看護師が転職に失敗しやすい時期がある!押さえておきたい「転職に不向きな時期」
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転職で失敗する看護師は多い
終身雇用が当たり前だった昔は、転職というのは人生の一大事でした。
それゆえに、転職には慎重な人が多かったのです。
しかし近年、転職は非常に身近なものになりました。
多くの人が転職を経験し、ひとつの職場しか経験しない人の方が少数派になっています。
世間の「転職」に対するイメージも、ずいぶん変わりました。
昔は、転職にはダークイメージが強かったのですが、今はポジティブに捉えられるようになっています。
転職をサポートする人材会社なども増え、気軽に転職できる時代になりました。
看護師業界も例外ではなく、看護師の転職をサポートする会社は数えきれないほどあります。
しかし、転職が気軽にできるようになったことで、意味のない転職をする人や、転職で後悔する人が増えたのも事実です。
後悔のないようにするための、看護師の転職サポート会社はこちらが一番おすすめです。
転職はクーリングオフできない!職歴は一生モノ
転職というのは、仕事人生においては重大なことです。
というのも、「転職」は取り返しがつかないからです。
「やっぱり前の職場の方が良かった」と後悔しても、もう戻ることはできません。
そして、例え1日で退職したとしても、その職場に勤務したという事実は「職歴」として一生自分に残ります。
クーリングオフはできません。
また、「入るのは簡単なのに、辞めるのが難しい」という職場も多いです。
転職先を選ぶ際は、様々な条件を照らし合わせ、自分にとってより良い職場を選ぶ必要があります。
その作業は、かなりの集中力・判断力を必要とします。
転職に失敗する人の共通点
転職には、成功する人と失敗する人がいますが、これはただの運ではありません。
転職で失敗する人には、以下のような共通点があります。
1.正常な判断ができない時に転職してしまう。
仕事で嫌なことがあった時や、プライベートで大きな出来事(恋人ができた・別れた、身近な人を亡くした)があった時は、冷静な判断ができない状態になっていることが多いです。
精神的に安定している時なら、様々な条件を冷静に比較して検討することができますが、精神面が不安定な時は、「転職先を決めること」が目的となってしまい、熟慮せずに決めてしまうことがあります。
2.転職を「逃げ道」と考えている。
職場で嫌なことがあった、苦手な人がいる、指導についていけない(新人の場合)…など、今の職場から逃れるために転職を考えている人です。
転職を「逃げ道」としている人は、どのような問題に対しても「転職」が唯一の解決法になってしまい、年数を重ねても問題解決する思考が育ちません。
新しい職場に移ってもすぐに新たな問題に直面し、転職を繰り返すようになってしまいます。
3.転職を「ゴール」と考えている。
転職活動のゴールが「転職」になっている人です。
転職後のことを具体的に考えられていないため、「こんなはずじゃなかった」と後悔することが多くなります。
公務員や一流企業などへの転職を目指す人が陥りがちな失敗です。
看護師が転職に失敗しやすい時期
「転職に失敗する人の共通点」のうち、看護師には「正常な判断ができない時期」というのがいくつか存在します。
つまり、この時期の転職は慎重になった方が良いということです。
看護師が正常な判断ができない時期、つまり、看護師の転職に不向きな時期を解説していきます。
1.たくさんの仕事を抱えている時
委員会や係業務で、たくさんの仕事を抱えていると、「全てリセットして、新しい職場で働きたい!」と思うものです。
しかし、新しい職場に行っても、いずれ委員会・係等の業務はついて回るもの。
それなら、今の職場で、委員会や係業務を効率よくこなす技を身に付けてから、転職に踏み切りましょう。
2.大変な患者を受け持っている時
重症患者や難しい疾患の患者、関わりが難しいパーソナリティの患者を受け持っていると、精神的にも身体的にも疲弊します。
そんな時、「新しい職場に行って、この患者から解放されたい」と思うこともあるでしょう。
しかし、大変な患者を受け持っている時は、その患者から逃れたい余り、条件をきちんと確認せずに軽率な転職をしてしまいがちです。
3.初めてのプリセプターをやっている時
新人指導は看護師が負担と感じる業務のひとつですが、特に初めてプリセプターをやっている時は、自分の方が精神的に追い詰められてしまうことも多々あります。
何事も、初めての時はうまくいかないことや負担に感じることが多いものです。
初めてのことに取り組んでいる時は、些細なことでもストレスに感じてしまうため、転職先を探すには不向きな時期です。
4.リーダー研修・指導者研修を受講する年
看護師の卒後教育は様々ですが、どの病院でも比較的負担の大きい研修とされるのが、リーダー研修と指導者研修です。
これらの研修は、事前課題・事後課題があり、長いスパンで取り組む必要があります。
日常業務に加えて研修を受講したりレポートを作成したりするこの時期は、心身共に負担が大きく、ストレスを感じやすい時期です。
「逃れられるなら…」と安易に転職をすると、甘言に乗せられやすく、危険な時期です。
5.1年目と3年目
1年目での転職は、かなり慎重になった方が良いでしょう。
周囲にも転職経験者がいないため、相談できる相手がおらず、自分の勘を頼りに転職活動することになってしまいます。
まだ、職場を見る目も肥えていないので、仮に今の職場に問題があったとしても、同じような失敗を繰り返してしまう可能性があります。
また、3年目はひとつの「節目」と考えられている時期で、初めての転職を経験する看護師が多い年です。
今後のビジョンが定まっていないのに、周囲に流されて転職すると、「転職しなければ良かった」と後悔することもあります。
周囲はどうあれ、自分がどうしたいのか?という答えが出てからにしましょう。
「冷静な判断」は看護師転職サイトに任せてみるのもひとつの方法
様々な条件を照らし合わせて、自分に合った職場を見つけるのが転職で成功する秘訣ですが、仕事で様々なストレスを抱えながら「冷静な判断」をするのは難しいかもしれません。
そのような場合は、看護師転職サイトに相談するのが賢いやり方です。
看護師転職サイトは、ヒアリング力の優れたコンサルタントが親身に話を聞いてくれ、希望に沿った職場を探してくれます。
転職経験がなくても、安心して転職活動をすることができます。
失敗しない転職をするためには、看護師転職サイトを賢く活用しましょう。