人気の求人「オープニングスタッフ」どう？看護師が新規オープンの病院・クリニックで働くメリット・デメリットと採用されるコツ
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「オープニングスタッフ」の募集はたくさんあるけれど…
看護師に人気の求人のひとつに「オープニングスタッフ」があります。
新規開業するクリニックや病院で働くという選択肢です。
個人クリニックや介護施設、総合病院など、その業態も様々です。
総合病院の場合は、系列の病院から異動してくるスタッフがいることもあります。
また、個人クリニックも、院長である医師が、前勤務先などから看護師を引き抜いてくる場合があります。
オープニングスタッフのメリット
オープニングスタッフとして働くメリットとしては、以下のものが挙げられます。
1.自分たちが創り上げるやりがいがある
マニュアルなど、一から自分たちで創り上げるやりがいを感じることが出来ます。
2.綺麗な環境で働ける
新規オープンの病院・クリニックは、建物も新しいことが多く、清潔で綺麗な環境で働くことができます。
3.最新の医療機器・設備の中で働ける
医療機器・設備も最新のものであることが多いです。
4.使いやすい看護用品などを自分たちで選べる
個人クリニックなどでは、看護用品などの選択はスタッフに一任されることも多く、使いやすいものを選ぶことができます。
5.既存の人間関係に悩まされない
派閥やボスなどが存在せず、フラットな状態から人間関係を築いていくことができます。
オープニングスタッフのデメリット
しかし、オープニングスタッフは良い面ばかりではありません。
以下のようなデメリットもあります。
1.最初はとにかく忙しい
オープン当初は、残業・休日出勤が当たり前というケースも珍しくありません。
また、マニュアルが整備されていなかったり、スタッフが不慣れなために、スムーズに業務が進まないこともあります。
システム上の不備が生じることも珍しくなく、最初は非常に忙しいことを覚悟しておく必要があります。
2.経営状態が未知数
個人クリニックの場合、どの程度の患者が集まり、どの程度の収益をあげられるかは未知数です。
そのため、ボーナスが出るか不明であったり、給与の額が変更となることがあります。
3.社会保障が軽視されている場合がある
健康保険の種類などは、事前にしっかりと確認しておきましょう。
4.入職後、雇用条件が変更されることがある
個人クリニックの場合、オープン後に診療時間が変更になったり、休診日が変更になるクリニックも珍しくありません。
それに伴い、給与や休日、勤務時間などが変更されることもあります。
5.前評判がわからない
既存の病院・クリニックと異なり、事前に評判を知ることができません。
個人クリニックの場合は院長の人柄が働きやすさを左右することもあります。
6.必要な技術が事前に把握しづらい
個人クリニックの場合、複数の診療科を標榜することがあります。
そうなると、何についての知識・技術が必要なのか、把握しにくいことがあります。
「産婦人科」「耳鼻科」など、診療科がはっきりしている場合は、比較的診療内容がわわかりやすいです。
7.評判づくりの重責を担う
新規オープンの病院の場合、たった一度採血に手間取っただけでも「あの病院は、採血が下手だ」などと悪評に繋がることもあります。
また、窓口対応・電話応対の態度も、その病院・クリニックの印象・評判に直結します。
8.シックハウス症候群に注意が必要
新築の建物の場合、人によってはシックハウス症候群に悩まされることがあります。
心配な方は、避けた方が無難でしょう。
9.オープンまでにスタッフが集まらない可能性がある
近年、どの業界も人手不足が叫ばれています。
もちろん、医療業界も例外ではありません。
看護師が定数に満たない場合もありますが、更に頭を悩ませるのは、受付のスタッフが集まらない場合です。
その場合、看護師が受付業務も行うことになります。電話対応やネット予約の対応、会計などの業務も担うことになります。
新規オープンでも大規模な総合病院などでは心配ありませんが、個人クリニックの場合は、充分に考えられる出来事です。
オープニングスタッフに採用されるコツ
オープニングスタッフの採用には、通常の採用とは若干異なった傾向があります。
その点を理解して臨みましょう。
1.最低3年以上の経験者に限る
総合病院は別として、新規オープンのクリニックの場合、新卒の採用はまずありません。
一通りの看護技術と知識を習得している、最低3年以上の経験者が求められます。
2.清潔感が重要視される
新規オープンの病院・クリニックでは、働いている看護師が、その病院の印象や評判に直結します。
そのため、綺麗で清潔感のある看護師を採用する傾向にあります。
面接の時は、髪型やメイクなどにおいて「清潔感があること」を重要視しましょう。
3.「接遇」と「コミュニケーション能力」が最大の武器になる
新規オープンの病院・クリニックでは、接遇も重要視します。
面接の時も、その一挙手一投足を見られています。
品のある行動と言葉遣いを心掛けましょう。
4.悪筆を嫌うクリニックもあるので要注意
個人クリニックの場合、今でも「手書き」の業務が多いです。
紹介状の宛名書きなども、看護師が手書きでやっていることがあります。
そのため、「字のキレイな人」を雇いたがる医師もいます。
5.意欲をアピールすること
新規オープンの場合は、様々なことを一から創り上げる作業になるので、意欲的な人を求められています。
面接では、活発で意欲的であることをしっかりアピールしましょう。
6.前職場の給与明細・源泉徴収票の提示を求められることも
オープニングスタッフの給与は、前職場の給与を基準に決められることも多いです。
そのため、面接時に前職場の給与明細・源泉徴収票の提示を求められるケースもあるので、準備しておきましょう。
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