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うつ病で休職していた看護師の復職後の人間関係トラブルを防ぐ方法!主任・リーダー看護師がしなければならない配慮とコツ

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復職後の人間関係は難しい

うつ病で休職してきた看護師が復帰する時、受け入れる側の反応は様々だと思います。

 

 

「○○さんがやっと戻ってきてくれる!」と、ポジティブに受け入れられる時もあれば、「どう接して良いのかわからない」と、ネガティブな受け止め方をされる時もあるでしょう。

 

 

一緒に働くスタッフの受け止め方は、更に複雑です。

 

 

看護師がうつ病で休職すると、一定期間その部署は「欠員」となってしまうケースが多く、シフトや委員会業務などで「しわ寄せ」を感じている場合は特に注意が必要です。

 

 

「○○さんのせいで、私は夏休みが取れなかった」

 

「年度途中から委員会を任されて、大変な思いをした」

 

 

など、ネガティブな感情を抱いているスタッフもいるかも知れません。

 

 

休職前は仲良くしていたスタッフとも疎遠になっていることが多いのです。

 

 

まずは、復職する勇気を認めること

うつ病で休職していた看護師が、同じ職場で復職するということは、それなりの覚悟を持ってのことです。

 

 

軽い気持ちでできることではありません。

 

 

そのため、うつ病による休職から復職に成功した看護師は、その後もその職場で長く働く可能性が高いです。

 

 

その病院でやりたいことがあるとか、強い意思でその病院・施設に留まることを決めています。

 

 

その点、惰性で働き続けている看護師よりも、よほど貢献度が高くなる可能性を秘めています。

 

 

病院・施設にとって貴重な財産になるかも知れないのです。

 

 

退職を選ばすに、その職場で復職することを決意した本人の勇気を、まずは率直に評価しましょう。

 

 

休職によって孤独感・疎外感を感じている看護師にとって、上司やリーダーから認められることは、大きな励みになります。

 

 


 

 

復職直後は「リハビリ期間」と割り切る

休職前にどんなに仕事ができる看護師であったとしても、復職直後は思うように動けないものです。

 

 

体力が衰えていることもありますし、休職期間によっては、人や物品の場所が変更になっていたりして、新人のように一から教えることもあるかも知れません。

 

 

しかし、もともとバリバリ仕事をこなしていた人が復職すると、休職前と同じレベルで働いてくれることを上司も周囲も無意識のうちに期待してしまいます。

 

 

また、人手不足の職場だと、復職者を「即戦力」と捉えがちです。

 

 

うつ病になる看護師は、真面目でそれらの期待に応えようとしてしまうので、精神的に追い詰めてしまうことになりかねません。

 

 

復職直後は、良い意味であまり期待をしないようにしましょう。

 

 

「こんなこともできないの!?」と思うような場面もあるかも知れません。

 

 

しかし、そこは上司も周囲も「リハビリ期間である」と割り切り、温かい目で見守る姿勢を持ちましょう。

 

 

周囲のスタッフが不満に感じない配慮は必要不可欠

うつ病から復職した看護師に関わる人間関係のトラブルは、その原因の多くが「周囲のスタッフの不満」に起因します。

 

 

先述の通り、休職期間中の「しわ寄せ」に不満を感じたり、復職したら、「○○さんだけ楽な仕事をしている」「○○さんだけ残業がない」「○○さんだけ特別扱いされている」などと、復職した看護師に対する不満が蓄積されていくのです。

 

 

それらの不満が、本人に対して向けられると、本人は孤独感・疎外感を覚えます。

 

 

職場の雰囲気も悪くなります。

 

 

そのため、うつ病から復職する看護師を受け入れる際には、周囲のスタッフにいかに配慮できるか?ということが、人間関係を円滑にするカギとなるのです。

 

 

周囲のスタッフに配慮する際のコツ

復職した看護師を守るため、また、他のスタッフが気持良く働ける環境を作るためにも、本人だけでなく周囲のスタッフへの配慮をおろそかにしてはいけません。

 

 

「うつ病の復職者を受け入れるだけでも大変なのに、他のスタッフへなんて気が回らない!」と思う方もいるかも知れません。

 

 

しかし、ちょっとしたコツを押さえるだけで、復職者・周囲のスタッフの士気を同時に挙げることが出来、同時に働きやすい環境を作り出すことができます。

 

 

1.「うつ病」を公表することを前向きに捉える。

うつ病で休職していた事実を隠したがる人もいます。

 

 

「体調不良」などの言葉で濁すケースもあります。

 

 

しかし、同じ職場に復職するのであれば、少なからず噂は流れてしまっているものです。

 

 

その中で隠し通すことの方が、不自然になり、本人は居場所を失いがちになります。

 

 

また、周囲の看護師も「隠し事をされている」と、ネガティブな感情を抱きやすくなります。

 

 

まして、スタッフも「看護師」です。

 

 

そのくらいの医学的知識は持っています。

 

 

本人の同意が得られれば、スタッフにも「うつ病で休職していた」と公表してしまった方が無難です。

 

 

その上で、業務上の制限(夜勤免除や重症患者の担当を外すことなど)があることを理解してもらうのがベストです。

 

 

「うつ病」という病名を出すことに抵抗がある場合は、「精神面の不調」などの言葉に置き換えても良いでしょう。

 

 

「うつ病」という疾患には、まだまだネガティブなイメージを持つ人もいますが、うつ病の看護師が職場復帰するには、周囲のサポートは欠かせません。

 

 

本人に配慮するのはもちろんのこと、周囲のサポートしてくれるスタッフの理解を積極的に取りに行く姿勢が必要です。

 

 

2.スタッフへも面談を行う。

復職者本人とは頻繁に面談をする必要があります。

 

 

同時に周囲のスタッフへの面談も行うと良いでしょう。

 

 

最初は、復職前に行います。

 

 

「うつ病のスタッフが復職してくるので、サポートを協力して欲しい」という旨を伝えます。

 

 

病棟会や朝のカンファレンスなど大勢が集まる場ではなく、「面談」として個人対個人で話合うのがコツです。

 

 

一対一なら、スタッフ側に不満や不安、疑問点などがあれば、その場で吸い上げることが可能です。

 

 

スタッフが不満をため込むことがなくなります。

 

 

また、個人的に「サポートをお願いしたい」と伝える方が、スタッフも「自分が頼りにされている」と感じ、復職者に対して好意的な印象を受けます。

 

 

復職後は、「サポートをする上で困っていることはないか?」「疲れていないか?」など、スタッフへも気遣いを示しましょう。

 

 

3.周囲のスタッフには、常に労いの言葉をかける。

スタッフには、「あなたがサポートしてくれるおかげで、○○さんはスムーズに復職できている」ということを、きちんと言葉で伝えましょう。

 

 

サポート「させっ放し」は、スタッフの不満を増大させます。

 

 

注意して欲しいのは、サポートに対して「ご褒美」をあげることはしてはいけません。

 

 

例えば、「休暇をあげる」などです。

 

 

「ご褒美」をあげると、復職者に対する仲間意識が薄れてしまいます。

 

 

あくまで、言葉と態度で労いましょう。

 

 

※但し、休職者が出たために夏休み等の長期休暇が充分に取れなかった分の穴埋めをするのはOKです。

 

 

ブランクがあっても働きやすい職場は見つかる!

うつ病などで休職した場合、同じ職場に戻らず、新たな職場でやり直したいと考える方も多いでしょう。

 

 

ブランクがあると、再就職を心配する方もいますが、そのような方は看護師転職サイトに相談すると良いでしょう。

 

 

ブランクがあっても、充実したサポート制度で受け入れてくれる職場など、働きやすい職場を探してくれます。

 

 

看護師の働き方や業務内容は様々です。

 

 

きっと、自分にピッタリの職場が見つかるはずです。

 

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