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ナースフューチャーへようこそ。副看護師長のレイカです。看護師として、これまで16年働いてきました。あなたの看護師転職をお助けします!
看護師働き方診断

リーダー研修にも使える看護師の業務改善のヒント!業務改善の基本的な考え方を理解して有意義な提案をしよう

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「業務改善」はリーダー看護師に必須のスキルらしい

多くの病院では、経験5年目くらいの看護師を対象に「リーダー研修」が行われます。

 

 

自部署でリーダー業務を行うのに必要なスキルやリーダーとして必要な資質・考え方などを教え込まれるもので、研修期間は様々です。

 

 

一定期間に集中して行う病院もあれば、1年間などの長いスパンで行う病院などがあります。

 

 

リーダー研修の課題として一般的なのが、「業務改善」を行ってその事例をレポートで提出するというものです。

 

 

これは、個人で行う職場もあれば、数名のグループで行う職場など様々です。

 

 

看護師の職場って、いつも「業務改善」やってない?

リーダー研修は毎年行われているので、課題となる「業務改善」も毎年行われています。

 

 

働きやすくするための業務改善をやっているのなら、年々働きやすくなるはずなのに、どうも大して変わっていない気がする…と感じている方も多いのではないでしょうか?

 

 

それは、その「業務改善」が効果的でなかったからです。

 

 

看護師の職場では、「業務改善をすること」が目標となってしまうことが多く、結果が伴っていないこともしばしばです。

 

 

でも、せっかく時間と労力をかけて「業務改善」に取り組むのであれば、自分自身でも「やって良かった」と思えるような取り組みをしたいものです。

 

 

業務改善の基本的な考え方さえ理解していれば、きちんと効果の出る業務改善ができるのです。

 

 


 

 

大前提!業務改善の目的

業務改善の大まかな目的は以下の3つです。

 

  • クオリティアップ=看護の質向上・患者満足度の向上・スタッフのモチベーション向上・ミスを減らす
  • コストダウン=経費削減・残業削減
  • スピードアップ=タイムリーなケアの提供・残業削減

 

これらは互いに影響し合っています。

 

 

例えば、業務がスピードアップすることでタイムリーなケアが提供できると患者満足度も上がります。また、業務が早く終わることで、他のケアにより時間をかけられるようになり、看護の質向上に繋がります。

 

 

看護ケアがスムーズに提供できると、看護師の残業が減り、病院としては経費削減に繋がります。

 

 

このように、プラスをもたらすスパイラルを生み出すことが「業務改善」の目的と言えます。

 

 

業務改善の「3つの対象」

業務改善は、「どこにテコを入れるか?」ということが重要ですが、その「テコ入れ」をする対象は3つあります。

 

  1. モノ:作業方法・設備・レイアウト・段取り
  2. コト:体制・ルール・手順
  3. ヒト:風土・価値観・感度・既成概念

 

 

業務改善は「方向性」を間違えると必ず失敗する!

業務改善には基本的な「方向性」というのがあります。

 

 

下記のいずれかの方向性を取るのですが、これが適切でないと失敗します。

 

 

1.排除

ズバリ「なくしてしまう」ということです。

 

目的が曖昧な業務や、必要性が感じられない業務を思い切って「排除」してしまいます。

 

  • 不必要だが慣習的に行われている業務
  • 使用頻度の少ない物品の管理(定数から外す)
  • 重複している確認業務(不要なダブルチェック)
  • ごく稀なミスを恐れて始まった確認業務
  • 思い付きで始まった業務

 

 

2.交換

担当者や手順を入れ替えることです。

 

特に、病院という場所は、担当者が明確になっていない業務は看護師の業務になりやすいので、担当者を明確にすることも大切です。

 

  • 看護師がやっていた業務を看護助手・クラークの業務にする
  • 夜勤から日勤への申し送りと食事介助の順番を逆にする

 

 

3.簡素化・標準化

複雑な業務を整理し、簡素化・標準化します。

 

  • クリニカルパスの導入
  • 検査室・手術室への申し送りシートの作成
  • フォーマットの統一(例えば、患者ごとに個別に作成していた退院指導パンフレットを、病棟・疾患ごとに統一する)
  • 手書きしていたものを記号化する
  • 不要な記録物を減らす

 

 

4.対照

「個別にやっていたことを標準化する」「事後にやっていたことを事前にやる」など、業務の進め方を対照的に変化させることです。

 

  • 患者ごとに行っていた退院指導を疾患ごとに標準化する

 

 

「ローカルルール」にこそヒントがある!

業務改善のテーマに困ったら、部署内の「ローカルルール」に目を向けてみましょう。

 

 

ローカルルールは、その部署独自に出来上がったルールや手順で、職場のマニュアルに沿っていないケースも多いです。

 

 

そんなローカルルールを「マニュアルと違うからダメ」と頭ごなしに否定するのではなく、「何故、そのようなルール・手順が出来上がってしまったのか?」ということに目を向けます。

 

 

ローカルルールは、現場で働く人たちの知恵から生まれたものであり、効率を重視して出来上がってしまうことが多いです。

 

 

そのローカルルールを生かすべく、業務改善していくのです。

 

 

例えば、実際にはほとんど使用されていないチェックリストを排除したり、スタッフが皆、看護助手に依頼している業務を、最初から看護助手の業務に変更するなどです。

 

 

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