看護師がおつぼねが育たない職場環境を探すには?お局いじめ(イジメ)回避方法
ツイート
「お局様(おつぼね)」は職場が生み出す!
看護師に限らず、「お局様(おつぼね)」の存在に悩まされている職場は多いようです。
お局様(おつぼね)が一人いるだけで、その職場の人間関係や全体的な雰囲気が悪くなります。
お局様(おつぼね)は、後輩のみならず上司を悩ませることもあります。
お局様(おつぼね)は仕事ができない人が多いので、年齢だけ重ねて出世をせず、年下の上司の下で働くことになります。
しかし、年齢だけは「上」という自負があり、変なプライドがあるため、年下の上司がお局様(おつぼね)に手を焼くことも珍しくありません。
「お局様(おつぼね)」が個人の問題であれば、その人が退職すれば問題は解決するかも知れません。
しかし、「お局様(おつぼね)」を生み出しているのが「職場」だとしたらどうでしょうか?
たくさんの「お局様(おつぼね)候補」が軒を連ね、自分の出番を待っている職場もあるかも知れません。
「私の職場にはお局様(おつぼね)がいるけど、友人の職場にはいないらしい。私は運が悪かった」と思っている方もいるかも知れません。
しかし、それは本当に「運」だけの問題でしょうか?
お局様(おつぼね)がいる職場・いない職場には、それぞれ然るべき要因が絡んでいます。
今回は、「お局様(おつぼね)の育つ環境」について考えていきます。
「お局様(おつぼね)」の条件とは?
一般に、職場で「お局様(おつぼね)」と言われる人は、以下の条件を満たしています。
1.仕事ができない。
お局様(おつぼね)は仕事ができず、何でも人にやらせようとします。
2.自分だけ楽をしようとする。
面倒なことは絶対に引き受けません。
例えば、飲み会の幹事などもやりたがりません。
また、委員会や係も、できるだけ楽なものをやりたがります。
3.一人で行動できない。
お局様(おつぼね)は寂しがり屋なので、一人で行動できません。
例えば、院内の講習会などに参加する時も、絶対に知っている人の近くに座りたがります。
4.公の場では発言できない。
休憩中などは饒舌に悪口・噂話を言っているのに対し、部署会議や委員会などの公の場では、言葉がまとまらず、うまく発言できない人が多いです。
また、知っている人ばかりの部署会議ではよく喋るが、看護部全体の総会など規模の大きい場では発言できないタイプの人もいます。
5.休みの希望を通すためなら手段を選ばない。
とにかく、自分の休み希望を通すことには躍起になります。
同じ日に他のスタッフが休み希望を出さないように根回しすることもあります。
6.私生活が充実していない。
友人や恋人など、職場以外の人間関係が希薄であったり、休みの日を無為に過ごしている人が多いです。
そのため、職場内の人間関係や自分の立場に必要以上に固執します。
お局様(おつぼね)を生む職場・生まない職場
お局様(おつぼね)を生み出しているのは、職場環境です。
お局様(おつぼね)のいじめ(イジメ)に悩まされないためには、お局様(おつぼね)を生まない職場を選びましょう。
お局様(おつぼね)を生む職場は、一人のお局様(おつぼね)が退職しても、また新たなお局様(おつぼね)が発生するからです。
お局様(おつぼね)を生む職場
1.ルールが曖昧で公平性に欠ける。
休み希望の出し方などのルールが曖昧だと、新人は希望を出しづらく、古株ばかりに融通の利く職場となります。
また、ルールが文書化されていない職場も、様々な決まり事が曖昧になりがちです。
休み希望の出し方、休憩室の掃除当番など、細かいことまでルールが明文化されていないと、特に新人看護師にとって負担の大きい職場となります。
2.責任の所在が不明確。
お局様(おつぼね)は、自分だけ楽をしようとします。
そのため、お局様(おつぼね)は仕事量が少なく、その分他のスタッフにしわ寄せがきます。
どんな業務においても、責任の所在が不明確なものは人に依頼しやすく、任せっぱなしになったり、責任を押し付けられたりします。
3.職責を超えて発言権のある人がいる。
本来の職責やパワーバランスを超えて発言権のある人、いわゆる「影のボス」の存在が放置されていると、それが「お局様(おつぼね)」に発展します。
4.評価制度が機能していない。
「評価制度」と言うと、以前は「上司が部下を」評価するものでしたが、最近では「多面評価」「360度評価」などの名称で、「部下が上司を」評価したり、「同僚が同僚を」評価したりするシステムを導入している職場も増えています。
このような評価制度がきちんと機能していれば、「お局様(おつぼね)」は発生しないはずです。
評価機能がきちんと機能を果たしていない職場は要注意です。
5.管理職者のマネジメント力が不足している。
お局様(おつぼね)には、上司も手を焼いていることも多いです。
それは、上司のマネジメント力が不足しているということ。
スタッフの勤務態度や仕事遂行能力、同僚や後輩への態度、実際の業務量などを管理者が正しく把握していれば、一人だけ楽をするお局様(おつぼね)は発生しないのです。
お局様(おつぼね)を生まない職場
1.管理者の教育制度が整備されている。
職場を選ぶ時、教育制度を重要視する看護師は多いですが、看護管理者の教育制度を気にする看護師は少ないです。
しかし、お局様(おつぼね)のいない職場を探す場合は、管理者の教育制度が整備されていることも大切なポイント
上司のマネジメント力が不足していると、お局様(おつぼね)をコントロールできず、その下で働くスタッフは非常に苦労します。
定期的に管理者研修が行われている職場や、管理者になるための基準を明確にしている職場を選びましょう。
2.評価制度が正常に機能している。
職員の評価制度があるのはもちろんですが、「正常に機能している状態」というのは、「名目だけではない」ということです。
評価制度はあるものの、形ばかりの職場も多いです。
評価制度がきちんと給与や賞与に反映されるなど、「正常に機能しているか?」というポイントに注意しましょう。
お局様(おつぼね)を生まない職場探しは看護師転職サイトにお任せ!
もし、あなたの職場にお局様(おつぼね)がいるとしたら、それは「職場のせい」です。
仮に今のお局様(おつぼね)が退職しても、新たなお局様(おつぼね)が誕生することは目に見えています。
看護師転職サイトは、雇用条件だけでなく、人間関係などの詳細な内部情報まで事前に教えてくれます。
管理者の教育制度など、自分では質問しづらいようなことも、専任コンサルタントが代わりに聞いてくれますので、納得いく転職先が見つかります。
現在転職したいと思っていない方や、転職をするかどうか迷っている方でも相談に乗ってくれます。
こちらから無料で登録でき、コンサルタントに相談できます。