本サイトには広告が含まれています
ナースフューチャーへようこそ。副看護師長のレイカです。看護師として、これまで16年働いてきました。あなたの看護師転職をお助けします!
看護師働き方診断

看護師業界に根強く残る「お礼奉公」(返済免除の奨学金の支給)|実は違法?お礼奉公中は絶対に退職できないの?

このエントリーをはてなブックマークに追加   

「お礼奉公」とは?

「お礼奉公」とは、看護学校などの学費を肩代わりしてくれた病院で一定期間働くと、返済が免除されるシステムです。

 

 

経済的な理由などで、看護師になりたいけれど学費を工面できない場合に、このシステムを利用するケースが多いです。

 

 

准看護師の場合は、病院で看護助手として働きながら、夜間の学校に通うケースもあります。

 

 

「学費」としてではなく、「奨学金」としてお金が支給される場合もあります。

 

 

学費・奨学金ともに、相場は月3万円程度です。3年間で108万円となる計算です。

 

 

奉公期間も3年というところが多いです。決められた病院で3年間勤務すると、この108万円の返済が免除されます。

 

 

3年以内に退職してしまったり、決められた病院に就職しなかったりした場合は「一括返済」というルールの病院が多いです。

 

 

昔は、他の職業でも「お礼奉公」のシステムが見られましたが、今でもこの制度が残っているのは看護師業界だけのようです。

 

 


 

 

「お礼奉公」にはどんなメリットがあるのか?

何故、看護師業界に「お礼奉公」が根強く残っているのかというと、双方にそれなりのメリットがあるからなのです。

 

 

かく言う私も、「お礼奉公」の恩恵に預かった一人です。

 

 

学生時代、月3万円の奨学金を受け、その病院で3年間(実際は7年勤務しました)勤務することを約束しました。

 

 

私の出身校は私大病院附属の看護学校ですが、当時(約20年前)は、どの看護学校でもこのシステムが採用されていました。

 

 

私の同級生も9割以上が奨学金を受けていました。

 

 

裕福な家庭の子でも、「月3万円もらえるなら…」と、奨学金を申し込む学生は多かったです。

 

 

「お礼奉公」のメリットを挙げてみましょう

 

学生側のメリット

  • 金銭的な負担が軽減される。家庭の事情で学費の支払いが難しい場合でも、進学が叶う。
  • 就職先が決まっている。
  • 一定期間働くことで返済が免除される。

 

病院側のメリット

  • 人員確保に繋がる。

 

 

学生側にとって最も不安な、「就職先」や「学費」の問題。

 

 

そして、病院側にとって深刻な「人員確保」の問題。

 

 

「お礼奉公」は、これらの問題を同時に解決できる方法として、今でも根強く残っているのです。

 

 

こんな時はどうなるの?「お礼奉公」にまつわる素朴な疑問

 

1.国家試験に落ちたらどうなるの?

国家試験に落ちると、「看護師」として働くことができません。

 

 

多くの病院では、国家試験に落ちたら「看護助手」として病院で採用し、次年度の国家試験まで“浪人”させています。

 

 

その間は、学校でも試験対策などの面倒を見ます。次年度の国家試験に合格したら、そこから3年をカウントします。

 

 

また、看護師国家試験を受ける際に、“滑り止め”として准看護師の試験も受験させるケースもあります。

 

 

2.途中で退職したらどうなるの?

契約上は「全額一括返済」としているところが多いのですが、実際は働いた分だけ減額してくれるケースや、分割払いでもOKとしてくれるケースもあるようです。

 

 

もちろん、契約通りに「全額一括返済」を求めてくる病院もあります。

 

 

「お礼奉公」は、実は違法?

近年、この「お礼奉公」のシステムについて、違法だと指摘する声が挙がっています。実際に、多くの弁護士は「違法性がある」という見解を述べています。

 

 

その根拠は以下の通りです。

 

 

  • 1.憲法第22条「職業選択の自由」が保証されていない

「お礼奉公」では、学費・奨学金を出してくれた病院で働くことを“強制”しているという解釈ができるため、違憲であるという見方です。

 

 

  • 2.労働基準法第16条「労働契約の不履行に対する違約金を定めてはいけない」「損害賠償額の予定を決める内容の契約をしてはいけない」に抵触する

退職した場合、就職しなかった場合に奨学金の一括返済を求めており、これが上記の法律に違反しているという解釈です。

 

 

返済を肩代わりしてくれる病院がある!?

「お礼奉公」は、学生時代には“恩恵”しかありません。毎月お金はもらえるし、就職活動もしなくて良いのですから、こんなにラッキーなことはありません。

 

 

問題は、就職してから。つまり“奉公”期間に入ってからです。

 

 

「3年働くつもりで就職したが、人間関係が悪くて辞めたい。でも、一括返済するほどの貯金はないから、辞められない」

 

 

「2年目で妊娠してしまった。夜勤のない病院に転職したいが、辞められない」

 

 

「いずれは都心のもっと大きな病院に就職したい。でも、3年間働いてからだと、年齢制限に引っかかってしまう」

 

 

など、学生時代には恩恵しかもたらさなかった「お礼奉公」が、就職してから“足かせ”となってしまうケースも多いのです。

 

 

こんな時に知っておきたいのが、奨学金の返済を肩代わりしてくれる病院があるということです。

 

 

つまり、3年間の奉公期間中に退職した場合、本人が全額を一括返済するところを、就職先の病院が肩代わりしてくれるのです。

 

 

これなら、就職先の選択肢も大幅に広がりますし、人間関係が辛いのに無理に続ける必要もありません。

 

 

奨学金の返済を肩代わりしてくれる病院を探すには、看護師転職サイトへの登録が便利です。

 

 

金銭面を含めた交渉は、自分では言い出しづらいことも多いですが、看護師転職サイトなら、専任コンサルタントが代わりに交渉に当たってくれます。

 

 

「奉公中だけど、退職したい」という方は、是非一度、相談してみてください。

 

 

相談は無料です。もちろん、職場に知られることはありません。

 

看護roo

看護rooの特徴

様々な条件の求人を見つけることができる転職サイトです。

数ある転職サイトの中でも特に求人数が多く「年収高め、残業少なめ、年間休日多め」といった好条件の求人もあります!

自分好みの求人をお探しの方はまず登録しておくべき転職サイトです。

価格 無料
評価 評価5
備考 対象地域:全国
このエントリーをはてなブックマークに追加   

看護師の気になるニュースに戻る