看護師の正しいストレス対処法!ストレスに負けない看護師になる!
ツイート看護師にはストレスがいっぱい
どんな職業にもストレスはつきものですが、中でも看護師はストレスが多い職業とされます。
看護師が抱えるストレスを大別すると、以下のようになります。
- 仕事そのもののストレス
緊張感を強いられる業務や責任の重い業務が多い看護師は、仕事そのものにストレスを感じます。
- 職場の人間関係のストレス
看護師の職場は女性比率が高いことなどから、人間関係が複雑になりがちです。
- 患者との関係に対するストレス
患者との関わりの中でストレスに感じる出来事もあります。
- 身体的なストレス
長時間労働や肉体を酷使する労働環境、夜勤など、身体的な負担が大きいこともストレスになります。
「ストレス」は、必ずしも悪ではない!自分のストレスを正しく認識しよう
仕事で抱えるストレスを「負担」と感じる方もいれば、「これを乗り越えれば、自分は成長できる」と、前向きに捉える人もいます。
ストレスが皆無の状態というのはなく、程よいストレスは、人間的に成長するために必要不可欠なものでもあります。
しかし、「程よいストレス」の程度には個人差があります。
感じ方やキャパシティは人それぞれなので、「周りは皆我慢しているから、自分も我慢しよう」などと無理を続けるのは良くありません。
自分のストレスや健康状態について正しく認識できるようになることが、ストレスに負けない看護師になるための第一歩です。
こんな症状はありませんか?ストレスによる心身の反応
ストレスによる反応には、「心理的反応」「身体的反応」「行動的反応」の3種類があります。
- 心理的反応
気分の落ち込み(抑うつ)、興味・関心の低下、イライラする、意欲低下、集中力低下
- 身体的反応
不眠、易疲労感、頭痛、肩こり、めまい、動悸、食欲低下、便秘、下痢
- 行動的反応
飲酒量・喫煙量増加、欠勤・遅刻が増える、仕事上のミスが増える
これらの反応は単独で現れることは少なく、複数の反応が連鎖的に起こります。
例えば、「集中力低下」によって「仕事上のミスが増える」や、「不眠」によって「欠勤・遅刻が増える」などです。
周囲からは「やる気がない」などと見られてしまうこともあり、それがストレスを更に大きくします。
また、これらの反応が一時的に見られることはよくあることです。
問題となるのは、これらの反応(症状)が長期間続く場合や、悪化する場合です。
このような場合は、過剰なストレス状態に陥っていると考えた方が良いでしょう。
これが看護師の正しいストレス対処法
1.一人で抱え込まない
ちょっとしたことでも、仲の良い同期や友人、家族などに話してみましょう。
話すことで頭の中が整理され、解決の糸口が見えることがあります。
また、自分では深刻に受け止めていたことも、友人や家族に話すことで「笑い話」に変わることもあります。
カウンセラーなどのプロでなくても、聞いてもらうだけで楽になることは多いものです。
2.7時間睡眠を心掛ける
長時間勤務や勉強などで睡眠時間を削りがちな看護師ですが、睡眠不足は生産性が悪くなるだけ。また、睡眠不足はミスを誘発することもあります。
しっかりと休息を取ることを心掛けましょう。
また、夜勤などの不規則な勤務で睡眠の質が下がりがちな看護師は、睡眠の質を高めることも必要です。
寝具をちょっと良いものにしたり、程よい間接照明器具を購入するのも良いでしょう。
一人暮らしの方は、テレビをつけっぱなしで寝ると睡眠の質が下がりますので、注意しましょう。
3.朝食を抜かない
「朝食を食べるなら寝ていたい」「面倒くさい」「お腹が空いていない」などの理由で朝食を抜く人がいますが、朝食を抜くことは身体的なストレスとなります。
今、朝食を食べる習慣のない人は、まずはヨーグルトなどでも良いので、何かを口に入れる習慣をつけましょう。
自宅で準備するのが面倒な方や、「寝起きは胃が受け付けない」という方は、コンビニなどで買って、職場に着いてから食べるようにすると良いでしょう。
4.仕事以外のことにもお金と時間を使う
特に新人時代は、仕事中心の生活になりがちです。
休みの日も勉強に費やしたり、「疲れを取るため」と言って一日中寝て過ごしてしまう方もいます。
ストレスに負けないためには、気晴らしや娯楽も必要です。
趣味があれば、それにも時間とお金を費やしましょう。
特に趣味がない人でも、時々ショッピングに出かけたり、友人と食事に行くなどして、「贅沢な時間」を楽しみましょう。
5.呼吸を落ち着かせる方法を身に付ける
仕事中にストレスを感じたり、パニック状態に陥りそうになった時は、「呼吸を落ち着かせる」ということを意識しましょう。
意識的に深呼吸をするのでも良いですし、人目が気になる場合は職員用のトイレなど隔離された空間にこもるのも効果的です。
一旦、自分と外の世界を切り離すことをイメージしてみてください。
呼吸が整うと、自然と気持ちも落ち着きます。
ストレスの原因が明らかな場合は、それを取り除く努力も必要
ストレスの原因が、人間関係や労働環境にある場合は、転職を視野に入れて考えてみましょう。
看護師転職サイトなら、ヒアリング力に優れたコンサルタントが親身になって相談に乗ってくれ、それぞれに合った職場を探してくれます。
今すぐの転職を考えていなくても相談に応じてくれますので、今の職場に疑問を感じたら、まずは看護師転職サイトに相談してみましょう。