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看護師働き方診断

看護師が余剰の時代が来る!?これからの時代を生き残る看護師になるために…

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看護師余剰時代は、もうそこまで来ている!

「売り手市場」「引く手あまた」と言われる看護師。

 

 

「看護師不足」という言葉が定着して久しい現代、「看護師余剰時代」と言われてもピンと来ない人が多いかも知れません。

 

 

確かに、日本はこれから“超高齢多死社会”を迎えようとしており、医療が必要な人口は増えていきます。

 

 

労働者人口は減っていくので、当然看護師などの医療従事者は不足することが予測されます。

 

 

近年の「看護師売り手市場」を創り出していた要因のひとつが“7:1看護体制”です。

 

 

7:1看護体制を取ることで診療報酬が高くなり、病院の収入に繋がったので、どの病院も看護師確保に躍起になりました。病院は、経営のために看護師の“数”が欲しかったのです。

 

 

しかし、これにより7:1の急性期病院が乱立。いわゆる“荒稼ぎ”状態となりました。

 

 

そこで、厚生労働省は7:1看護体制の急性期病院削減に乗り出しました。36万床を27万床まで減らす計画です。

 

 

これにより、看護師の需要が減ることは明らかです。

 

また、看護大学の激増も指摘されています。

 

1990年代初頭には全国に11校しかなかった看護大学が、2015年には220校以上に増えました。20年で約20倍という驚くべき増え方です。

 

 

閉校になる専門学校もあるとは言え、これだけのペースで大学・学部が新設される分野は珍しいでしょう。

 

 

毎年これだけの学校が看護師・保健師を輩出することになるわけです。

 

 

昔は少数派だった大卒の看護師も、現在ではごく当たり前の存在になっています。

 

 


 

 

看護師に求められる役割も、時代とともに変化している

看護師の役割が最初に明文化されたのは、1948年の『保健婦助産婦看護婦法』(現在の『保健師助産師看護師法』)です。

 

 

看護師の業務として「療養上の世話」と「診療の補助」が明確にされました。

 

 

その後、時代とともに医療技術は進歩し、女性の働き方も変わってきました。

 

 

看護師も専門的な知識・技術に裏付けられた自主的な判断が求められるようになり、1994年には専門看護師制度が、1995年には認定看護師制度が誕生します。

 

 

より細分化された医療を提供するための“スペシャリスト”が誕生したのです。

 

 

看護師の専門性・自立性も高まり、臨床現場にも大学院卒の看護師が増えてきました。

 

 

大学病院などでは、副院長に看護師を置くところも増えています。

 

 

臨床現場で働く看護師も、学校で習う基本的看護技術の他に、様々な医療機器の取り扱いなどを覚える必要が出てきました。

 

 

電子カルテを導入する施設も増え、電子機器が苦手な看護師にとっては受難の時代が始まります。

 

 

このような流れの中で、近年再び“ゼネラリスト”の重要性が見直されています。

 

 

「キャリアアップ」と言うと、専門・認定などの“スペシャリスト”を目指す人が多くいましたが、やはり臨床現場では、幅広い知識・経験と順応性を持ち合わせたバランスの良い“ゼネラリスト”が必要だと考えられているのです。

 

 

“スペシャリスト”にしても“ゼネラリスト”にしても、常に新しいことを学ぶ姿勢が必要ということが言えるでしょう。

 

 

看護師を取り巻く環境は刻々と変化する

看護師を取り巻く環境は刻々と変化しています。

 

 

主な変化についてまとめてみましょう。

 

1.働く場所の拡大

昔は看護師が働く場所と言えば病院でしたが、近年は訪問看護や企業、高齢者などの施設、検診センターなど、様々な業態があります。

 

 

2.働き方の多様化

看護師の派遣が解禁されたことは記憶に新しいです。大学病院でも日勤のみの勤務形態が可能な職場もあります。

 

 

また、夜勤専従や単発バイトで稼ぐ人もいます。

 

 

3.看護業務の拡大

近年、静脈注射や血液培養採取が看護師の業務として拡大されたことは、大きな話題を呼びました。

 

 

医療技術の進歩に伴い、看護師の業務も変化・拡大しています。

 

 

4.看護師の高学歴化

看護大学の新設により、大卒看護師が激増しました。

 

 

進学支援を行う職場が増えたこともあり、休職して大学や大学院への進学を叶える看護師も増えています。

 

 

5.ワークライフバランスの推進

ワークライフバランスの推進が叫ばれ、結婚・出産・育児・介護などで退職する人が減りました。

 

 

時短勤務制度やワークシェアリングなどを取り入れる職場も増えており、進学との両立も可能となってきています。

 

 

ライフイベントを挟んでも、生涯に亘って働き続けることのできる職場を探す機運も高まっています。

 

 

6.キャリアを選べる時代

同じ“看護師”という職業であっても、専門・認定の道に進む人、管理職を目指す人、教員を目指す人など、その先の方向性は様々です。

 

 

キャリアの積み方によって将来的な立場や収入に大きく影響を及ぼします。

 

 

「“手に職”で安心」の時代はもう終わっている、生き残れるかは自己責任!

従来、看護師という職業は「手に職」「食いっぱぐれない」などと言われてきました。

 

 

学生時代、就職活動に苦労している友人を後目に、いとも簡単に就職先が決まる経験をしている看護師も多いことでしょう。

 

 

しかし、看護師を取り巻く環境は刻々と変化しています。

 

 

漫然と仕事をしていると、淘汰されてしまう時代がすぐそこまで来ているのです。

 

 

では、どうすれば生き残れるのでしょうか?

 

 

看護師として生き残るための方法を考えてみましょう。

 

 

1.キャリアプランを考えて、常に自分を向上させる

“スペシャリスト”になるのか、“ゼネラリスト”になるのか?

 

管理職になるのか、非管理職になるのか?

 

いつ頃までに、その目標を達成させるのか?

 

こういったことを、きちんと考えておく必要があります。

 

 

新たな分野への転身を考えている場合は、年齢制限があることもありますので、将来を見据えて計画的な行動を取りましょう。

 

 

専門・認定資格を目指す場合は、職場のサポートも必要になります。

 

 

2.生き残れる病院・施設を選ぶ

現代では、病院・施設も生き残りに必死です。いくら働きやすい職場でも、経営が逼迫しているような職場では長く働くことはできません。

 

 

就職先を探す時は、人間関係なども気になるところではありますが、経営が安定しているのか?ということも重要な要素です。

 

 

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専門・認定資格取得のための支援制度がある病院を紹介してもらうことも可能です。

 

 

「まだ、将来のことなどわからない」という方でも、無料で相談に乗ってもらうことができます。

 

 

「自分は何を目指すべきか?」

 

「自分は何に向いているのか?」…

 

 

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