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看護師で異動が不安…まったく経験のない診療科に異動になってしまった!看護師が異動先で早く仕事に慣れるコツ

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2月・3月は、看護師の異動が多い時期

多くの職業では年度初めの4月に異動が多いですが、看護師業界では、2月・3月の異動が多いです。

 

 

これは、4月になると新人が入ってくるため、異動の時期を少し前にずらすことで、4月までに異動してきた看護師を即戦力に仕立て上げようという意図に基づくものです。

 

 

看護師は医師と違って、全ての診療科に配属される可能性があります。

 

 

認定や専門資格を持っている看護師はある程度限られた分野になりますが、多くの看護師にとって「まったく経験のない診療科への異動」というのは、当然のように起こり得ることなのです。

 

 


 

 

特にギャップの大きい異動先で早く仕事に慣れるコツ

同じ院内の同じ看護師という仕事でも、診療科が変わると仕事内容がガラッと変わることも少なくありません。

 

 

疾患が変われば、検査や扱う薬も変わります。患者層も変わります。一緒に働く医師も変わります。知らない略語に出くわすこともあります。

 

 

また、「消化器外科から消化器内科」「脳外科から神経内科」のように、疾患が似ている場合はまだ馴染みやすいのですが、「小児科から泌尿器科」「産婦人科から脳外科」のように、まったく異なる診療科に異動になると、ほぼ新人です。

 

また、一般病棟から「手術室」「外来」「ICU」などシステムが異なる部署に異動になるのも、やはり新人のように一から仕事を覚えなくてはなりません。

 

 

異動先によっても、その振り幅は異なるのです。

 

 

特にギャップの大きい異動パターンと、そのポイントについて説明しましょう。

 

 

1.一般病棟⇒小児科

小児科の場合、扱う薬の量が非常に細かくなります。抗生剤の点滴なども、バイアルをそのまま使用することは少なく、溶解して必要量を取り出すことになります。

 

 

ルートキープなどの看護技術も、成人の場合とは異なります。

 

 

また、同じ院内でも、食事時間や就寝時刻、面会時間などのタイムスケジュールが異なることがあります。病棟内の規則も異なります。

 

 

小児科に異動になったら、これまでやってきたことを「普通」と思わず、ちょっとしたことでも他のスタッフに確認してから行うようにしましょう。

 

 

 

2.病棟⇒外来

看護師は、学生時代に実習をやっているので、病棟を知らない人はいませんが、外来の仕事を見たことがない看護師というのは意外と多いものです。

 

 

外来を「楽な部署」と勘違いしている看護師も多いのですが、実際は、短時間で様々なことを判断しなければならないため、かなり高度なアセスメント能力が求められる部署です。

 

 

また、多くの患者さんが出入りする場所なので、初対面の患者さんから話しかけられることも多くなります。

 

 

外来に異動になったら、まず、院内の配置や決まりごとについて再度確認しておきましょう。

 

 

例えば、車椅子用トイレの場所、検査室の場所、ゴミ箱、自動販売機の場所、面会時間、夜間緊急時の連絡方法などは、患者さんからよく聞かれる事項です。

 

 

3.病棟⇒手術室・救急室・ICU

これらの部署は、病棟とシステムがまったく異なりますので、まずは全体の雰囲気に慣れることが必要です。1日の業務の流れを理解しましょう。

 

 

それから、なるべく早く、物品の場所と名前を覚えましょう。点滴ルートなどは、同じ院内でも病棟と手術室で別のメーカーのものを使用している場合もあります。

 

 

これらの部署は、異動してきた看護師に対して、比較的丁寧に指導してくれる傾向がありますので、まったくの未経験でも臆することなく、どんどん質問して教えてもらいましょう。

 

 

4.外科系⇒内科系

内科系は、内服薬や点滴が非常に重要な治療となりますので、よく扱う薬については事前に調べておきましょう。

 

 

また、治療の効果は採血データが重要視されますので、毎日の情報収集の際には採血データもチェックしましょう。

 

 

外科系ほどドラスティックな変化が見られないので、物足りなさを感じる看護師もいますが、慢性疾患の看護をじっくり学べるチャンスと捉えましょう。

 

 

5.内科系⇒外科系

外科系病棟は、手術日があるため、曜日によって繁忙度が異なります。

 

 

そのため、内科系よりもメリハリがあると言われます。

 

 

手術日の夜勤は、慣れるまで大変だと感じることも多いですが、徐々にそのメリハリに慣れていくでしょう。

 

 

内科系から外科系に異動になると、看護展開が早いと感じる看護師も多いです。

 

 

そのため、予測を立てながら動くことも必要です。まずは、術後の一般的な経過を理解し、前もって準備できるようになりましょう。

 

 

6.産婦人科・耳鼻科・眼科への異動

これらの診療科は、働いたことがない者にとっては未知の世界です。疾患名もわからないこともありますし、術式なども特殊です。また、略語がわからなくて戸惑うことも多いです。

 

 

これらの診療科に異動になったら、スタッフにどのような方法で勉強してきたのか聞いてみましょう。本などを貸してもらうのも良いです。そして、わからないことは積極的にどんどん質問しましょう。

 

 

異動してみて初めてわかる「本当にやりたいこと」

看護師として働く以上、ずっと同じ職場の同じ部署で働き続けるというのは不可能に近いでしょう。異動は、必ず誰にでも降りかかるものです。

 

 

異動してみることで、自分の適性に改めて気づくことも多いものです。

 

 

「やっぱり、○○科で働きたい」

 

「自分には手術室が合っていた」

 

「病棟で働きたい」

 

など、異動して比較対象ができることで、自分のやりたいことが見えてくる看護師も多いものです。

 

 

また、異動先での仕事が合わないと感じることもあるでしょう。

 

 

「異動によってやりたいことが見えてきた」「働きたい診療科ができた」という方は、看護師転職サイトで、もっと自分の条件に合った職場を探すこともできます。

 

 

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