シングルマザー看護師、母子家庭看護師が働きやすい職場は?理解ある職場に出会う方法

看護師は「食いっぱぐれない」とは言うものの…
看護師は、特に女性の職業の中でも「一生食べるのに困らない」「手に職」と言われ、安定している職業と思われています。
実際、求人数も多く、就職先に困ることは少ないです。
そのせいか、女性看護師の中にはシングルマザー(母子家庭)が比較的多いのも事実です。
また、離婚してシングルマザーになるにあたって、30代・40代になってから看護師免許取得を目指す人もいるほどです。
しかし、シングルマザーに限らず、育児をしながら看護師の仕事を続けることは楽なことではありません。
職場選びを間違ってしまうと、自分も苦しく、子供にも寂しい思いをさせてしまうことになります。
今回は、そのような失敗を冒さないために、シングルマザーにとって働きやすい職場の選び方と、陥りやすい落とし穴について解説していきます。
シングルマザー看護師、母子家庭看護師が決めておかなければならないこと
シングルマザー看護師、母子家庭看護師が働くにあたって、まずは以下のことを決めておきましょう。
- 親のサポートを得るor得ない
- 夜勤をするorしない
- 土日は働くor休む
これらの条件は、最低限決めてから職場探しに臨みましょう。
実は働きにくい!一見働きやすそうな職場の落とし穴
アットホームな個人クリニックなど、一見働きやすそうに見えて実際はシングルマザーに向いていない職場もあります。
まずは、そのような「落とし穴」にはまらないように注意が必要です。
以下のような職場や雇用条件には、特に注意しましょう。
1.小規模な個人クリニック
個人クリニックは、傍から見ると繁忙度がさほど高くなく、定時で帰れるように見えます。身体的負担も少ないように見えます。
しかし、スタッフ数が少ないクリニックの場合は、子供の発熱などの急な休みに対応できないことが多く、シングルマザーには不向きと言えます。
親のサポートが得られる場合や、個人クリニックでもスタッフ数が多い場合は、選択肢に加えても良いでしょう。
2.日勤のみ常勤(夜勤免除)
最近、常勤でも夜勤を免除してもらえる働き方が出てきています。
「夜勤はないけれど常勤なのでボーナスなどはもらえる」という、育児中の看護師には嬉しい制度です。
しかし、職場によっては残業が多い場合もあります。
また、常勤のため、委員会活動などへの参加もあります。部署会議や勉強会などで休日出勤が当たり前の職場もあります。
入職時は夜勤を免除されていても、親が同居の場合などは子供が2〜3歳くらいになると夜勤を打診されるケースもあります。
特に人手不足の職場では注意が必要です。
3.介護施設
介護施設は医療処置が少なく、繁忙度が低いイメージがあるかも知れませんが、施設によっては大量のサマリー作成などがあり、看護師の長時間残業が常態化している職場もあります。
また、看護師が1名しかいない施設は、入居者に急変などがあると、その処置を終えるまで自分が帰るわけにはいきません。急な休みにも対応できない場合があります。
4.夜勤専従
親のサポートを受けているシングルマザーの中には、夜勤専従という働き方を選ぶ人もいます。
夜勤専従の場合、給料が高くなること、昼間の時間を子供と過ごせること、学校などの行事に参加できることなどのメリットがあります。
しかし、夜勤専従と言っても、昼間の会議に出席しなければならないこともあります。
また、体調を崩しやすいので、その点も注意が必要です。
シングルマザー看護師、母子家庭看護師が働きやすい職場はズバリこれ!
1.大規模病院の外来・手術室・検査室
外来・手術室・検査室は、夜勤がないことが多く、育児中の看護師にも働きやすいです。
また、病院の規模が大きければ、子供の体調不良などで突然の休みを申し出ても対応してもらえます。
※但し、手術室・検査室勤務でも夜勤がある病院もあるので、注意しましょう。
2.多様な働き方が認められている病院
時短勤務や夜勤免除など、様々な働き方が認められている病院もシングルマザーに向いています。
子供が小さいうちは夜勤を免除してもらい、逆に高校生・大学生になったら学費がかかるので夜勤を増やしてもらうなど、子供の成長に合わせた働き方をすることができます。
小規模な病院・クリニックより、大学病院などの方が制度は整っていることが多いです。
3.夜間保育のある病院
看護師の給料は、やはり夜勤をした方が高くなります。
シングルマザーであれば、家賃・生活費・子供の教育にかかる費用など、全てを自分一人で稼がねばならず、夜勤をしたいと考える方も多いでしょう。
そのような方に向いているのは、夜間保育のある病院です。
親のサポートを得られないが夜勤をやりたい方にはおすすめです。
4.育児中の看護師の割合が多い病院
シングルマザーに限らず、育児を経験している看護師の多い病院は、シングルマザーへの理解も得られやすいです。
特に、管理者が育児を経験していると、シングルマザーも働きやすいことが多いです。
5.人間関係が良好な病院
一人で育児をしていると、子供の体調や学校の行事等で休みをもらうことも多いでしょう。
また、長時間の残業ができなかったり、夜勤を免除してもらったりすると、職場によっては肩身の狭い思いをすることもあります。
人間関係が良好な職場は「お互い様」という雰囲気があり、必要以上に肩身の狭い思いをしなくて済みます。
6.勉強会・会議などが勤務時間内に行われる病院
病院によっては、部署会議や委員会、勉強会などを勤務時間外に行うことがあります。
表面上は残業がない職場でも、会議や勉強会による休日出勤や残業が常態化しているケースがあり、注意が必要です。
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