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看護師働き方診断

看護学生は留年すると就職にどう影響する?留年を経験した看護師に学ぶ「就職活動の現実」と「乗り越え方」

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看護学生の留年率は高い!どうして留年するの?

看護大学・専門学校の留年率は、10〜15%と言われます。決して低くない数字です。

 

 

何故、看護学生には「留年」が多いのでしょうか?

 

 

看護学生が留年する理由としては、主に以下のものが挙げられます。

 

 

1.出席日数の不足

病気などによる欠席で出席日数が基準に満たない場合です。

 

 

2.欠課(遅刻を含む)による単位不足

看護大学・専門学校で最も気を付けたいのが「欠課」です。

 

 

看護学校は、他の学部と比べて科目数が多く、授業時間が6時間程度しかない科目もあります。

 

 

そのような科目の授業を1日でも休んでしまうと、「3分の2以上の出席」というような単位履修の要件を満たすことができず、その科目だけ落第ということになってしまいます。

 

 

学校によって基準は異なりますが、10分以上の遅刻で「欠課」扱いとなる学校が多いです。遅刻癖のある人は注意が必要です。

 

 

また、体調不良などで休んでしまった場合は、早めに教員に相談しましょう。

 

 

レポート提出などで救済措置を取ってくれる学校が多いです。

 

 

3.筆記試験の不合格

筆記試験の点数が基準に満たない場合です。

 

 

通常、本試験で赤点を取ると、追試験が行われ、それでも赤点を取ってしまうと「不合格」となることが多いです。

 

 

学校によって基準は異なりますが、「3科目の落第までは仮進級を認める」としている学校が多く、学年は進級し、落第してしまった科目だけ翌年に試験を受けることができる学校が多いです。

 

 

学校によっては、1科目の落第でも留年になることもあります。

 

 

4.実習の不合格

看護学生に特徴的な「留年」が、実習の不合格です。

 

 

実習は、受け持ちになった患者の疾患や経過、パーソナリティによっても難易度が左右されます。

 

 

通常、実習で合格点に満たないと、春休み・夏休みなどの期間に「再実習」を受けることができます。

 

 

体調不良などで実習を休んでしまった場合も、「再実習」を受けます。

 

 

「再実習」を落とすと、留年となる学校がほとんどです。

 

 

そのため、「再実習」は、かなり手厚く指導をしてもらえることが多いですが、中にはそれでも合格に届かないことがあります。

 

 


 

 

留年は就職に影響するの?

「留年」となった場合に、真っ先に気になるのは「就職で不利にならないか?」ということではないでしょうか?

 

 

結論から言うと、留年しても就職は必ずできます。

 

 

 

看護学生の留年率は10〜15%と高いのは先述の通り。

 

 

現場で働いている看護師の中にも、留年を経験している人がたくさんいます。

 

 

役職に就いている看護師の中にも、留年経験者はいます。

 

 

看護師の場合、留年する人が必ずしも「できない人」ではありません。

 

 

真面目にやっていても体調不良で留年する人がいること、成績優秀な人であっても実習で不合格になってしまうことがあること、このような看護学生の現実を、現場で働いている看護師は皆わかっているのです。

 

 

留年した看護師の就職活動の現実&乗り越え方

「留年」が就職活動に「有利」か「不利」か?と聞かれたら、決して「有利」とは言えません。

 

 

留年した場合の就職活動においては、以下の覚悟を持って臨む必要があります。

 

 

1.面接で「留年した理由」を聞かれる

新卒の就職活動であれば、必ずといっていいほど「留年したのは何故ですか?」と聞かれます。

 

 

これは、決して責めている訳ではなく、純粋に「理由を教えてください」という質問なので、必要以上に委縮したり動揺したりすることなく、きちんと自分なりの理由を話しましょう。

 

 

但し、言い訳めいた内容や「指導者と相性が悪かった」など愚痴と取れるような内容を話すのはNGです。

 

 

 

「体調不良で実習を休んでしまい、出席日数が満たなかった」などのマイルドな理由ならOKです。

 

 

更に「それ以降、体調管理に注意している」というような、自分なりの改善策を述べられるとベストです。

 

 

多少の脚色は問題ありませんが、就職の際には成績証明書なども提出するので、あまりにも事実とかけ離れた内容を話すのはやめましょう。

 

 

2.学校の附属の医療機関には就職できないことがある

大学病院の附属の看護師養成機関の場合、留年者は就職できないという「暗黙の規定」がある場合があります。

 

 

この「暗黙の規定」は、年度によって変わることもあり、「前年度は留年者も就職できたのに、今年度はできない」というケースも珍しくありません。

 

 

これらの「暗黙の規定」は、看護学校の教員にも通知されていないので、まさに「受けてみないとわからない」というのが現実です。

 

 

そのため、就職活動の際は、学校に来る求人だけに頼らず、自分で病院見学に行ったり就職フォーラムに参加するなどして、幅広い情報収集を心掛けましょう。

 

 

看護学生は他の学部の学生と異なり、卒業年度になっても「就職活動」のムードになりにくいですが、留年者は、きちんと「就職活動」を視野に入れておきましょう。

 

 

3.病院・施設によっては、留年者を受け入れないところもある

病院・施設によっては、新卒採用者に留年者を受け入れないこともあります。

 

 

このような情報は、どこかに明記されている訳ではなく、わかりにくいので、転職サイトなどで情報を仕入れるのが手っ取り早いです。

 

 

「留年」がネックになるのは新卒の時だけ!

看護学生時代の「留年」が就職のネックとなるのは新卒の時だけです。

 

 

免許を取ってしまえば、留年していようがいまいが「看護師」に変わりはありません。

 

 

現に、留年経験者が留年の理由を聞かれるのは、新卒の就職の時だけです。

 

 

それ以降の転職の際は、「看護師としてどのような仕事をしてきたか?」というような話が中心で、学生時代の留年をほじくり返されるようなことはありません。

 

 

学生時代の「留年」など、「かすり傷」と思って、前向きに乗り越えていきましょう。

 

 

留年者の就職には看護師転職サイトが便利

看護師転職サイトが紹介してくれる求人情報は、雇用条件だけでなく、本来は入職してからでないとわからないような詳細な内部情報まで様々です。

 

 

もちろん、留年がネックとなってしまうような職場も事前にリサーチして情報提供してくれます。

 

 

働きやすさや将来のビジョンなど、その人に合った職場探しをサポートしてくれますので、安心して相談してみましょう。

 

 

登録・相談は無料です。

 

 

看護学生の相談にも応じてくれますので、是非活用してください。

 

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