思いますので、参考にしてください。
特に、「振り返りノート」のボリュームが多い職場の場合は、より具体的な状況を記載すると良いでしょう。
新人指導の方法も職場によって様々
新卒の場合は、今の職場しか知らないため、新人指導の方法に不満や疑問を抱いてもそのまま我慢し続けてしまうことがあります。
「これはおかしいのでは?」と思ったら、看護師転職サイトに相談するという方法もあります。
看護師転職サイトは、今すぐの転職を考えていなくても相談に応じてくれます。
転職をすべきかどうか?といった相談にも、経験豊富な専任コンサルタントが親身になって応じてくれますので、安心して相談してみましょう。