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ナースフューチャーへようこそ。副看護師長のレイカです。看護師として、これまで16年働いてきました。あなたの看護師転職をお助けします!
看護師働き方診断

「給料が安い!」と嘆く前に、冷静に考えておきたい看護師のお金の問題

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「給料が安い!」と嘆く前に、冷静に考えておきたい看護師の“お金の問題”

 

看護師をしていると、
一度は

 

「看護師さんって、お給料いいんでしょ?」

 

と聞かれたことがあるのではないでしょうか?

 

 

看護師は、“高給”という
イメージが強い職業のひとつです。

 

 

 

世間では“高給”とされる看護師の給料、しかし満足していない看護師が多い現状

確かに、
労働者全体の年収と看護師の年収を比較すると、
看護師の年収は労働者全体の平均よりも高いことが明らかです。

 

 

 

厚労省のデータでも、
『女性の職種別平均年収ランキング』では、
全70職種中11位。

 

 

 

数字だけ見ると、
看護師の給料は決して安くないことがわかります。

 

 

 

実際、
フルタイムの看護師であれば、
生活に困窮するほど金銭面に困ることはないと思います。

 

 

 

しかし、
日本看護協会の看護師の給料に関する調査では、

 

「現在の給料に不満がある」

 

と回答した看護師は全体の69.8%にも上ります。

 

 

 

また、
離職を考えている看護師は全体の48.9%。

 

 

 

その理由の第1位は、
「賃金に不満がある」というものです。

 

 

 

 

これらのデータから読み取れることは何か?

 

 

 

それは、
多くの看護師が“給料が労働に見合った
対価だと納得していない”
ということ。

 

 

 

そして、給料に対する不満というのは、
“主観的な問題”であるということです。

 

 

 

 

周りからどんなに“高給”と言われようが、
本人が納得していなければ、
それは“安い”のです。

 

 

 

逆に、

 

「仕事も人生勉強!お金なんてどうでも良い!」

 

と思うのであれば、

 

それはそれで周りが
とやかく言う問題ではないということです。

 

 

 


 

 

 

“給料が安いこと”ではなく、“給料が安いと感じること”が問題である

数字だけ見れば決して安くはない
看護師の給料ですが、

 

半数以上が不満を感じている現状。

 

 

 

これは、“給料が安い”という不満が、
決して“お金”だけの問題ではないということを表しています。

 

 

 

“給料が安い”と感じているということは、
先述の通り、
“給料が労働に見合った対価だと納得していない”
ということ。

 

 

 

別の言い方をすると、
“自分が認められていないと感じている”ということで、
これは放置すべき問題ではないと思います。

 

 

 

“給料が安い”と感じれば、
仕事のモチベーションを維持することも難しくなるでしょう。

 

 

 

これは、
“自分自身の価値”にも影響する問題で、
“給料が安い”と思いながら仕事を続けることは、
長い目で見れば人生に関わる問題なのです。

 

 

 

様々な視点から考える“看護師の給料アップ術”

では、給料を上げるにはどうすれば良いのか?
現実的に考え得るいくつかの方法をご紹介します。

 

 

 

1.組織内でのキャリアアップ

これは、
昇格・昇給によって基本給を上げるということです。

 

 

 

もちろん、
一朝一夕に出来ることではありません。

 

 

 

職場によっては、
認定資格取得や学会発表することで
手当をもらえる場合もあります。

 

 

 

2.労使交渉

職場の労働組合の活動に参加し、
労使交渉によってベースアップを図る方法です。

 

 

 

これもやはり、
時間がかかる方法です。

 

 

 

3.残業

最も手っ取り早いのは、
残業手当をもらう方法です。

 

 

 

しかし、
最近は労務管理に力を入れている組織が多く、
過度な残業は歓迎されません。

 

 

 

体を壊すリスクもあります。

 

 

 

4.夜勤

これは看護師ならではの給料アップ術と言えるでしょう。

 

 

 

夜勤を増やしてもらい、
手当をもらう方法です。

 

 

 

しかし、
これも体を壊すリスクがあります。

 

 

 

また、
入院基本料の算定条件を満たしている病院であれば
夜勤時間には制限がありますので、
限度があるでしょう。

 

 

 

5.副業

休みの日に、
バイトをしてお金を稼ぐ方法です。

 

 

 

これもまた、
無理をすると体を壊すリスクがあります。

 

 

 

6.転職

思い切って、
もっと給料アップが見込める病院・施設に
転職する方法です。

 

 

 

ただ、失敗すると、
取り返しのつかない結果になりかねません。

 

 

 

このように考えてみると、
“給料アップ”というのはリスクを伴い、
意外と難しいことだということがわかります。

 

 

 

“キャリアアップ”か“労使交渉”しかない現実

更に、“残業”“夜勤”“副業”といった方法は、
手元に入るお金は増えるものの、

 

“労働に見合った対価だと納得していない”という
不満の根本は解決されません。

 

 

 

今の職場で基本給を上げる方法は、
“キャリアアップ”“労使交渉”しかないのです。

 

 

 

そもそもみんな、“給料の交渉”ってしてるの?

これだけ多くの看護師が不満を抱いている“給料”ですが、
では、そもそも入職時に“給料”について交渉したという看護師は
どのくらいいるのでしょうか?

 

 

 

実は、ほとんどいないのが現状です。

 

 

 

看護師に限らず、
全職業の約6割の人が入職時に
“年収交渉をしていない”というデータがあります。

 

 

 

これは、
日本人の気質にも関係しているのでしょう。

 

 

 

“給料の交渉”をしなかった理由については、
多くの人が

 

「言い出しづらい」

 

「図々しいと思われたくない」

 

「採用されなかったら困る」

 

と、“給料の交渉”を“ネガティブな話題”
捉えているようです。

 

 

 

自分の生活や人生に大きく関わる“お金”の問題なのに、
こんなにも多くの人がこれを話題にすることを躊躇しているのです。

 

 

 

その結果、
不満を抱きながら働くことになってしまうのです。

 

 

 

入職時点で給料のベースは決まってしまう!“給料の交渉”をプロに任せるという選択肢

実際に、
年収交渉した人・しなかった人を含め、
転職で給料アップに成功する人は全体の25%しかいません。

 

 

逆に給料が減ってしまう人は6割近くに上ります。

 

 

 

つまり、“転職”による給料アップも、
方法を誤ると失敗に終わるおそれがあるということです。

 

 

 

入職してからの給料アップが非常に困難であることは、
先述の通りです。

 

 

 

つまり、
入職時点で給料のベースは決まってしまうということ。

 

 

 

となると“給料の交渉”は、
やはり入職時にやっておくべき、
とても重要なことなのです。

 

 

 

とは言え、
非常にデリケートで言い出しづらい“お金”の話題。

 

 

 

そんな時には、
転職時に“給料の交渉”をプロにお願いするのも
ひとつの方法だと思います。

 

 

 

人材紹介会社のコンサルタントに、
この“給料の交渉”をお願いするということです。

 

 

「言い出しづらい」

 

というだけの理由で、
何年も給料に不満を抱きながら働くのはナンセンスです。

 

 

 

“給料の交渉”は、決して図々しいことでも、
うるさいことでも、恥ずかしいことでもありません。

 

 

 

“自分が納得した形で能力を発揮するために必要なことである”と、
認識を変えましょう。

 

 

 

“安い看護師”にならないために…“給料の交渉”の前にすべきこと

自分に自信のない看護師が陥りがちな失敗が、

 

「こんな高い年収を提示したら、どこも雇ってくれないだろう…」

 

と自分を安く見積もってしまうこと。

 

 

 

その結果、
常に給料に不満を抱くことになるのです。

 

 

 

何度も述べますが、
入職してからの給料アップは非常に困難です。

 

 

 

転職時の“給料の交渉”の前にすべきことは以下の通りです。

 

 

 

  • 1.自分の価値を客観的に評価する

自分のスキルや経験年数、
学歴・職歴や研究・学会発表の成果などを書き出し、

 

自分と同じくらいのスペックの看護師の平均年収がどれくらいなのか、
相場を知っておきましょう。

 

 

 

  • 2.希望年収を明確にする

相場を知った上で自分の希望年収を決め、
コンサルタントに伝えます。

 

 

 

自分で決めかねる時は、
コンサルタントと相談して妥当なラインを決めておきましょう。

 

 

 

もし、
自分の希望年収が相場とかけ離れているなどして難しい場合は、

 

その額に到達するにはどのようなスキルや経験が必要なのか、
何年かかるのか、きちんと確認しておきましょう。

 

 

 

お金の問題をクリアにすることで、
初めて納得した形で働くことができるのです。

 

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