新人看護師の「辞めたい」を乗り越える方法。辞めたい思いは当たり前？辞める気持ちになる理由は？
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新人看護師が「辞めたい」と思うのは当たり前？
晴れて国家試験に合格し、念願の看護師になったのに、入職して数ヶ月でもう辞めたい…。
実は、こんな悩みを抱えている新人看護師は、大勢いるのです。
新人研修が終わり、配属先で働き始めて1ヶ月、2ヶ月…と経ってくると、仕事内容も複雑になってきます。
受け持ち患者の数が増えたり、責任の重い仕事を任されたり。
そうなると、ミスをしたり、怒られたりすることも出てきます。
学生時代、どんなに成績の良かった人でも、現場で働き始めたら、そういったことが必ずあるものなのです。
そんな毎日が繰り返されると、「辛い」「もう辞めたい」と感じるものです。
しかし、「今辞めて、他で働けるのか？」「1年目で辞めて、再就職はできるのか？」などと現実的なことを考え、「とりあえず今の職場で頑張ってみよう」と踏み留まっている新人看護師が多いのではないでしょうか。
新人看護師が「辞めたい」と思うワケ
1.仕事についていけない
看護師の業務内容は複雑多岐に亘るため、毎日のように新しいことを覚えなくてはいけません。
連日のように「これを調べて来て」「これを勉強してきて」と言われ、頭がパンク状態となってしまうことも多いです。
また、一日の仕事の流れが速く、テキパキと業務をこなす先輩の姿を見て「自分はついていけない」と感じることもあります。
2.先輩が怖い
看護師の仕事は生命に関わることもあるため、指導の仕方や言い方が自然と厳しくなってしまいがちです。
また、先輩も時間的・精神的に余裕のない中で新人の指導・サポートをしているので、先輩を「怖い」と感じることも多々あります。
ちょっとキツイ言い方をされると、「嫌われているのではないか？」と感じてしまうこともあり、先輩に対して恐怖心を抱くこともあります。
3.看護師として働く自信がない
実際に現場で働くと、看護師という職業の責任の重さを改めて感じます。
与薬、点滴管理、伝票処理、食事配膳、検査準備、手術前準備…どの業務を取っても、ミスが許されないものばかりで、看護師の仕事は緊張の連続です。
そんな重責に耐え切れず、「ミスをするのが怖い」と、看護師として働く自信を喪失してしまう人は多いものです。
また、ミスを一度でも経験すると過剰に緊張してしまい、仕事を続ける自信を失うこともあります。
4.体力的にキツイ
長時間勤務や夜勤を含むシフト勤務など、看護師の生活は体力勝負です。
更に新人は、自宅でも予習・復習をする必要があり、充分に休息を取れる日は少ないでしょう。
最初の頃は緊張で疲れを自覚しなかったり、気合いで乗り切ることもできますが、2ヶ月、3ヶ月…と経ってくると、疲れが蓄積され、体力的な限界を感じる方も多いです。
5.精神的に疲れた
緊張の連続の看護師の仕事。
ただでさえ慣れない業務に加え、様々なパーソナリティの患者さんの対応や先輩・医師とのやりとりに精神的な疲れを感じることも多いです。
辛いのは自分だけじゃない！みんなこうして新人時代の「辞めたい」を乗り越えて来た
こうしてみると1年目の看護師が「辞めたい」と感じるのは、ある意味当然のことかも知れません。
学生時代に想像していた以上に責任の重い仕事であり、難しい仕事であるという事実を受け入れる過程で、逃げ出したくなるのは当然のことなのです。
この時期に「辞めたい」と感じる看護師は、看護師という仕事に誠実に向き合っている証拠であり、高い理想を持っているからこそ、そこに辿り着けない自分にもどかしさを感じるのでしょう。
同じように「辞めたい」と感じる看護師はたくさんいます。
しかし、みんな様々な方法でその時期を乗り越え、一人前の看護師として成長していくのです。
「辞めたい」と感じている方は、以下の方法を参考にしてみてください。
1.1年目は「期間限定の修行期間」と割り切る。
「こんなこともわからないの？」「何を教わってきたの？」など、傷つくようなことを言われることもあるかも知れません。
先輩の仕事についていけず、いつもフォローばかりしてもらって、「自分は看護師として一人前になれる日が来るのだろうか…」と悲観的になることもあるかも知れません。
しかし、複雑多岐な看護師の仕事を全て覚えるのは並大抵のことではありません。
新人時代は、誰しも未熟なのです。
新人時代は「できなくて当たり前」「怒られるのが仕事」と割り切って、先輩から怒られても小言や嫌味を言われても気にせず、「修行」と割り切りましょう。
どんなに覚えるのが遅い新人でも、1年も経てばそれなりに仕事ができるようになって、スタッフの輪に馴染んでいきます。怒られたことも笑い話になります。
当然のことですが、1年目はたったの1年間。その期間だけは「期間限定の修行期間」と割り切って、「怒られキャラ」になってしまいましょう。
2.空気を読み過ぎない。新人は職場で浮いたって気にしない！
「こんなことを聞いたらバカにされるかな？」「今、先輩は忙しそうだな」などと空気を読み過ぎず、遠慮せずに何でも先輩に聞きまくりましょう。
職場に馴染むことを最優先に考える人がいますが、新人というのは、そもそも浮いています。
だったら今さら気にすることはない！どんどん浮きまくって、何でも質問してしまいましょう。
何でも聞く後輩は、最初は「面倒くさい」と思われるかも知れませんが、時間が経つと「カワイイ」と思われるようになるものです。
教えてもらえるチャンスも格段に増えます。
3.オン・オフの切り替えをしっかりするトレーニングをしよう。
休みの日まで仕事のことを考えたり、一日中寝て過ごしたりしていませんか？
休みの日は、自分の好きなことをして、気持ちを切り替えるようにしましょう。
最初のうちは、気持ちの切り替えが難しいかも知れません。気持ちの切り替えにもトレーニングが必要です。
まずは、「仕事以外の時は、仕事のことを考えない」ということに意識を集中しましょう。
休みの日は、職場以外の友人や家族と過ごすのも良いでしょう。
4.楽しそうに働いている先輩・好きな先輩を見つけて、自分の未来を想像する。
「自分もああなりたい」と思えるような先輩を見つけましょう。
そして、近い将来その先輩のように働いている自分を想像してみましょう。
それでも辞めたかったら…、1年目でも転職は可能
もし、それでも今の職場で続けることに疑問を感じたら、看護師転職サイトに相談してみましょう。
看護師転職サイトは、様々な相談にも応じてくれます。
今すぐの転職を考えていなくても相談に乗ってくれますので、安心して利用してみてください。
経験の少ない1年目の看護師の転職も、しっかりとサポートしてくれます。
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