看護師の院外研修(セミナー)の鉄則!どんな研修ある?何する?服装は?注意することは?
ツイート院外研修(セミナー)って何するの?
看護師は勉強熱心な人が多く、他職と比較しても、研修やセミナーへの関心が高いと言われます。
自分の休みやお金を使って研修に参加する人も多く、ほとんどの看護師が「院外研修」を経験しています。
院外研修は、より専門的な知識や経験を持つ講師の話を直接聞ける貴重な機会であり、行く前は「面倒だな」などと思っていても、いざ参加してみると「行って良かった!」と感じるものがほとんどです。
研修に参加することで良い刺激を受けて仕事のモチベーションが上がることも多く、他の職場の看護師と交流できることもあります。
特に、マイナーな診療科や分野に関する研修は、毎回同じようなメンバーが顔を合わせることも多く、有益な情報交換の場となったりします。
経験年数を重ねていくと、院内研修だけでは看護師としての知識・情報がまかないきれなくなるため、看護師を続ける上で院外研修に参加することは必須事項と言えます。
どんな院外研修があるの?
一言に「院外研修」と言っても様々です。
内容はもちろんのこと、研修の位置づけや職場での研修の扱われ方にも様々なパターンがあります。
研修に行く前には、それらをきちんと確認してから行きましょう。
事前申し込みが必要or不要
多くの院外研修は、事前申し込みが必要です。
申し込み期限は数か月前ということが多いので、参加したい研修があったら、早めにチェックしておきましょう。
有料or無料
受講料がかかる研修と、無料で受けられる研修があります。
受講料は数千円〜数万円のものまで様々です。
企業(製薬会社・医療機器メーカー等)が主催する研修は、無料であることが多いです。
看護協会が主催する研修は、比較的良心的な価格での研修が多いです。
受講料は、一度振り込んでしまうと当日欠席しても返却されないことが多いので、注意しましょう。
受講条件があるorない
「経験○年以上」「主任以上」「○○科に従事している看護師」「○○ケアに従事して○年以上の看護師」「○○委員会の看護師」「○例以上の症例を経験している」など、「受講条件」「受講資格」を設けている研修もあります。
申し込む際は、自分が条件を満たしているか確認が必要です。
認定証・終了証が発行されるorされない
参加することで学会認定等の資格が得られる研修もあります。
認定証・終了証が発行される研修に参加すると、その後の転職の際、履歴書に書くことができます。
受講料は公費or自費
受講料を職場が負担してくれる場合と、自費となる場合があります。
委員会などの役割上必要な研修であれば、職場が負担してくれるケースが多いようです。
また、職場によっては「教育支援制度」などの名目で「年間○○円までは看護部が補助する」という規定を設けている場合もあります。
公費で行く場合は、事前に職場への申請が必要となるので、早めに確認しておきましょう。また、研修後に参加証明書などの提出を求められる場合もあります。
それらも併せて確認しておきましょう。
上司の推薦状が必要or不要
研修によっては、上司の推薦状が必要な場合もあります。
管理に関する研修や、専門性の高い分野、認定証などが発行される研修で、必要とされることが多いです。
上司に推薦状を書いてもらう場合には、最低1ヶ月程度の時間的余裕を持ち、早めに依頼しましょう。
研修当日は日勤扱いor休み扱い
研修当日が「日勤」となるか「休み」となるかは、職場や研修の位置づけによって変わります。
休みで参加する場合は、休暇の希望を出しておく必要がありますので、忘れないようにしましょう。
また、日勤扱いとなる場合は「出張」の扱いとなり、報告書の提出を義務付けられる場合があります。
研修報告書が必要or不要
研修後に報告書を提出する場合があります。
全ての院外研修で報告書の提出を義務付けている職場と、公費・日勤扱いの場合のみ報告書の提出を義務付ける職場とがあります。
どんな院外研修が他にあるのか、具体的に知りたい方は、転職サイトのコンサルタントに相談してみるのがおすすめです。
こちらの転職サイトであれば、今すぐ転職を考えていない方、情報収集のための利用でも問題ありません。
コンサルタントは色々な場所で実施している様々な院外研修を紹介してくれます。
色々な研修を見ることで、新しい発見もあります。
こちらから、無料でコンサルタントに相談可能です。
院外研修の時、服装はどうするの?
院外研修の時の服装は、スーツで行くべきか?普段着で良いのか?
これは、“研修による”と言えます。
例えば、主任・師長クラス以上の管理者向けの研修の場合は、スーツで参加するのが一般的です。
また、グループワークが行われる研修で、発表などで人前に立つ可能性がある研修もスーツで参加するのが一般的です。
講義形式の研修であれば、ラフな服装でも問題ないことがほとんどです。
また、実技を行う研修の場合は、その内容に合わせた動きやすい服装が良いでしょう。
服装に迷う場合は、ダーク系のワンピースやキレイめのパンツスタイルにし、羽織れるジャケットを1枚持って行くと、どちらにも対応できます。
また、会場はエアコンが効き過ぎている場合があるので、カーディガンなど調節できる上着を1枚持って行くと便利です。
いずれにしても、ジーンズや露出の多い服装は避けましょう。
持ち物
筆記用具とメモ帳は必須です。
資料が配布されることがほとんどなので、ノートはなくても良いでしょう。
研修によっては大量に資料が配布されるので、大きめのバッグで行くか、紙袋などを持参すると良いでしょう。
また、お昼を挟む研修の場合は、近くに昼食を食べたり買ったりする場所があるか事前に確認し、不明な場合は昼食も持参しましょう。
参加に当たって、受講証の提示が必要な場合もあります。
事前に送付された受講ハガキなどの提示を求められることもあるので、きちんと確認して忘れないようにしましょう。
また、受講料の振込領収書が受講証の代わりとされる研修もあるので、捨てないように注意が必要です。
企業主催の研修は「営業」に気を付けよう
製薬会社や医療機器メーカー等が主催・協賛する看護師向けの研修もあります。
これらの研修は、ボールペンやメモ帳などのノベルティが貰えたり、お弁当が出たりするため、看護師には人気です。
しかし、このような研修は、あくまで企業の「営業目的」であることを忘れないようにしてください。
創部のドレッシング材や、ストーマ装具、褥瘡予防グッズなどのサンプルをくれることもあります。
得をしたつもりでサンプルを貰って帰ると、後日、病院に営業マンから電話がかかってきたり直接挨拶に来られたりして、「勝手なことをして」と上司から怒られてしまうこともあります。
「アンケートを記入すると○○が貰える」と謳って病院名などを書かせる場合は、間違いなく営業に繋がっていますので注意しましょう。
もちろん、導入を検討している場合や、「本当に良いと思った製品なので上司にも伝えたい」という場合は問題ありませんが、軽い気持ちでサンプルを貰いまくるのは危険です。
やりたいことをするための転職もサポートしてくれる
看護師転職サイトは、単に求人情報を紹介するだけでなく、経験豊富なコンサルタントがヒアリングをして、自分に合った転職先を見つけてくれます。
「将来やりたいことがある」「進みたい分野がある」「認定資格を取りたい」など、希望を伝えることで、ピッタリの職場探しをサポートしてくれます。
働きたい診療科がある場合は、代わりに交渉してくれることもあるので、転職を考えたら看護師転職サイトを活用しましょう。
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