本サイトには広告が含まれています
ナースフューチャーへようこそ。副看護師長のレイカです。看護師として、これまで16年働いてきました。あなたの看護師転職をお助けします!
看護師働き方診断

辞めたいのに辞めれない…看護師が退職するのは楽じゃない!?看護師が円満退職するための1カ年計画

このエントリーをはてなブックマークに追加   

辞めたいのに辞めれない看護師が円満退職するための計画

 

あなたの周りにも「退職したいのにできない人」はいませんか?

退職というのは、法的には自由にできるものです。

 

 

終身雇用が当たり前でなくなった現代では、大半の人が「退職」を経験しており、ドラマなどでも「今日限りで退職させていただきます!」と、退職届を渡して職場を去るシーンが度々描かれます。

 

 

しかし、看護師業界で「退職」というのは、そうそう簡単なものではないのです。

 

 

看護師は、就職活動ではあまり苦労を経験していない人がほとんどですが、退職においては、かなり苦労している人が多いのが現状です。

 

 

同じ職場内にも、毎年「退職する」と宣言して、結局続けている人がいるのではないでしょうか?

 

 

もちろん、無理矢理に退職を決行することもできなくはありません。

 

 

しかし、意外と狭い看護師業界。転職した先の上司が、前の職場の同期と知り合い…などということも珍しくありません。

 

 

また、転職先で、前の職場の同僚と一緒になるということもよく聞かれます。

 

 

そういう意味でも、看護師にとって「円満退職」は必要不可欠なのです。

 

 

「退職できない人」が退職できない理由

では、「退職できない人」は、何故退職できないのでしょうか?

 

 

よくある理由について解説します。

 

 

1.退職するという意思が弱い

そもそも、退職の意思が曖昧であることが多いです。「絶対に辞めよう」と思っておらず、「辞められたらラッキー」くらいの気持ちで退職の話し合いに臨むと、必ず失敗します。

 

 

また、「退職すると言ったのに、結局辞めずに続ける」ということを数回繰り返してしまうと、退職の意思すら疑われ、職場内での信用も失います

 

2.“引き止め”対策が甘い

看護師が退職の意向を伝えると、必ず一度は上司の“引き止め”に遭います。

 

 

この対策が甘いと、上司の言葉巧みな“引き止め”に、「自分はこんなにも職場に必要とされているのか!」と、逆に感動すら覚えてしまう人もいます。

 

 

3.責任感・正義感が強すぎる

看護師の職場というのは、総じて人手不足であることが多いです。

 

 

「退職したいけど、自分が辞めたらこの病棟はまわらなくなるかも知れない」「他のスタッフの負担が増えるかも知れない」「あの委員会の仕事は自分しかできない」…など、

 

 

責任感が強く、必要以上に周囲に気を遣ってしまうタイプの人は「退職できない」というループにはまりがちです。

 

 

4.無計画

退職の意向を伝える時期が遅すぎたり、今後の計画を立てていないが故に、結局退職が叶わないケースです。

 

 

退職者の数は、翌年の新採用の人数にも関わってくるため、職場によって退職の意向を伝える時期が決められています。

 

 

これを過ぎると、退職の意向を伝えても聞き入れてもらえないことがあります。

 

 

また、退職後のことを全く考えておらず、「よく考えたら、退職したら経済的に厳しくなる」と、退職を踏みとどまるケースも多いです。

 

 

入寮している方は、住居を探すことろから始める必要があります。

 

 

看護師の退職には1カ年計画で臨む必要がある!

看護師の退職は、かなり綿密に計画を立てて臨む必要があります。

 

 

安全な方法として、1カ年計画をお勧めします。

 

 

本気で退職するなら、1年前から計画的に準備を進めましょう。

 

 

今回は、年度末での退職を想定した計画をご紹介します。

 

 

1.前年度の3月にやるべきこと

3月になると、次年度の体制についての話し合いが持たれます。ここで重要なのは、委員会です。

 

 

職場によっては、委員会などが2年任期であることがあります。

 

 

可能な限り任期途中での退職は避けたいので、任期が長い委員会やワーキンググループ、プロジェクトへの参加は避けるようにしましょう。

 

 

とは言っても、この時期に退職を言い出すのは早計です。この時点では、「もしかしたら進学するかも知れない」などと、濁した言い方で対処しましょう。

 

 

2.夏までにやるべきこと

大学病院などでは、退職の意向を7月頃までに伝えるのが一般的です。

 

 

遅くとも、9月までには上司に伝えておくのが良いでしょう。

 

 

目標面接などがあれば、その場を利用して意向を伝えるのも良いです。

 

 

出来るだけ落ち着いたところで伝えるようにしましょう。

 

 

この際、必ず“引き止め”に遭うことを想定して、対策を考えておきましょう。

 

 

退職の理由は、職場の不満などを言うのは避け、「新しい分野(今の病院では経験できない診療科の看護など)に興味を持った」「進学したい」「(既婚者の場合)転居する」など、上司に「それなら仕方ない」と思わせられるだけの材料を準備しましょう。

 

 

3.秋までにやるべきこと

退職の意向を受け入れてもらえたら、そろそろ次年度の自分の生活・仕事について考えておきましょう。

 

 

もし、大学病院や総合病院などへの転職を考えているのであれば、この時期までに採用試験を受ける必要があります。

 

 

もし、一定期間休みたいという場合であれば、それなりの蓄えが必要です。いざその時が来て困ることがないように、金銭面も確認しておきましょう。

 

 

無職となっても、住民税などを支払うことになります(前年度の収入額に応じて支払います)。

 

 

看護師の場合、働いている時はそれなりの収入があるので、意外と住民税の額が大きいので注意してください。

 

 

4.1月までにやるべきこと

入寮者は、4月からの住む場所を見つけましょう。

 

 

1〜3月は、新生活に向けて不動産屋も繁忙期に入ります。

 

 

良い物件を探すなら、早めの行動が必要です。

 

 

職場のスタッフにも、そろそろ退職する旨を報告しましょう。

 

 

5.2月までにやるべきこと

仕事の引継ぎの準備をしましょう。委員会などの資料をまとめておきます。

 

 

後任者が決まっている場合は、直接申し送りもしましょう。

 

 

受け持ち患者さんも引継ぐことになりますので、サマリーなどを作成しておきましょう。

 

 

6.3月までにやるべきこと

引継ぎが無事に済んでいるか最終確認しましょう。

 

 

病棟のPCなどにデータを保存している場合は、全て消去してください。ロッカーの荷物なども徐々に持ち帰りましょう。

 

 

貸与品(白衣・ロッカーキー・カードキーなど)は退職時に返却するので、揃っているか確認しておきましょう。

 

 

事務手続きはかなり複雑なので、もし職場で退職者説明会があれば参加しましょう。

 

 

ない場合は個別に手続きを行うことになります。書類不備などがあると、退職後に職場に行く羽目になりますので、余裕を持って、早めに取り掛かりましょう。

 

 

退職のサポートをしてくれる看護師転職サイトがある!

看護師の退職というのは、就職よりも大変と言えるかも知れません。

 

 

特に初めての退職の場合、わからないことだらけだと思います。

 

 

看護師転職サイトには、退職のサポートをしてくれるものもあります。

 

 

保険・年金などの慣れない事務手続きをサポートしてもらえると、非常に心強いですね。

 

 

今すぐの転職でなくても相談に応じてくれますので、退職・転職を考えている方は、是非登録してみましょう。

 

看護roo

看護rooの特徴

様々な条件の求人を見つけることができる転職サイトです。

数ある転職サイトの中でも特に求人数が多く「年収高め、残業少なめ、年間休日多め」といった好条件の求人もあります!

自分好みの求人をお探しの方はまず登録しておくべき転職サイトです。

価格 無料
評価 評価5
備考 対象地域:全国
このエントリーをはてなブックマークに追加   

看護師の退職の方法に戻る