30代・40代のシングルマザーで看護師になりたい！看護師免許取得は可能？正看護師と准看護師は何が違う？学費どうする？
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看護師を目指すシングルマザーはとっても多い
看護師は、高校を卒業してストレートに専門学校を卒業する最短ルートを通ると、21歳でなることができます。
しかし、近年30代・40代から看護師免許の取得を目指す人が増えています。
中でも増えているのが、シングルマザーです。
母子家庭の世帯収入は、平均220万円台と言われています。
看護師は、女性の職業の中では収入が比較的高く、経済的な安定を求めて看護師になろうと考えるシングルマザーが増えているのです。
子供が高校生・大学生と大きくなるにつれて学費がかかるようになり、40代で看護師を目指す方も少なくありません。
しかし、看護師になるというのは、そんなに生易しいものではありません。
当然、学費もかかります。
それでも看護師を目指したい！という方へ、今回は、30代・40代のシングルマザーが看護師を目指す際のポイントを現実的・具体的にお話していきます。
看護師になりたいシングルマザーの知りたいことを一気に解説
正看護師と准看護師はどう違う？どちらの資格を取るべき？
まずは、「正看護師」と「准看護師」の違いから説明していきます。
現在、日本では「看護師」といった場合には「正看護師」を指します。
「看護師免許」とは、「正看護師」の免許のことです。
いくつかの視点から、比較していきましょう。
資格の違い
「正看護師」は国家資格です。（正式には「看護師」。「正看護師」という資格はありません）
国家試験の受験資格を得るには、3年制（看護専門学校・看護短大）、もしくは4年制（看護大学）の養成学校の卒業・卒業見込みが必要です。
看護師国家試験は年に一度行われ、それに合格すると看護師免許を取得できます。
看護師免許は更新の必要はなく、一度免許を取得すれば、取り消し処分にならない限り一生看護師免許を保有できます。
「准看護師」は、都道府県知事認定の資格であり、国家資格ではありません。
最短2年で学校を卒業できます。養成学校卒業、もしくは卒業見込みで都道府県により行われる試験を受験し、合格すると准看護師免許を取得できます。
業務内容の違い
業務内容の違いとしては、保健師助産師看護師法という法律に明記されています。
正看護師は「寮養上の世話、または診療の介助を行う」としているのに対し、准看護師は「医師、歯科医師、看護師の指示を受けて、寮養上の世話、または診療の介助を行う」とされています。
要するに、正看護師は自分の判断で動いて良いのに対し、准看護師は指示を受けて動くということになります。
ただ、患者サイドから見ると、正看護師と准看護師の違いは分かりにくいです。
一見同じような業務をしているように見えるでしょう。
待遇の違い
給与は正看護師の方が高いです。また、出世したいなら正看護師であることは最低条件となります。
求人の違い
正看護師の求人の方が明らかに多いです。
都内の大学病院などでは、准看護師の採用はないところがほとんどです。
一般に「看護師」と書いてあるのは「正看護師」の求人です。
そのため、准看護師だと働く場所は限られてしまいます。
まとめ
以上の比較から、可能であれば「正看護師」の免許取得を目指すことをお勧めします。
また、准看護師はその制度自体の廃止が議論されています。
今すぐになくなってしまうことはないでしょうが、将来性を考えると、正看護師の方が安定しています。
しかし、経済的な理由や学力によって、いきなり正看護師を目指すことが難しい方は、准看護師の資格取得後に働きながら正看護師を目指すという方法もあります。
看護学校の学費はいくらかかる？
シングルマザーが看護師を目指すにあたって、最も気になるのは学費のことではないでしょうか？
看護学校の学費は、ピンキリです。
年間授業料は、30万〜100万円が相場です。
当然ながら、学費が安い学校は競争率が高いため、偏差値が高いです。
また、看護学校は授業料の他にも以下の諸経費がかかります。
- ユニフォーム代（実習用の白衣）：約3万円（入学年度のみ）
- 教科書代：年間約10万円
看護学校の授業で使用する医学書や看護学書は、通常の書籍と比べて価格が高いので、教科書代だけでもかなりの額になります。
シングルマザーの強い味方！学費を補助してもらえる様々な制度
看護学校の学費は決して安くありませんが、学費をサポートする様々な制度があります。
これらの中には、返済が必要なものもありますが、免許を取得して看護師として働き始めれば、さほど負担のない返済額になります。
主なものを以下にご紹介します。参考にしてください。
- 日本学生支援機構
- 日本政策金融公庫
- 高等職業訓練促進給付金等事業
- 看護師等修学資金貸与事業
- 職業訓練受講給付金
- 病院からの奨学金
※制度は変更となることがあります。
また、看護学校のカリキュラムはかなりハードです。
実習期間中などはアルバイトもできない状態になるので、ある程度の貯蓄は必要です。
看護学校入学に必要な学力は？
高校卒業程度の学力が必要です。
看護学校は、専門学校といえども、入学試験は大学並みのレベルの学校も珍しくありません。
そのため、本気で入学を考えるのであれば、受験勉強が必要となります。
入試科目は学校によって異なります。
国語・英語・数学という学校が多く、化学or生物が含まれる学校もあります。
また、多くの学校で小論文が出されています。
面接はほとんどの学校で行われます。
看護学校受験対策の予備校もありますので、気になる方は予備校で開催される模擬試験を受験してみましょう。
30代・40代でも就職できるの？看護師転職サイトが強い味方になってくれます！
看護師の求人は非常に多く、看護師免許を取得すれば、必ずと言っていいほど就職は可能です。
しかし、一部の大学病院などは年齢制限を設けていることもあり、選択肢が多いとは言い切れません。
そんな方の心強い味方になってくれるのが、看護師転職サイトです。
看護師転職サイトは、現役の看護師だけでなく、これから看護師を目指す方の相談にも応じてくれます。
学費のサポート制度など、様々な情報を提供してくれますので、是非活用してみてください。
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