無視する先輩看護師との接し方|職場いじめ(イジメ)嫌がらせ対処法
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いじめ(イジメ)は「いじめる側」が100%悪い!
社会人になってまで「いじめ」に悩まされる人がいるなんて、子供の頃には考えもしなかったのではないでしょうか。
しかし、子供のいじめも大人のいじめも本質的には同じです。
いじめ(イジメ)というのは「違法行為」です。
「いじめられる側にも問題がある」という理論は成立しません。
いじめる側は「加害者」。加害者がいなければ被害者は出ないのです。
それでも、いじめに遭いながら我慢を続けてしまう人は多いものです。
「いじめに遭うなんて情けない」
「仕返しが怖くて相談できない」
「いじめに遭っているなんて恥ずかしい」
などと考え、誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまう人はたくさんいます。
人は変えられない!まずは自分が変わろう
「この人さえいなければ」と思う方も多いと思います。
しかし、だからと言って、上司に「○○さんを異動させてください」と言っても、そんなことが通用しないことは目に見えています。
相手の心を入れ替えることもできません。
そう、人を変えることはできないのです。
だったら、自分が変わりましょう!
自分の心も持ち方や態度は自分次第でいくらでも変えられます。
「いじめ(イジメ)」と一口に言っても、その内容は様々です。
中でも今回は、「最も悪質ないじめ」と言われる「無視」をされた時の対処法について考えていきます。
無視された時の対処法
いじめ(イジメ)の中で最も最低と言われるのが「無視」です。
無視とは、相手の存在を認めないということです。
コミュニケーションが重要な看護師の仕事をする上で「無視」という卑劣な嫌がらせをする人は、そもそも看護師としてのプロ意識に欠ける人です。
特定の1名から無視される場合と、その人に同調するように複数名から無視される場合があると思います。
1.必要なことだけは目を見てしっかりと伝える。返事がなければ念押しをする。
看護師の仕事はコミュニケーションが非常に重要です。
いくら苦手な相手でも、同じ職場にいる以上、コミュニケーションが必要な機会は必ずあります。
こちらから話しかけるのは気が進まないかも知れませんが、業務上必要なコミュニケーションはしっかりと取りましょう。
聞こえないふりなどをされないよう、何かを伝える時はハッキリと話しかけましょう。
「今、よろしいですか?」と前置きするのも効果的です。
その際、必ず目を見ることです。
視線をそらされても負けじと目を見つめて話しかけましょう。そうすれば、相手も返答せざるを得なくなります。
相手が返事をしなかったり、聞き取れるか取れないかくらいの小さい声の時は「よろしいですか?」と、大きな声で念押ししましょう。
2.第三者のいる前で話しかける。
必要なことを伝える時は、第三者の前で話しかけるのも良いでしょう。
但し、同調してしまうスタッフの前ではあまり意味がないので、あなたと普通に接してくれる上司や先輩、または医師の前で話しかけるのが良いでしょう。
第三者がいる前で、露骨に無視をするのは「バツが悪い」と感じるはずです。
3.絶対に媚びない。
無視する人の中には、相手が歩み寄ってくれるのを待っている人がいます。
主に、自分に自信がない人やプライドの高い人に多いです。
人を陥れることで自分が優位に立とうとしているのです。
このようなタイプの人にヘコヘコ媚びへつらってはいけません。
人を無視するような人間に媚びる必要はありません。
昼休みなどに二人きりになっても、「嫌いな人に話しかけられなくてラッキー」と思うようにしましょう。
ちなみにこのタイプの人は、あなたと二人きりになることをあなた以上に恐れています。
試しに沈黙を続けながら二人きりの時間を過ごしてみましょう。
相手の方が先に逃げるはずです。
4.相手にしない。自分のやるべきことに集中し、スルーする。
無視する人の中には、「自分に無視されることで困っている姿を見たい」と思っている人もいます。
そうすることで、自分の存在意義を確認したいのです。
無視されているということに気づかないふりをしてみましょう。
「あなたなんかに無視されても、私は痛くも痒くもないわよ!」という態度で接します。
相手の顔色をうかがったりせず、自分のやるべきことに集中しましょう。
必要な時は、怯えたり構えたりせず、他の人と同じように話しかけましょう。
「あなたなんか眼中にないから、無視されていることにすら気付かなかったわ」と言わんばかりの態度で接してみましょう。
5.仕事以外に趣味などを見つける。
無視する方が悪いのは当然のことですが、とは言え職場の人に無視されるというのはストレスを感じると思います。
仕事中心の生活をしていると、職場でのストレスが「人生のストレス」になってしまいます。
そのため、仕事以外に夢中になれるものを見つけると良いでしょう。
趣味でなくても、友人と食事に行くだけでも気分転換になります。
できれば、他の職場や職業の友人と接点を多く持ちましょう。
そうすることで、「仕事をしている自分は、生活の一部でしかない」と思えるようになり、職場で受けるストレスが緩和されます。
6.業務上必要なコミュニケーションにも支障を来すなら、具体的な場面を記録に残し、上司に相談する。
業務上必要なコミュニケーションにも支障を来すようであれば、上司に報告する必要があります。
ただ単に「無視されている」と伝えても、感情的な訴えだと思われてしまうので、より具体的な場面を記録に残しておきましょう。
最も理想は、ICレコーダーや録画などで記録を残すことですが、現実的には難しいと思います。
そのため、ノートなどに日付・時間とともに具体的な会話の内容を記載して記録として残しておきましょう。
それをもとに上司に相談すれば、深刻さが伝わり、上司も手を打たなければならなくなります。
逃げることは「負け」ではない!迷わず転職を考えよう
今の職場に居続けることが苦痛であれば、無理して続ける必要はありません。
職場でいじめ(イジメ)に遭って、それが原因で退職・転職することは、決して負けることではありません。
そもそも、いじめ(イジメ)が起きる職場というのは、「職場」に問題があるのです。
「いじめられる側」には何の落ち度もありません。
その職場にいる限り、どこかでいじめが発生する可能性があるのです。
社会人になって「いじめ(イジメ)」を我慢するメリットは何もありません。
今の職場が辛いと思ったら、迷わず転職を考えましょう。
逃げるのではなく、そんな職場に自分から「三行半」を突き付けてやるのです。
まずは、看護師転職サイトに相談しましょう。
今すぐの転職を考えていなくても、転職を迷っている段階でも、相談に乗ってもらえます。
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