看護師が尊敬されるリーダーになるための心構え「尊敬されるリーダー」と「バカにされるリーダー」
ツイートリーダーになったからには尊敬されたい!
看護師業界は、5年目くらいになるとリーダーを任される人が増えてきます。
その中には、学生時代からリーダータイプだった人もいれば、人前に立ったり人を率いたりすることが苦手だったという方もいるでしょう。
自分の希望とはうらはらにリーダーを任されてしまうケースもあると思います。
しかし、どうせリーダーになったからには、周囲からバカにされるリーダーになるより、周囲から尊敬されるリーダーになりたいと思うはずです。
「自分には“尊敬される”なんて、とても無理」と思う方もいるかも知れません。
しかし、ちょっとしたコツや注意点を押さえるだけで、誰でも尊敬されるリーダーになることができるのです。
「尊敬されるリーダー」ってどんな人?
まず、自分がどんな人を尊敬するか?ということを考えてみましょう。
- 圧倒的に人より優れた能力を持っている人。
- 人柄が優れていると感じる人。
つまり、尊敬されるということは、「敬われる」「好かれる」ということです。
これは、「二者択一」ではなく、「敬われ」且つ「好かれる」という人も存在します。
集団を率いていくリーダーは、「人の心を動かすこと」ができなくてはなりません。
では、敬われ好かれながら人の心を動かすことができるのが、「尊敬されるリーダー」ということになります。
「バカにされるリーダー」を反面教師にせよ!
「バカにされるリーダー」は、意外と多いものです。
これらのリーダーは、残念ながら自分が「バカにされている」ということに気付いていません。
何故なら、社会人の集団は全員が大人。
心の中ではバカにしていても、表面上は尊敬しているように取り繕うことなど、難しいことではないからです。
しかし、「バカにされるリーダー」は、人の心を動かすことはできません。
「バカにされるリーダー」はこんな人
1.自分が一番でないと気が済まない。
人の成功を喜んだり、自分より仕事ができる同僚・後輩を褒めることができない人です。
また、飲み会の時などに自分の話ばかりして、話題の中心にいようとする人です。
2.感情のコントロールができない。
「今日は機嫌が悪いね」などと陰口を叩かれるタイプです。
自分の感情に周囲が振り回されることで、自分に権力があると勘違いしてしまうのです。
3.一貫性がない。
「昨日と今日で言っていることが違う」という人です。
自分の意見を持たずに、他人の発言に振り回されやすいタイプです。
上司からの評価を過度に気にするため、上の意向に振り回されることが多く、その下で働くメンバーはたまったものではありません。
4.建設的な議論ができない。
すぐに感情的になって怒ったり、威圧的な態度を取ったりして、建設的な議論をさせないタイプです。
自分の意見に異を唱える人がいると、途端に不機嫌になる人が多いです。
このようなリーダーは、多角的に物事を見ることができず、偏った考え方をしています。
また、周りも自分と同じ考えであると信じて疑いません。
5.メンバーの意見を引き出せない。
リーダーの役割はメンバーの意見を引き出すことですが、リーダーが中心となってカンファレンスや会議をしても、全然意見が出ない集団があります。
日頃の態度から、「あの人には何を言っても無駄だ」と思われているのです。
6.自分が最も忙しいということをアピールする。
誰よりも自分が一番忙しいと考えているタイプです。
自己中心的な人が多く、「自分が一番忙しいのだから、私は会議に遅れても仕方ない」などと考えています。
7.威圧することで自分の威厳を保とうとする。
尊敬されるところがないリーダーは、メンバーに対して威圧的な態度で接することで、意図的に恐れられる存在となり、自分の威厳を保とうとします。
わざと不機嫌な態度を取ったり、目を見て話を聞かなかったりします。
自分に自信のないタイプに多いです。
これが「尊敬されるリーダー」だ!
もともとの性格もあるかも知れませんが、意識的に行動することで誰でも「尊敬されるリーダー」になることが可能です。
1.「聞き上手」になることを意識する。
自分のことばかり話す人は「バカにされるリーダー」になってしまいやすいタイプです。
尊敬されるリーダーになりたければ、「話し上手」ではなく「聞き上手」になることを意識しましょう。
まずは、会話の分量を「自分:相手=3:7」を意識しましょう。特に早口の人は気を付けましょう。
2.「自分は脇役だ」と言い聞かせる。
飲み会などでも、自分に注目が集まらないと面白くないと感じる人は「バカにされるリーダー」になりやすいです。
どんな時でも常に「自分は脇役だ」と言い聞かせて、言動を選びましょう。
脇役にも「名脇役」と呼ばれる人がいます。
主役を上手に引き立てることのできる「名脇役」は、時に主役よりも尊敬され、息が長いものです。
3.メンバーに尊敬できる部分を見つける。
コミュニケーションは「鏡」です。相手に尊敬されたいなら、自分も相手を尊敬するのです。
新人であろうが、全てのメンバーに「尊敬できる部分」を見つけましょう。
その気持ちが、自ずと態度や表情に表れ、お互いに尊重し合う関係を築くことができます。
4.人の悪口・批判を言わない。
愚痴や悪口ばかり言っていると、「自分に自信がない人だ」「あの人はヒマだから人の悪い面ばかり目につくのだ」と思われます。
尊敬されたければ、自分のやるべきことだけを見つめ、人の悪口を言ったりしないことです。
5.感情をコントロールする訓練をする。
感情的になりやすい人はバカにされます。
日頃から自分の感情を客観視するように意識して、感情をコントロールする訓練をしましょう。
「今、私は腹が立っているな」「私はあの人に苦手意識を持っている」などと、ネガティブな感情でも、客観視することができると、言動を選ぶことができるようになります。
6.常に思いやりの心を持つ。
常に相手(メンバー)の立場に立って、思いやりを持った言動を心掛けましょう。
「こんな言い方をされたら嫌だな」「こんな態度をとられたら困るな」などと考えながら行動することで、相手に好意を抱かれる言動ができるようになります。
失敗したってやり直せる!
もし、今の職場でリーダーとしてうまく振る舞えなかったり、人間関係でトラブルが起きているような場合には、思い切って環境を変えて、やり直すというのもアリです。
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