看護師のバイト(看護師引率バイト)ってどう?看護師転職サイト登録後、単発のバイトが出た時に紹介され副業を経験したEさん。
ツイート今回は、看護師引率バイトを経験されたEさんにお話を伺います。
まず、Eさんの経験された看護師引率バイトの概要を紹介して頂けますか?
夏休みに自治体が主催する「小学生キャンプ」の引率です。
3泊4日で、3年生から6年生まで60人くらいの小学生が参加していました。
看護師は私だけで、あとはその自治体の小学校に勤務する先生が10名くらいと、教育学部の大学生のアルバイトが数名いました。
どこでこのバイトを知ったのですか?
私は地元の総合病院で働いているのですが、看護師転職サイトに登録していて、単発のバイトが出た時に紹介してもらっていました。
単発バイトは人気が高いので、好条件のものはすぐに埋まってしまうのですが、このバイトは希望したら採用してもらえました。
求人情報には「看護師経験3年以上」と書いてありました。私は5年目でした。
このバイトをした理由は何ですか?
将来的に大学院へ進学したいので、時々副業してお金を貯めています。
3泊4日と、拘束時間は長かったのですが、お給料が良かったので夏休みを使って行くことにしました。
引率バイトの業務内容・流れを教えてください。
キャンプの前に、一度スタッフ全員の顔合わせと説明会がありました。半日くらいです。
そこで、持ち物やタイムスケジュール、役割について説明がありました。
医療スタッフは、私と心理カウンセラーが1名いました。
あとは小学校の先生と大学生のアルバイトで、全員教育分野の人たちでした。
心理カウンセラーも、小学校でスクールカウンセラーをしている方でした。
小学校の先生方はレクリエーションなども担当するので、顔合わせ後も何度か打ち合わせをしていましたが、私が事前に参加するのは顔合わせの時1回だけでした。
顔合わせの日に、参加する小学生の健康チェックシートのようなものを渡され、持病や常用薬がある参加者をピックアップしました。
持病の大半は、喘息でした。
当日は、朝の5時くらいに役所に集合でした。
そこで最終打ち合わせをして、参加する小学生を迎えました。
私は、役所の方からレトロな救急箱を渡され、それを持ち歩くように言われました。
あとはバスに乗って、参加者の小学生やスタッフと行動を共にします。
もちろん食事も一緒です。
観光地の見学なども一緒にしました。
レクリエーションやキャンプファイヤーなども一緒に参加しました。
宿泊場所は、自治体の運営する宿泊施設でした。
私は一人部屋でしたが、「具合が悪くなったら、看護師さんの部屋に行くように」という説明があったので、参加者の小学生が結構遊びに来ました。
保健室の先生のように思われたのだと思います。
9時頃に就寝時間を迎えると、毎晩スタッフの打ち合わせと反省会がありました。そこでは、主に翌日の予定の再確認をします。
看護師は、その日に具合が悪くなった子や怪我をした子の報告をすることになっていました。
打ち合わせが終わると、そのままその部屋で毎晩飲み会でした。
アルバイトの大学生は朝まで飲んだりしていましたが、私はほどほどのところで抜けて、自分の部屋で寝ていました。
朝は6時半からグラウンドでラジオ体操がありました。
そこから全ての食事や行動を、参加者・スタッフと共にします。
自分が自由にできる時間は全くありませんでした。買い物に行けるような場所もありませんでした。コンビニもなかったですね。
最終日は、最初の集合場所だった役所にバスで戻り、解散式をして終了になります。
スタッフもそこで解散でした。その後、打ち上げの飲み会がありました。
大変だったことはありますか?
途中、夜中に喘息発作を起こした子がいました。
幸い吸入薬で症状は改善し、大事には至らなかったのですが、医療スタッフが自分しかいないので、責任の重さを改めて感じました。
病院での仕事であれば先輩や医師に相談できるのですが、相談相手がいない状況というのは怖いと思いました。
翌日には元気になって、他の子たちと一緒に行動できるようになっていたのですが、私はずっとその子のことが気にかかってしまいました。
あと、参加者の小学生の間でいじめのようなものが起こり、「子どもはこんな短期間でもトラブルが起こるのだな」と驚きました。
私が何かするわけではありませんが、スタッフとして状況は把握しておかなければなりませんでした。
それから、引率バイトをするなら食事は気を付けた方が良いと思います。
このキャンプでは、参加する小学生に「食事を残さないように」と指導していたので、参加するスタッフも残すわけにはいきませんでした。
私は好き嫌いがないので大丈夫でしたが、スタッフの中には食事で困っている方もいました。
お給料には満足しましたか?
3泊4日で7万円くらいでした。
金額を見て即決してしまったのですが、拘束時間と責任を考えると、妥当な金額かと思います。
結果的には、喘息発作の吸入をしただけでしたが、常に「何かあったら、自分が対応しなければ」という気負いがあったので、楽な仕事ではなかったです。
でも、経験としては良かったと思います。振り返れば楽しかったですし。
看護師引率バイトをまたやりたいと思いますか?
病院での仕事とは違って、気分転換にはなるので、機会があったらまたやりたいですね。
ただ、次にやるなら、医療スタッフが複数名いるものにしたいです。
相談相手がいるということは、とても心強いということがわかったので。
看護師引率バイトのまとめ
以上のインタビューから、看護師引率バイトの特徴をまとめてみました。
- 単発バイトとしての求人がある。
- 副業としてもできる。
- 拘束時間が長く、自由にできる時間は少ない。
- 医療スタッフが1名だと、責任は大きい。
- 咄嗟の判断力を必要とする。
- 規則などは、事前に把握しておく方が良い。
- 短期間で効率良く稼げる。
看護師引率バイトの求人を自分で探すのは非常に難しいです。
希望する方は、看護師転職サイトに登録しておくと良いでしょう。
看護師転職サイトの中には、単発バイトの求人に強いものもあります。
ネット上で検索できる求人の他、非公開求人と言って、登録した人にのみ紹介できる求人もあります。
登録すると、専任のコンサルタントが詳細な希望などをヒアリングしてくれますので、条件にあった求人を見つけてもらいましょう。
看護師引率バイトに興味がある方は、是非、看護師転職サイトを活用しましょう。